骨折日記 エピソード0〜自分への誤解、衰えはプリウスのようにやってくるのだ

どーも皆さま、ボンジョルノ♪

今年も残りわずか数日ですなぁ。

11月から骨のことばかり考えていて、今年の漢字と言えば、「骨」。な感じの妙な1年となってしまいましたが…^^;、この痛く不便な日々は、将来への布石。

失敗は成功の母…と言いますし、この経験は、いつの日か必ず役に立つはず。

反省を込めて、”あの日“を振り返る

骨折から約40日。細った左手に、回復の兆しとくる年の光が見えている今は、ゆく年に、骨にまみれた日々を置いていきたいところ。ではありますが、過去を骨さながらに真っ白に塗り替えてしまうと、また同じ失敗を繰り返してしまわないとも限らない。

それでなくても忘れっぽいのに、嫌な記憶は輪をかけて、消去しがちな上、ほとほと自分がバカすぎて、海馬から強制消去しかけていましたけれど、自戒と反省を込めて、ここはひとつ。あの日の失敗を振り返っておこうと思います。年末らしく。

思い出すのも苦々しかったですが、向き合えるくらいに心と骨が整ったとも言えます(祝)。

題して、2024年総括、骨折日記エピソード0!です。

誘われるままについて行き…

あれは、雨が降る…金曜日の夜。

いつものジムで、「トータルボディ」とかいう陽気なクラスに初参加したときのことでした。

ほぼ毎夜、いかにも仕事帰りの人を対象にして開催されいるソレは、午前中に暇なじーさんばーさんがホノボノ集うジナスティカ・ポストゥラーレ(姿勢矯正体幹体操)とは、かなり趣が異なり、

▽パジャマみたいな格好でのんびり参加するジナスティカ

ベース音が響くクラブ系の音楽に乗って、ピッチリウェアの女子たちが、舞い踊る激しいクラス。

ガラス越しに眺めるたびに、脳からなんか出ちゃってるのかな?な笑顔で滝汗かいてる筋肉の集団が醸すムードが恐ろしくw、参加するなぞ夢にも思わなかったんですが、、、

ジナスティカにほのぼの通って、もう1年以上。筋肉もついた(気がする)し、そろそろステップアップしたいもんだ…などと、同じ時期から通い始めたおばちゃんたち(同年代で同体型)と話していると、先陣切って「トータルボディ」に参加し始めていたおばちゃんが、

「アレ、いいわよー!楽しいし、超オススメ!来なさいよー!」

としつこく勧誘してきたので、「へー」と素直に聞いちゃって。

なんとなく参加してみることにしたのでした。

だって、できると思ったんだもの

そのクラスは、7、8人毎に、ダンベル、なんか重い砂袋みたいなの、バイク、バランスボール、鉄のブイ、箱みたいなの…などが置かれていて、激しい音楽と共に、それぞれの器具を使ってトレーニングし、合図に合わせて、次の器具へ…。

と、1時間かけて、全部の器具を順繰りに移動しながら、楽しく全身の筋肉を鍛える…というもので、全員で有酸素系の軽いステップでスタートし、テンションと体温を高めるところから始まります。

爆音で流れる音楽に合わせて、スーハーしながら見様見真似でステップをしてるうち、なんだか楽しい気分になってきて、「いいねーコレ、楽し〜♪」とかはしゃいでると、筋トレタームが始まりました。

最初にあてがわれたのは、50cmほどの高さのあるボックスでした。

一緒に参加していたおばちゃんを見ると、片足ずつ箱の上に昇って、降りて…いわゆる階段昇り降り昇降をやってますが、おばちゃん以外のみんな(筋肉さんたち)は、両足でピョンって飛び乗って、ピョンと飛び降りています。

…え?どっち?

迷ったけど、みんな軽々やってるし、できそう!と思って、ピョン!

と、飛び乗ってみようとしたら、
50cmは想像以上に高かった…!

つま先だけが箱の端に到達し、そのままバランスを崩して、後ろへドスーン。

とっさについた左手に、全体重が乗ったのでした…。

グォー!左手にとてつもない衝撃が走る。頭真っ白。ついでに恥ずかしいっ!

自分に夢中の筋肉さんたちは、「大丈夫?」の視線は送るが、誰も助け起こしにはこないので、自力でヨロヨロと起き上がり、「多分、この痛みもそのうち消えるかも」と期待して、何事もなかったかのように振る舞い、次の砂袋?のようなものに向かおうとしましたが、

次は、砂袋(10kg)のようなものを、お腹に乗せてヒップリフトでした

震える手首を見ると…見たこともない、”コブ”が出現!なにこれ(怖)!痛い!死ぬー!

…ええ、こうやって、左手首の骨が折れたのです。2箇所。。。

自覚の無さが招く災い…

「あの時、なんでできると思っちゃったのかなー。バカすぎ…」

大して鍛えてもないのに、無根拠の自分への信頼。浅はかさと、過信が招いた事故でしかなく、痛みと共に後悔が、ずっと心を病ませていました。

この話をすると、ある友達が、「わかる!ベンチプレスで、周りの筋肉さんを見てたらできるような気がして、いつもより重くしてやってみたら、途中からどうにもならなくなって、首に落として死ぬとこだった…筋肉さんたちに助けてもらった」と言う話をしてくれて、筋肉過信はジム初心者にありがりなんだなーと知りました。

それでも、今までだったら、もっと機敏に動けていたかもしれないし、上手に落ちて骨折には至らなかったかもしれない。思いのほか衰えている身体に、まったく自覚がなかったことも、自分的に衝撃でした。

身体の衰えは、プリウスのようにやってくる。音もなく、後ろから…。

筋肉過信のみならず、冷えも寝不足も、歩きにくい靴もガタガタな道も、窮屈な服も薄い下着も、栄養不足もジャンクフードも…お餅も…自覚がないままだと、思わぬ不調につながる危険がいっぱい。いつまでも若者気分じゃ、危ないことだらけ〜なのでは?!

「そうですよ、迂闊に暮らしてると危ないですよ」

まだリカバリーの効く老化の入り口で、気づけてよかった。腰から落ちて、背骨か骨盤折るよりマシだったこの機会を教訓に、もっと慎重に暮らすことにしますよ。
2025年は、慎重事始めです。

どうぞ慎重によい年末を!
Buon fine anno!

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