どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
一昨日、件の”マフィアのボスの捕獲の一部始終”的なドキュメンタリー番組（TV）が見たくて外ゴハンのアポを渋ってい件ですが…我が家でゴハンになり、ピンキー（夫）が全責任を負って(なぜかw)、買ってきたスピエディーニを焼く。で決着しました。そして、念願の番組を皆んなで見た次第です。←昭和っぽい。
「ヴェルデ」とか「サンドカン」とか、コードで呼ばれている極秘チームの人たちが目出し帽で当時の様子を順に語っているのが斬新でした。というか、大丈夫なのかな？と心配になりましたw。
それにしても…ピンキーパパ（父）が入院してた病院（ついでにピンキーも付き添い入院）なので、、、なんだかとってもリアルでしたよ。。。
イタリアで話題のエッセルンガのCM
さて、またテレビの話でアレなんですが、ここ数日、エッセルンガのCMが話題ですよ。
※エッセルンガ＝イタリアの有名スーパーマーケットチェーン
話題っていうか…炎上っていうか？
コレです。
離婚したマンマとパパ。マンマとお買い物に来た女の子が、桃を一つだけ、買ってもらいます。その桃は…。
あ、イタリアの背景を知らないと「？」となると思うので、一応解説してきますね。
・イタリアでは、お野菜果物は量り売りなので、１個ずつでも買える。
・離婚した後も、パパとママの間を行ったり来たりするのが普通です（平日はマンマ、週末はパパとか、平日はマンマ、バカンスはパパとか、離婚時に決めます）。
・離婚の前に3年の公式別居が必要だったりするので、このCMのご家族が離婚確定してるかは不明。
↓ネタバレ。イタリア語勉強中の方は↑まず見てみてね〜。
後日、迎えに来たパパに、「ママからだよ！」と大切の持ってきた桃をひとつ渡すと、「ママから？」訝しむパパ。
笑顔で頷く女の子に「桃、好きなんだよね、後でママにお礼の電話しなくちゃね」。
うふふっとちょっと嬉しい女の子に、キャッチが流れる。
“重要じゃない支出は、一つもない”。
想像上の家族ではないリアルな家族像
パパが好きな桃を、マンマからだよ。と小さな嘘をつくことで、2人の仲を取り持とうとする女の子の気持ちまで描くとは、なかなかシュールで繊細。。。
ストーリー仕立てのちょっと長いCMですが、つい見入ってしまいましたよー。子役がうますぎる（涙）。
で、今週からこのスポットCMが流れ始め、ブワーッとSNSで炎上（？）。記事も出ました。
「ムリーノビアンコの伝統的家族のCMシリーズの対抗馬」「ついに想像上の家族ではなく、現実の家族が登場した」「エンマちゃんに、小さな頃に経験した両親の別れの悲しみを思い出した」などなどのコメントが溢れた。
首相メローニまで「感動した」とコメント…（これは確実に炎上案件。公の立場の人がダメでしょ…）。
エッセルンガによれば、「全ての商品の選択の背後には、物語があります。このCMは、スーパーマーケットでお買い物する人々のたくさんの物語のひとつ」。
「カートに入れる商品のひとつひとつには、自分たちが想像する以上の深い意味を持っていると考える」。
だそうです。
スーパーマーケットのCMといえば、たいていが”幸せ家族””素敵なカップル””非の打ち所のない老人”が楽しそうにお買い物しているシーンばかり流れますが、現実は果たして？
そんな家族見たことないw。叫ぶ子供を叱らず放置する親と、イライラする周りの人たち。とか、揉めるカップルとか、1人で黙々と買い物するお爺さんとか…が多めかな、とw。
っていうか、今までこういうCMがなかったんだなぁ。イタリアにも”幸せ家族”プレッシャーってのがありますからね。1人で過ごすクリスマスはかわいそう的な。
スーパーには物語が詰まってる…こにテーマでシリーズ化したら、いくらでも作れそうですね(＆見たい)。
そもそもエッセルンガが近所にない
「コープも対抗の作品作らないと！」と煽ってる役者さんがいましたが、夢をうらない系CMがスタンダードになると、CM見るのも意義あるものになりそう。
宣伝は、良くも悪くも話題になることが大事と、かつてローマ法王が言ってましたが（ホントかw？）、そういう意味でも話題を呼んだエッセルンガのCM、大成功ですね。
あ、でも…シチリアには、エッセルンガがないので、このCMの効果は我が家には、まったく！無意味なんですけどｗww。
我が家は…フランス系のオーシャンAUTHANが好きだったけど、撤退しちゃったんで、”しょうがないからコナード派”（買い出し用）。
日常は、プレツェーモロ&ヴィターレ（P＆V）一択です！←パレルモとロンドンにしかない究極ｗの厳選スーパーチェーン。
ではでは、それぞれの物語を背負ってお買い物しながら、良い金曜日を！
Buon venerdi!
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