ラグーザでボン散歩の続きです♪
ラグーザ旧市街(上)からラグーザ旧市街(下)へ、歩いて降りよう計画。旧市街(上)の端まで来ると、絶景が一望できます。
斜面を降りる道は、迷路のように階段が続くため絶景ポイントは数知れず。広々と広がるノート渓谷(ヴァル・ディ・ノート)にラグーザ旧市街(下)通称”イブラ”が島のようにぽっかり浮かんでます。
犬も感動して走り出すラグーザの絶景!
初めて見る風景にボンさんも感動(していたはず)。
「すっげー!」
先導していたボンさんがすごいところに乗っている…(鳥肌)。でも騒ぐと帰って危ないからと、ピンキー(夫)に制されました。「大丈夫。彼、わかってるから。」
あ、なんか考えてる…。
「俺、行くわっ!」
え?どこに?
スタタタ〜♪
ぎゃあああああああ!
やめてぇぇぇぇぇ!
飼い主の叫びがノート渓谷に響き渡りました…。
とてつもない身体能力のボンさんだから落ちるなんてことはないと思いますが、スゥっと血の気が引きました。パニクった叫び声に、ちゃんと止まって降りてくれましたが…。
そして、恐る恐る下をのぞくと…あら?崖下2メートルw。よそのお宅の庭がありました!なんだーーーーホッ!たしかにピンキー(夫)の言う通り。崖下数十メートルもあったら、強要しても登らなかったでしょうね。
…早く標高の低いところへ行こう。
中世の迷路が残るラグーザ旧市街(下)イブラ
そうしてテクテク階段を降りていくと、ラグーザ旧市街(下)のイブラに到着します。
振り向くと、今降りてきた斜面。
急っ!!!
友人が旧市街イブラに迎えに来てくれることになっているので、気軽に降りてみましたが徒歩で登るなんて、ちょっと無理かも。
イブラはイブラで、また坂道…登りだよ〜><!
イブラは、もともとあった中世時代の道路マップのまま、壊れた建物を後期バロック様式で再建したエリア。
だいたいバロック時代は「道路ちゃんとしよー」ってことでドーンとメインストリートがあったりするのですが、イブラは中世の適当に造ったクネクネ道路にバロックの建物が突如現れるのが魅力デス。
地図を見ても混乱するので、もう見ない。なんとなく高みを目指せば、そこのドゥオモがあるのです。
”シチリアン・バロック”の美しいイブラのドゥオモ
ラグーザには、イブラ(旧市街(下))のドゥオモとスーペリオーレ(旧市街(上))にカテドラル。大聖堂が2つあって面白いですね。建築の際はいろいろもめたらしいですけど。
青空によく映えて、インスタ映えならぬ青空映え。ドゥオモには、ピンキー(夫)宅の天井画を描いたヴィート・ダンナの絵画もあります。教会のおじさん(神父さんではない)とすっかり仲良くなり、あれこれ見学させてもらっているため…、
ぜんっぜん出てこない…から、
ボンさん待ちぼうけ〜。
「俺の飼い主は、まだか?」
さっきまで泣いてたのに、エラソーw。
そう…犬は教会に入れないんですよねぇ。サン・フランチェスコが生きてたら、なんて言うかなー。ま、神社仏閣も犬NGだし、そういうもんなんですよねぇ…。
外に置いて人間だけ中に入ったら、もー大変な騒ぎになりまして^^;。吠えずに泣く。切ない遠吠え風の高い音程で、「フォォォォォ!(俺を置いていくなぁ〜!!)」と泣くから…静かな町に大の迷惑。教会見学は交代です。
ピンキー(夫)は日光東照宮の見学に2泊3日で足りなかった男…。
気長に待ち、無事合流してから散策再開。ほんっと(いろんな意味で)綺麗な町ですよ、ラグーザ…。この何もない地面をご覧になって!
さて、いくつもの教会を見学しながらイブラの端っこジャルディーノに到着。ボンさんも石造りの椅子に座ってひと休みです。
「俺はフワフワが好きなんだけど」
そして…ここでランチ待ち合わせ予定の友人が、午後にならないと合流できないことが発覚。
「ランチの後に上で会おう〜」
は?歩いて戻れ、と?
「大丈夫大丈夫、私も毎日徒歩で上り下りしてるから。30分くらいで戻れるよ」
マジか…。
シチリアあるある…。
予定は未定であって決定ではない。
…とりあえず帰途のためのエネルギーを補給することにしました。
続く。
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