どうも皆さま、ボンジョルノ♪
お腰にきびだんご(ゴルゴンゾーラのクッキー)をつけて、付き添い入院の冒険に出たピンキー(夫)。付添人ライフは早5日が経ちました。
いやはや…大変でしたが大きな山は乗り越えた感…(ホッ)。病院の方も落ち着いたようなので、今、泊まってる状況を教えてもらいましたー。
世界の車窓から、いやイタリアの病院からイタリア病院事情をお届けしま〜す♪
※今回入院した私立病院の話です。イタリアすべての私立病院が同様ではありません。
入院&付き添い入院もPCR検査からスタート
コロナ禍の今、イタリアも基本的にはお見舞い不可。もちろん付き添い入院もNGなのですが…。
今回、ピンキーパパ(義父)の手術が決まると(大腸ガン切除)、病院の方から付き添い入院の打診があったんですよね。それでピンキー(夫)が一緒に入院することに。
コロナで人手が足りないから?と思いきや、
「麻酔から目が覚めた時、特にご老人だと寂しくて回復が遅れるから」
と。優しい?ですよね。なんか。で、2人とも、入館に必要なPCR検査陰性証明をきっちり取得し、入院ライフがスタートしたわけです。
日々発表されるイタリアの検査数に「彼らの2件が入ってるのか〜」と思うと、その日のニュースはなんだか感慨深かったですよー。
ところで、イタリアの入院費ですが、ざっくりと区分けすると公立病院だと主に無料、私立病院は有料になります。今回は、ガン専門の私立病院ですが、公的医療も行なっているため…入院も、なんと!手術も無料!←驚いた。
でも付き添い入院費は、1泊250ユーロ!←これも驚いたw。日本円で3万5千円くらいかしら。
近所の5つ星ホテルより高いよ〜(オフ期で約220ユーロ)!ペルシャ絨毯が敷かれた特別ルーム?さぞかし素晴らしいサービスがあるんだろうなー。などと無駄にポジティブな想像をしていたので、ビデオ通話して…これもまた驚きましたwww!
ピンキー(夫)の1泊250ユーロの病室ツアー
めっちゃ超普通の病室だったからw!(以前ピンキーが入院した動物園風の公立病院と比べたら100万倍くらいマシだけど)


なんですかね…この雰囲気、見たことあるような。。。あ、田舎の4つ星ホテル!ですね。可もなく不可もないヤツw。


内覧しながら、「これで250ユーロは高いんじゃなーい?1泊80〜120ユーロくらいじゃない?ホテルなら」と、ブースカ言っていたら、ピンポーン。
お食事が到着しました!
入院食事メニューが完全にイタリアン(当たり前)
当初、「食事はついてないから自分でなんとかして(院内のバールに行け)」と言われて、「はぁ?」っとなってましたが、ちゃんとピンキーにも3食ついてました(情報が微妙に曖昧なのは、イタリアあるあるですね)。
バールのゴハンで日々過ごすなんて、体調崩す!と食事のことがとても気になっていたので…病院食ならむしろ安心です。『八日目の蝉』みたいですね…あ、知ってます?警察に捕まって、「この子、朝ごはんまだなんです!」ってゴハンの心配するシーン。
ハイ、ボナペティート。

ちょっと機内食っぽいですが、メニューは、
・ピゼッリのパスタ
・豚肉ソテーとズッキーニ
・パン2種類
・パルミッジャーノチーズ
・ティラミス
・オレンジ
絶好調にイタリアンですね。そりゃそーですねw。
しかも、毎日、ご希望メニューが配られるので、ホテルのルームサービス風にチェックを入れてドアの外に出すそうです。

フンギのリゾット、カジキマグロのカザレッチ、子牛肉のピッツァイオーラ、豚のインヴォルティーニ…。やっぱりイタリアなんだなーと、こんなところでしみじみするわ。


メニューは美味しそうだけど、料理は美味しくなさそうw。とか言っちゃいけないですが、プラスチックの食器のせいもあるけど、程よく冷めてるらしくw、絶妙に美味しくないそうです。かわいそう〜。
朝食もやっぱりイタリアンだけど、カフェ不足
でも、大事な大事な食後のカッフェはついておらず(やはり病人にカフェインはよくないのね)、自動販売機かバールで買うしかないらしい。

お湯ってw(白湯は身体に良い)。って、まーそりゃそーですよねぇ、付添人用のメニューじゃなく、病院食が出されてるわけだから。
ある日、ピンキーが「うっかりお湯」を頼んだところ、「ミルクは?」と聞かれたので、別に出してくれるのかと思ってお願いしたら、ミルク入りお湯が届いたこともあったそうなw。斬新。
優しい味付けで毎食バランスのとれたフルコース。体調整えて帰ってくるのではないかと期待しています。
病院のお庭で、犬発見
付添人も、外出は決められた範囲内まで(病院のお庭)。範囲外に出たら、また検査して陰性が確認が必要になります。


看護師さんが、ペット同伴で出勤してるの?もしくは、入院患者の犬?犬も一緒に入院できるの?付添犬のパターンもあり?!
と聞いてみたら、
「教授の犬」ですってwwww。
それ、パワハラじゃないw?!っていうか、教授は犬同伴出勤かっ!
コロナ患者を全く受け付けていない病院なので(パレルモは大きな公立病院3軒がコロナ専門病院になってるので、コロナ患者さんはそちらに集中〜)、院内はとても穏やかなムードらしいです。
医療者は、すでにワクチン2回目接種済みだし、入院患者も付添人もPCR検査陰性確認済み。それでも、無症状&検査で見逃しの可能性もあるから、院内生活はマスクあり。だそうです。
何しろ2人とも、無事に退院してくれることを祈ってますよ。。。
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ricovero in ospedale
リコーヴェロ・イン・オスペダーレ
入院
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