大人の女子パリ珍道中の続きです♪
そんなわけでトリノからTGVで到着したパリ・リヨン駅から、タクシーでお宿に向かいました。
今回は、パリのエアビー初体験!
エアビー自体はブリュッセルに続き2回目ですが、さてどんな感じでしょう…。
エアビー宿泊の最初の問題といえば、住所だけで到達しなければならないこと。フランス人タクシー運転手さんに伝わるかどうか。でも、久々の生フランス語にちょっとワクワクです。
生活感満載!マレ地区郊外のアパルトマン・エアビー
フランス語ペラペラのピンキー(夫)に「○○に行きたい」をWhatsAppに送ってもらって(この後なんどもピンキー会話辞書使用)試してみたら、通じた❤️。なーんて、そんなことにもキャッキャできる自分がいたことに驚きつつ(キャッキャするなんて、久々〜若返る〜)、しかし残念ながら番号までは通じずでしたが、なんとか目的地に到着〜。
ザ・普通の住宅地の14番地。キャトルズーw。
落ち着いた住宅地ですが、マレ地区の外れの便利なエリア♪ひんやりした空気とグレーが貴重の街並み…う〜んパリです!
そして再び、ここでもエアビー問題。
予約したお部屋は…、
なんと…、
6階!
スーツケースを運んでくれるドアマンがいませんw。しかも古いアパルトマン。エレベーターもありませんw!
…予約手配をしてくれた友人によれば、予約完了した後に発覚したのだそうです。「えー詐欺じゃん!」とちょっと怒りながらも、エリアも気に入ってたし、まーいーか。と当日を迎えた次第。
ねぇ…ぜんぜん着かないんだけどw。
でも、木製の螺旋階段を上がるのはなんだか楽しい。映画みたい。とまたキャッキャ❤️しつつも、やっと到着した時は、もう息が血の味。
キャッキャした気持ちと身体のノリが一致しない切なさを感じながら、息も絶え絶えにピンポンを押すと、ドアを開けてくれたのはアラブ人の女性でした。彼女は、ロンドンにお住まいのオーナーさんが雇ってるお掃除の人。鍵の受け渡しと案内も請け負っているようです。
しかも、ハイテンションのフランス語で「英語わからなーい」とか言ってやがりますけど、どうしますか…。
お客さんの対応するのにフランス語オンリーの人間を案内人によこすとは!と、6階事後報告の怒りが再燃しかけましたが、畳み掛けるように解説し、ついでに「シーツ、乾燥機で乾かしてる途中だから、終わったら、出してたたんでしまっておいて。」などと、頼みごとまでしてくるフレンドリーさに笑ってしまい、笑顔で見送ってしまった…。
若くて可愛くキャッキャ❤️してると大抵のことが許されてしまうものですね。そうやって自分も許されてきたかと思えば、大抵のことが許せそう。なんて、悟った気分で部屋を見学!
広々したリビングダイニング。
生活感満載のキッチン。
こちらも生活感満載のバスルーム。
そして生活感満載のベッドルーム。
要するに、生活感満載!
「さっきまで住んでました。」みたいな香りがいっぱいですが、実際、数日前までオーナーさんがいたらしい。パリとロンドンを行ったり来たりしていて、ロンドンに行ってる間だけ、誰かに貸してるんだそうな。
いわゆるほんとの民泊。
面白いですね〜。生活感丸出しの部屋を見ず知らずの人に貸すのもアレだけど、見ず知らずの人が暮らした後に戻るのもアレじゃない?うーん。世界で人気の民泊システムというものの本質を見た気がしました。
日本人以外の世界の人々は、大雑把なんだな。なんてイタリアに暮らして10ウン年も経ちますが、改めて感じたりもします。
悪臭の原因は?!家主の”お気に入り料理”情報?
さて、落ち着いてカフェでも入れるかねーとキッチンに行くと…なんだか不穏な香り。「さっきまで住んでました」の香り以外に、もんのすごく嫌な臭い。
冷蔵庫のチーズか?!
アラブちゃんが「冷蔵庫の中のものは、全部食べてい〜よ〜」とフランス語でまくしたてていましたね、そういえば。キャップの空いた水や食べかけのチーズは、捨てていただいた方が良いのでは?と言えるほどの語学力がないのでスルーしてましたが、まず捨てよう。
恐る恐る臭いの元っぽいチーズを捨てる。
しかし…悪臭、消えない。
んー?とキッチン周りを点検すると、
友人が、叫びました。
ぎゃ〜〜〜〜!!!!!
