さてさて、「思い出深い空の旅…」忘れる前に、アップしておきます~。
今回のイタリアに戻った日にちは、9月30日。それは、JALがイタリアから撤退する前日、つまり、イタリア行きの最終便…。
※旧Ameba Blogからの転載記事です。
喘息のシュコシュコーは機内に持ち込めるだろうか?
体調絶不調ながら、予定がずらせなかった理由のひとつはこれ!でした。
10月1日以降だと、パリかフランクフルトかロンドンで面倒くさいし、それになんだか10月は混んでいて、都合のいい日に予約が動かせなかったもんだから、医者にも「延期して」と言われていたにもかかわらず、「強行する!」と決めました(前日に・笑)。
心配は…機内で、どーにもならない咳の発作(喘息疑い)。念のため、喘息用の咳止め吸引器を処方してもらい、持ち込むことにしました。
しかし…お医者さんが、
「これ、ガスだし、もしかして機内に持ち込めないこともあるかもしれないから、確認した方がいいよ」
などと言うモノですから(驚)一応念のため、前日にJALに電話してみたのです。
JALの国際線窓口の電話、フリーダイアルじゃなくなってました…。ああ、世知辛い。しかも、ぜんぜんつながらない(笑)。オペレーターの人数も減らしているのかしら。。。ああ、世知辛い。
メプチン・エアーのメは、マミムメモのメ!
出発前夜の19時頃。ようやくつながった電話で、「喘息の吸引器って機内持ち込みできますよね?」と聞くと、慇懃無礼な丁寧なお姉さんが、
「係のモノに確認しますので、正確な名前を教えて下さい」
「メプチン・エアーです。」
「少々お待ち下さい。」
・・・・・・・・・待つこと約3分。
「お待たせしております。あの…メプチンのメは、マミムメモのメ…でしょうか?」
「え?ハイ、そうですけど?」
「少々お待ち下さいませ。」
・・・・・・・・・待つこと約3分。
「あの、スミマセン。メーカー名をお願いします。」
「え?!メーカー???えっと…大塚製薬です。」
「ハイ、少々お待ち下さいませ。」
「あああ、あのちょっとスミマセン。これ、結構有名な薬で、処方箋もあるから変なものではないんですョ~。」
「ああ、そうですか・・・。あのちょっと、係のモノに確認をしますので…」
「まだ時間かかるようだったら、かけ直していただけますか?」
「ああ、そうですね。ハイ、わかりました。」
出発前夜に”The日本の対応”をじっくり体験!
そうして電話を切って、待つこと約30分。
「あの~、係のモノが帰宅してしまっておりまして、確認できませんので明朝お電話させていただきます。」
「え?!明日の朝出発するんです…。だから、明日の朝、成田で直接確認した方が良いですよね。ありがとうございました。」
と、(面倒くさくなってきたので)電話を切ろうとすると、
「あの、スミマセン。明日、朝お電話させていただいてよろしいでしょうか?」
「いや、…もういいですョ。成田で聞きますから…。」
「いえ、明日になれば係のモノに確認取れますので、お電話させていただいてよろしいでしょうか?」
「いやいや、ホントにホントに、もう大丈夫です。」
「あの、えっと、朝、お電話させていただいてよろしいでしょうか?」
こんな応酬が延々続いたので、
「…ハイ、いいですよ。」と答えると、
「では、明日、お電話させていただきます。」
プチッ。
すっげー!JAL!っていうか、日本の企業!
こうしろと言われたことは、死守なのね?!
ああ、出発前夜に日本らしさを満喫…。
「これ持ちこんで大丈夫?」と聞かれた手前、イタリアみたいに「大丈夫じゃなーい?」とか「担当じゃないから知らん!現地で聞け」みたいな感じで終わらせるわけにはいかない!と言う凄みは、ちょっと感動しました。
責任感か、後々のクレームを危惧してか?
「もう、聞かなかったことにして下さい」とまで言ってみたんですけど、電話を切らせてくれませんでした。
成田に向かってる最中にOKかダメか、聞いたって仕方ないのにな~…というか、喘息のヒトなんて、ゴマンといるだろうから、「Yesと言うまで電話を切るな」よりも、「吸引器は持ち込み可」を共有しといた方が物事早く進むんじゃないかしら。などと思ってしまいました。
出発の朝に、本当に電話があった!けど…
そして、出発の朝。
約束の電話がかかってきました!
うっそー。スゴイ、スゴイね!こんな約束さえもキチンと守られるなんて!イタリアだったら絶対かかってこないよー。などと、またも感動。
でも、バタバタしてて電話を取り損なった(すみません・笑)。再度、電話をかけていただきましたが、またも電話を取り損ね。。。(ホント、すみません・笑。出発の朝はバタバタなんですよぅ…)
すると!留守番電話に昨日と違うお姉さんからメッセージが!
「昨夜、お問合わせいただいた件で、お電話させていただいております。また、かけ直させていただきますが、もし、お時間がありましたら、お電話いただけますか?
電話番号 03…」
プー。
は?
市外局番以下が入ってない!
あまりに丁寧な前節のせいで、時間切れ?
この留守電を聞いたのは、成田空港。爆笑してしまいまして、咳の発作が勃発しました…。
その後、かけ直すことはできず(だって番号知らないし・笑)、そしてお電話がかかってくることもありませんでした。不思議。なんだろう時間的に成田に到着したのを予測されたのだろうか?
丁寧な対応って素敵だし、一生懸命やってくれてる気はするけど、何をしてくれたかったのか…全体的に理解するのが難しかったかもしれない。。。
余計なこと聞かなければよかったな。仕事増やしてゴメンなさい!「メプチンのメは、マミムメモのメ!」と言おう。次何かあったら(←学習したこと)。
さて、吸引器は持ち込めたのか?
続く!
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