エビフライと地中海の青い空 あるものとないものと

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

まースコーンとよく晴れて、モーン…とした気持ちになるのがちょっと難しいお天気のパレルモです。

頭付きエビフライ、失敗

先日、持ってけドロボー価格で買ったプリプリのエビ。美味しく姿焼きにしましたが、野望はエビフライでした。

▼エビ頭地中海汁は大成功

冷凍庫でスタンバイしていた頭付き殻剥きエビを、いよいよ解凍し…いざ、挑戦したら、、、。

揚げてる途中に頭が外れてしまうっ!→内蔵されていたエビ味噌が高温の油に流れ出るっ!

多分、初歩的なミスなんでしょうけれども、、、エビ味噌と共にあがったエビフライは、濃厚なエビ味噌味で、なんか知ってるアレと違う。という残念な結果になったのでした。美味しいっちゃー美味しいけど、イヤ、これじゃないのよ。的な。

頭付きでエビフライって、難しいんですねー。とりあえず、お皿には外れた頭を元の位置に戻してwみたりしたけど、違う感がいっぱいでしたw。

パン粉も、イタリアの基準の”グリッシーニの粉”みたいな細かいのだと今ひとつ雰囲気出ない。と、生パン粉も作ったのになぁ(パンを乾燥させて砕いただけだけど)…。

日本のエビフライを、絶対食べたことがあるのにすっかり記憶にないピンキー(夫)は、「おいしいー!」と喜んで…うう(涙)。まるでふっくらとした本物の銀シャリを知らない大地の子が、麦の混ざった配給米を美味しいと言ってしまうような…ってちょっと妄想がテキトーですが、イメージです。

ぜひいつか、本物の白いお米、、、違うw、ザクっと美味しいエビフライを食べさせてあげたい!気もするけど、知らないままでいて。とも思ったり(基準が私のエセ和食のままの方が、何かと楽だし)。日本人妻の心は複雑です。

エビフライ、見ーつけた!

で、昨日。

日本人妻情報ルートから「油揚げを売っている店がある!」と情報が入ったので(油揚げ、パレルモでは見つかったことがないので超貴重)早速、その店に行ってみたら…。

見つからない。

陳列にコンセプトがないお店なので(日本製ゴマ油が、お寿司用プラスチック容器の後ろにあったり)、店員さんたち(ネパールの人)に油揚げは?と聞くと、「なにそれ」。え?お豆腐を揚げたやつで「はい?」いや、だからベージュ色してて、こんな感じで…と説明するも「さあ?」。

情報ルートに連絡をすると、「多分、売り切れじゃ?」とのことなので、なんだなんだ、知らないものを入荷してるのか、君たちはっw!などと、不毛な会話をしても仕方がないので(世界には、ザックリしてる人が最多派)、せっかく来たし…何か買って帰ろー。と、冷凍コーナーをのぞいてみると、

あらやだ、エビフライ発見。

業者用ですよね、中華和食屋さんが買ってそう

10尾入って、7.5ユーロ(現在のレートで1200円w)。ふざけんなっ!価格ですけど、仕方ないです。

地産地消と遠いものの狭間で

そう、地元のものは配送期間も極短(キロメートロゼロ=イタリアで地産地消の意味)なので、そりゃあ安いし美味しいですが、明後日の方向のもの…は、まあこんなもんです。

極ウマなカルチョーフィが一個1ユーロとかさ。

シチリアは海のものも山のものも、わんさか美味しいものがあるので、、、おかげさまで飽ききずにいられて、ありがたいですけれも、それでもやっぱり抗いきれないDNA…。

…しかし、生パン粉で揚げたエビフライを、日本のザ・定食屋さんでザクっと食べたいけれど、それが実現することは、すなわち美味なカルチョーフィが遠のく。。。ことでもあるわけで、こうしてたまーに、妙なもの見つけて驚いて(いや妙なものではないか)アホらしいお値段でも買ってみたり、ないものをあるもので作るという実験的な試みも楽しかったりもするので、最近は…全体的に「なければないで、ま、いっか。あるものは、あるんだし」な気分になりがちです。

あおーい。もう半袖の人がいるよー

DNA的にも、この辺が良い収まりどころなのかしら〜。と、薄く満足しながら濃厚に青い空を眺めた次第でございます。←ふざけた価格のエビフライがちゃんと普通に美味しいと、前向き想定してますが、裏切られる可能性も大。その場合は、盛大に愚痴ります。

ではでは、収まりどころの良い週末を!
Buon week-end!

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