イタリアの砂浜は誰のもの?これがマフィア的発想か!と驚いたバカンス中のある日の話

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

ボン先輩のバリアフリー・バカンス#2の続きです!

果たしてここは、プライベートビーチなのか

今回、泊まったところは、ビーチから徒歩1分!こんな風に海に向かって行き止まりになる通り沿いにある一軒家をレンタルしました。

別荘地として開拓されたイタリアの海岸沿いによーくある構造

通りが長ければ、それだけ別荘も多く、”その先の海”も結構普通に混んでたりするんですが、今回は、ほんの数件だけが佇む辺鄙な通りwの別荘

しかも行き止まりの海が、岩で囲まれていたため、ほとんどその通りに滞在している人しかいない。という状況でした。

仕切りっぽい岩に登ってカッコつける俺

プライベートビーチ感満載!で、素敵ー♪でしたけど、海から流入してくる人たちもいたのでwww(遠浅だしねー)、日によってはまあまあ人や犬が増える時もありましたけど、それも数える程度。

しかし、観察していると、なぜか人々はビーチの左側に集中。右側が、がーらがらの状態でした。

謎。ではありましたが、空いてる(というか誰もいない)右側に引き寄せられるのが、人の性と言うもの。必然とも言える流れで、右側にパラソルを立て、日々快適に過ごしていたんですが…。

砂浜は誰のもの?

ある日、私たちがパラソルを立てた右側エリアに、ドヤドヤと肩幅のものすごい広い50代前後のおじさんを中心にしたグループがやってきました。

プライベート風のビーチ全景。向かって右側が特に空いてるゾーン(全体的に空いてるけどw)

おじさんとおばさん、その友達カップル、とそれぞれの子供達(10代)とその友達。的な雰囲気の10人ぐらいの賑やかな一団が、各自持参したビーチチェアを、私たちのパラソルの前にズラーっと並べたのです。

え。他もまあまあスペースあるのに、なぜわざわざ?!背中ばっかりで海が見えない…。

と、ガッカリしつつ、まあそういう人たちっているよねー。と気にしないようにして、のんびりしていると、肩幅のものすごい広いおじさんが、顔だけ振り向き、こちらを見ている。広い肩の上に乗せた日焼け顔。怖いんだけどw?

変な人!日本人が珍しい田舎の人なのかな?犬が好きなのかな?と思っていたら、

「あなたたち、どこに泊まってる人?ロッシの家のお客さん?」(ロッシは仮名)

と大声で聞いてきました。

いいえー。○◯さんとこに滞在してますー。

「あのね、ここ、僕が買った土地なのね。ロッシが。」

はぁ?

「その後ろに見える緑の生垣の先のずーっと奥から、この砂浜の先まで、僕の土地なの!」

なんと!この空いている右側エリアは、私有地だと言うのです!

と驚きましたよw、その認識に!
(あと、自分の家に泊まってないのを知ってて、うちの客?と聞く…感じの悪さにも驚いた!)

ハイ、ここでイタリアの砂浜について、簡単にご紹介します。

イタリアの砂浜は、公有財産、売買できませんが?

イタリアの砂浜は、国家、または地方自治体の所有物*で、譲渡不可能売買不可なので、個人が砂浜そのものを所有することはできません

*海洋公有財産イタリア市民法第822条および航海法第28条で認定。

公的機関から、使用許可・賃貸は可能だけど、入札によって厳選されます。←イタリアの砂浜にある有料のビーチ、リド(バルネアリ)は、基本的に賃貸の形式。

また、すべての”波が打ち寄せる海岸線”は、賃貸あるなしに関わらず、アクセス権が保障されています。

故に、砂浜全部買った←買えない
ずっと先まで僕のもの←アクセス権が保障されている
の2点で、認識が変!間違ってる!

というわけで、好意的に、

…ずいぶん間違った人だな。誰か正してあげた方が良いのでは。あんな偉そーにしちゃってw、誰から買ったか知らないけど、騙されてない?

などと思ってしまい、ピンキー(夫)に「売買契約書見せろ。とか言ってみる?」(←全然好意的じゃないw)と言うと、冷静に「いや…どきましょう(関わらない方が良い)」と言うので、

そうでしたかー。それは失礼しました〜と、どこまでかわからない”僕の土地”から出て、左側に移動すると、オレンジのパラソルから、ジーッと私たちを見ていたシミはバカンスの勲章系のおばさまが、

「心配して見てたのよ。あそこ、あの人の土地らしいwから、行かないほうがいいわよ」

と、声をかけてきました。
また、はぁ?です。

これが、いわゆる見ざる・聞かざる・言わざるか!

なんと、みなさんご存知なんですね。それで左側に集中してる、と。でも、変ですよね?認識。と、10年来、毎夏このビーチに通っている素敵なバカンスおばさまに聞くと、

そんなことは百も承知。の顔で、「いろんな人がいるからー」

と言われました。

そして、にこやかに10年来のこのビーチの変化やボン先輩の話など、当たり障りのない話で、嫌なことはあるけど楽しい夏の1日をぶち壊さないようにしましょう感満載で、なんとなくやり過ごしたわけです。翌日は、ちゃんと左側にパラソル立てて…。

「どーでもいーんだけど、冷たいんですよ、ここも海水が…」水温が気になるお年頃です…。

その後、パレルモでこの件を友達に話すと、「似たような話はいっぱいある」とのこと。なんでも、上の地図にあるような、アクセスが限られた先のビーチは、権利を主張する人が現れて、いつの間にかプライベートビーチっぽくなって、一見さんが行きにくくなっている現状があるそうな。。。

かといって、「売買契約書見せろ」wなどと、くってかかる人もいないので、偉そーな(人を威嚇する)テクニックを心得た人が、無駄にでかい顔して、いつの間にか所有物にする。でも、人々はなんとなく関わりたくないから、放置しておく。

…んー見ざる・聞かざる・言わざる?
それ、マフィア的発想…。

なるほどー。そういう仕組みか。と、妙に納得した(?)ある夏の日の話でございました。

マフィア博物館で、無関心を装うことは賛同と同義。そんな社会風潮がマフィアを増長させたという話を聞いたばかり。

いや、マフィアを醸成した土地柄だから?と思う一方、「不正や不合理、不道徳だとわかっているけど、なんとなく圧力に屈してしまう」ってことは、世界中にも日常にも多々あるので、シチリアの砂浜wに限ったことではないかと思いますけども。

パレルモではこんな騒動が!

ま、どうぞ安全に良い土曜日を!
Buon sabato!

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