オーブンの中に緑色の物体が4つ!!!
友人が撮ってたはずだから、写真にモザイクかけてアップしてみようかな。と、さっき送ってもらったら、すごいボケててモザイク必要なしでしたw。こんな写真保存しとくなw。
ギャーギャー叫びながら、ビニール袋にお皿ごと突っ込んで口を閉めて玄関へ!
…なんだったんだ…。
想像するにホウレン草とアンチョビをどーにかしたやつで、それが放置されていたと思われます。
6階事後報告、掃除人がテキトー、腐ったホウレン草とアンチョビ!これはもう、文句言った方がいいね!
ってことになりまして、英語ペラペーラな友人が家主にメッセージを送る。
と、速攻返事が返ってきました。
「ごめんなさい。出かける時急いでで、忘れちゃったの。ホウレン草とアンチョビ、私の大好きな料理なのよ。」
好きな料理w。そんな情報、いらーーーーんw!!!とつい爆笑。とりあえず臭いの元は絶ったし、キッチン周りに充満してた悪臭も空気が乾燥してるからか割とすぐに消えたし、家主は良い人そうだし、ま、いっか。ということで、夕食ショッピングへ。
わざわざ日本から予約を入れてもらっていたレストランの予約日を間違えており、今日かと思ったら明日だった。ことにTGVに乗ってる時に気づいて以来、やる気ゼロ↓。今宵はご近所&スーパー探検して、テキトーに家で食べることになりました。
家の通りにあった可愛いプラリネ屋さん。
通りにほのかにもれていたショコラの香り。今回は、嗅覚頼りにめぐるのがコンセプト(単にガイドブック見るのが面倒臭い)。こういう感じのお店だよね〜行きたいのって!なんて話しながらも、寄らずw。ご近所のスーパーへ〜!
ただのカレフールなのに、フォアグラのパテ売ってるぅ。
そーかそーか、パリジェンヌは日常的にフォアグラを食べてるのか(知らないけどw)。憧れの土地で日常に紛れ込むのって楽しい❤️。なんだかんだ爆買いし、再び血の味を感じながら6階まで登り、めちゃめちゃテキトーな夕食の出来上がりー。
なぜかゆで卵とインゲンが食べたかった二人。不思議。ピエモンテでタンパク質摂りすぎたせいかしら?
食の好みがほとんど同じこの友人とのパリは、二度目。鴨のコンフィが好きすぎて、「行ってみるか!」とトゥールダルジャン本店に乗り込んだ小娘パリ&ミラノ珍道中の帰りのアリタリアで彼女の言ったひと言、「イタリア語の方があってんじゃない?」が、私の人生を変えたのでした。フランスが大好きだったのにね…。なんで今、シチリアに住んでるんだろうw?
人生とは奇なものです。
そんな彼女とは、会えば出会った時の君のまま。キャッキャしながら大人の女子パリ珍道中、続きます。
エアビー感想:
それにしても、ちょっとダメなとこもあるエアビーでしたが、評価を見ると星満点。家自体は古い歴史ある建物で素敵だったし、洗濯機も使えるし、お湯もちゃんと出るし機能的。何しろ、絶好のロケーションと家主の(大雑把だけど)感じの良い親切さで、チェックアウトする頃には良い印象しか残らない、残させないのかもしれません。実際、最後には「良いところだったねー」とか言いながら旅立ちましたからw。立地と家主のキャラクー。物件選びのキーワードかも。
コメント
面白い!
パリ疑似体験、楽しい~~♪
>accaesseさま
ありがとうございまーすw♪
なんとなく詰めの甘いパリになっちゃいましたが、
楽しかったデス❤️。
フランス大好き!のはずが気がつけばイタリアに・・・あるあるすぎます(笑)
エアビーの貴重なレポート、ありがとうございます。
しかし、6階まで螺旋階段は目が回りそう!
>しんしんさま
え?!あるある?ですか?
エアビー体験、私にとっても貴重でした♪
オーガナイズしてくれた友人には感謝しかありませんw。