どうも皆さま、ボンジョルノ。
ようやく身体を”縦”にできるようになりました。
ボンからご報告させていただきましたが、シチリア食い倒れツアーから戻り、ご機嫌でラーメンなどを食べておりましたが、日曜日から大変な騒ぎになりまして。
今回は、歯…。
歯です、歯!!!
「寝ると痛い」は症状のひとつ!
ツアー中後半からうっすら痛く、特に夜寝ると…ズキズキが増加。
震える手でググると、歯の神経が病んでる時の典型的な症状だそうで。「…ヤバい」と感じつつも、気づかないふりをし続けてツアー続行しまして、帰宅して気が抜けたら、
ボン!
と、痛みが爆発したようです。
場所は、左下奥歯。
8月に壮大な治療をし、がっつり詰め物をしている歯なので、先生に「ズキズキ来るかもしれないから、そうしたらまた来てね」と言われていた歯でした。つまり神経近くまで病んでる状態で、共に生きていたわけです。
痛みが爆発した後は、ズキズキどころの騒ぎじゃなく…。
頭全体が左顎に支配され、ガンゴンガンゴン!!!強靭な小人たちが、左顎の骨を内から外から金槌で叩きまくってる感じ。疲労と寝不足が重なり免疫力が低下した身体に大打撃!
そして、死闘が始まった…
さて、それからが大変でございました。
痛みが爆発したのが日曜日。翌日月曜は、歯医者さんのメンテナンスデーでクローズ。最速で…火曜日朝。
ふがーーーーーーーーーっ!
死ぬっ!!!!!
歯の神経が侵されたことのある方は、
きっと想像がつくことでしょう。
もう寝ても起きても、歩いても、走っても、反っても丸まっても、ブリッジしても腹筋しても…何をしてても痛い!!!
幸いなことにスマホで逐一「痛い痛い」と訴えることができる先生なので、都度指示してくれる消炎鎮痛剤を(ピンキーが)買いに走って飲む→効かない→別の薬を指示→ピンキー走る→効かない…を繰り返し、火曜日まで過ごしておりました。
今すぐ診てぇ!と当然言いましたが、パレルモにいないとのことで諦めました。
いつか役に立つかもしれない?!イタリア語の薬の名前
こちらが、お世話になった鎮痛消炎剤と抗生物質たち。
消炎鎮痛剤にもいろいろあるもので(どれもこれもイブプロフェンですが)人によって効く効かないがあるらしいですねー。
イタリア語で鎮痛剤は、
Antidolorifico。
(アンティドロリーフィコ)
消炎剤は、
Antinfiammatorio。
(アンティンフィアンマトーリオ)
「鎮痛効果もある消炎剤」と書いてあるものもあります。
Antinfiammatorio con effetto antidolorifico.
(アンティフィアンマトーリオ・コン・エフェット・アンティドロリーフィコ)
これらでイタリアでメジャーなのは、
OKI(オキ)とBrufen(ブルフェン)。
先生にはブルフェン推し。でも私にはOKIが効いた。
それでもダメな時は、
Naprosyn(ナプロシン)。
痛風でよく使う薬らしいですw。
そして、それでもダメな時は、
なーんと麻酔薬 Anestetico(アネステーティコ)。
ボトルからニョロっと出てるヤツ。
そんなもの薬局で売ってるんだw!と少々驚きますが…歯に直接1、2滴落としますが、虫歯の”穴”みたいなものがないから入る隙がなく、これは全く効来ませんでしたw。
黄色い箱は抗生物質、
Antibiotico (アンティビオーティコ)。
Augumentinというのが歯痛界では有名ですが、成分は同じです。
やっと会えた先生に、後光が差して見えました
そして、火曜日。
痛さで小刻みに震えて到着した歯医者さんで、(若いのに禿げた)先生を見た時は、夏の記憶が残る浅黒く丸い頭の向こうに後光が差して見えました。
私:「シェンシェ〜イ、会いたかった(涙)!」
先生:「あ〜腫れてるね。右だよね?」
私:「はっ?」
先生:「あーっはっは!左だよね。」
(…コイツ…ぶつぞ)
イタリア人のどんなときにも陽気に振舞おうとしてクソ寒い冗談をかましてくる態度は、時に怒りを覚えます。
どれだけツライかがわかってないんじゃないか?と思い、どう伝えようかと激痛に耐え疲れた脳を回転させると、脳裏にある画像が浮かんできました。
ア…アレだ。
今の自分の見た目と気分が完全に一致する画像…。
小刻みに震えながら画像検索。
あ、あった。
「先生、今、こんな感じなの!」
ああ…助けて…
出典:https://mag.japaaan.com/archives/57926
ウルトラ怪獣、ダダ。
土曜日からシャンプーしてなくて(お風呂入れる状況ではなく)髪がぺったり、前髪がセンターで分かれちゃって、頬が腫れて歪んでる感じ…まさにこんな感じでした。しかも、着てた洋服が白と黒(わざとではない)。
「ハァ?!何これw」
イマイチ伝わりませんでしたが、まあでも、いつもより優しく丁寧に、よくわからない器具を使い、痛かったところを解消していただくことはできました。よかった…。
歯医者さんからの帰り、
空が晴れていることに気づきました…。
まあ、簡単に言えば、歯髄炎です。
イタリア語では、プルピーテ Pulpiteとか言うようで、「なんだかカワイイ」とか言ってる場合ではなく、要は神経が炎症を起こしてガスが発生(?)しているのに、歯や詰め物が押さえ込んじゃって抜けるとこがなく、神経を圧迫=激痛ということだそうです。
「抜け道を作ってあげると、スッとなって、快感すら感じるよ。」などとちょっとクレイジーなハゲ、いや、腕の良い先生は言ってましたが、いや、ホントでした。スーっと痛みが消えて行く感じ!快感は感じませんでしたけどね、私は正常なんで。
まだ、ややダダですが、回復の兆しが見えてホッとしているところです。痛くないのってスバラスィ。来週、最終的な処置を施して終了らしいので、それまでは油断できませんが。
スープばかりで、噛み方忘れそう&ついでに痩せそうですよ❤️。
コメント
歯痛って、本人しかわからないんですよね。
大変でしたね、お大事に来て下さいね。
ダダ うけまくりましたよ、お腹よじれそうです(痛がってはるのにごめんなさい)
>なっちゃんママ
そうなんですよね〜!見えないし(本人も見えないし)。
歯医者さんも、色んな患者さんから訴えられるでしょうけれど…そもそもご自身はこんな状態になったことないんじゃないかと想像し、ビジュアルで訴えてみた次第です。でもいつもより優しかったから、理解してもらえたかもです。ダダw。