どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
昨日と今日の私は違う…今日は、1本”ネジ”が多い。ええ、昨日歯医者さんでね。インプラントの土台を埋め込まれてきました…。
いやーーーーーーーーーーーー怖かった(号泣)!
今も怖いけど…自分の中で消化するために、書き留めてみようかと。
抜髄後の美しいカプセルにヒビで抜歯…
奥歯なんですけどね。ずいぶん以前に死闘を繰り広げた歯です。
この後、抜髄して美しいセラミックの歯をパコッとはめてもらい、快調に過ごして4年。実は、ボン先輩が抜歯する前に、抜歯をしてました(飼い主に似るってここまで?!と驚かれました)。
真夏に唐突に腫れ、3Dレントゲンを撮るとほっそいほっそーいヒビが歯の根っこに…。歯ぎしりの圧力でヒビが入ったようで、そこからばい菌(バカンス時期だというのに、ビーチから連絡を滞りなくくれた先生には感謝しかないです)。
抗生物質でスルスルと腫れは引きましたが、バカンス明けに抜いたのでした。せっかく美しい歯だったのに。ヒビはどうしようもない、ということで。。。
で!当然のことのように、インプラントの話になったわけですが…。
「インプラントができない形の骨ですね」を期待していたけど
インプラントの仕様は、ご存知だと思いますが…私は、”歯茎の下のほ、ほ、ほ、ほ、ほ…骨に穴を開けてネジを入れる”という発想自体がもう恐怖すぎて脳が対処できない。
ドリルで…?イヤァァァ!骨見えてないから、歯茎も着るわけですよね?
あーーーーーーーー無理無理無理!
「入れ歯で。」
って言ったら、そこにいた全員(歯医者さん、技師さん、看護師さん、ピンキー)に「ハァ?!」をいただきましたが、なぜ入れ歯じゃダメなのか。
骨に穴を開けるより、不便の方が良い!と訴えたけど、「よく考えて」と言われて、4ヶ月。
念入りな3Dレントゲンを撮り、とうとう恐ろしい手術をしてきたわけです。
レントゲンの結果、「顎の形がインプラントに合わない」となればいいなと、0.01%くらいの期待を持ってましたが、普通のアゴで…問題なし。。。
「30分犬のこと考えてて」と言われたけど無理でした
あー怖い。超弩級の怖がりは先生も知っていたので(長いことブログを読んでくださってる皆さんも、ご存知ですよね?私のヘタレっぷりは)、
「絶対に、絶対にネットで検索しないように」
と言われていたんだけど、前夜、YouTubeで見ちゃったんですねー。
インプラント経験者の友人たちが言う「楽勝だった」「抜歯の方が不快だった」などの陽気なアドバイスを「あ、ホント、大したことないんだな」と補完しようと思って。
血の気引く…(見ないほうがいいですよ、ホント)。
全然、楽勝なんかじゃないじゃんかーっ!
そんなわけで、前夜から過呼吸気味でしたが、連行され…看護師さんらが必死に「日本好きなのよー。死ぬまでに行かなければと思ってる国の一つ」だとか「日本人は、エレガント!」とか、「私も犬飼ってるのー」などと、気持ちを上げようとしてくれましたが、全然ダメ。
いつもより大きめのエプロン(?)みたいなのをつけられた時にも、「血が飛び散るってことですかー?!」とか聞いてガタブルする私に先生が、「30分、犬のこと考えてて」とか言ってくれたけど、なぜ鎮静剤を打たないのかわかりません。
「局所麻酔するから、何にも感じないよー」と言うけど、感じるとか感じないじゃなくて、記憶に残したくない!正気を保てない!と言い続けたけど、結局そのまま続行されました。
確かに手術中は、何も感じなかった。
けど怖い怖い怖い。怖いーーーーーー!
ちょっと乖離しそうになった。看護師さんが肩に手を置いて、ポンポンし続けてくれたり、ピンキー(夫)が「ボンちゃんが待ってるよー!あと少しだよー」と掛け声(?)をくれたおかげで、おかげさまで乖離はせずに済みましたが。
そして目をつぶったままキッカリ30分後。「終わったよー」の瞬間、目を開いてピンキーが見えてホッとしたら、バラバラバラーっと涙が出てきて、そして、立ち上がろうとして、
ぶっ倒れましたw。
床がなかった…。
恐怖に打ち勝とうとしてアドレナリンが大量放出され、終わった瞬間、それが一気にグーっと下がって、こうなる。そうです。よくあることらしい。
と言うことは、生命の危機に直面し続ける兵士なんて、すっごいことになってるわけですよね、アドレナリン。PTSDにもなりますよね、そりゃあ。こんなこと(?)でこんなことになるなんて…半気絶しながらウクライナで戦ってる兵士たちにホント申し訳ない気持ちになりました。
歯型の椅子なんか、誰が座るか!
しばし、診察室で寝かされ、少し動けるようになってから、先生とピンキーに両側から支えなられ、やや引きづられながら待合室の方に移動すると、待合室は満席(必ず付き添いを連れてくるので、最低でも患者の2倍の人がいるのです。場合によっては家族全員で応援にくるから…)。
先生が、「そっちの歯に座って!ソファあけて!」と言っていたのが聞こえるなか、ザワザワとあけてくれたソファに倒れ込むと、そこにいた知らない人たちがめっちゃ心配してくれて…恥ずかしかったし、小学生くらいの子もいたので、恐怖を与えてしまう〜ごめん〜と思っていたんだけど、
「私もこの前なったわよー!」とか、「僕は怖すぎて麻酔も効かないことがあるよーわかるよー」とか、「あるある、大丈夫。皆んな、なる」(皆んなはならんだろう)と言ってくれたのが、ホント心強くて、嬉しかったです。。。知らない皆さん、ありがとう(涙)。
イタリア人の共感力に助けられることが本当にしばしばあります。だいたいどこの病院行っても怖い怖いと大騒ぎしてしまうのだけど、だいたいどこの病院でも皆んな優しい。困った人に優しいw。だって、困ることって誰にだってあるもんね。私も困った人に優しくしたいと思っていますが、私より困った人はなかなかいないので助ける機会が少ない。
ただ気になったのが「私も鎮静剤打ってもらったけど、ダメだった」と言う人がいたこと(←聞き逃しませんよw!)。
え?鎮静剤?打ったの?!なんだと〜?先生が「そんなのはウチにはない」とか言ってたのに!!!嘘つき!歯型の椅子なんか買うな!とやや腹が立ちましたが、あんまり周りが優しいので、まあ生きてるし、いいか。。。(次回言う)。
昨日は、「熱いものはダメ。ヨーグルトとかゼリーとか、ジェラートがオッティモ(最高)!」とのことでしたので、夕ご飯はジェラート。
今日は、特に不快感もないけど、おかゆ的なものかな。あとは心の快癒ですね。衝撃が大きかったので。
ボンを撫でながら、刺激的なものは避けて過ごします。Youtubeでお菓子動画でも見て…と思ったら、おととい検索したせいで、歯の治療動画がオススメに上がってくるんだけど!ホント、やめてっ!どうしたらこれはとれるの?GoogleのアルゴリズムAIが非常に迷惑っ(怒)。
来週、抜糸して…、
3、4ヶ月後に歯を設置。
これからは、ネジと共に生きてゆきます。
どうぞ穏やかな土曜日を!
Buon sabato!
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