ホームレス女性へのいじめと排除アートと近所の路上生活者にカフェを奢りたいピンキー(夫)

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

ネジ入れましたが、まあまあ元気です!

▼ネジ入れ顛末

とはいえやっぱり痛いし(そりゃ骨に穴開けてるんですもんねぇ。超心配!週末なのにキャンキャン電話しても、ちゃんと相手してくれる先生は優しい。けど、鎮静剤あるのに打たないとか、絶対S気質)心の安静が必要なので、今週末はベッドからほとんど動いてませーんwith犬。

熱い飲み物が入れられる紙コップ?何に使うつもり?

昨日のブログを見た友達からお見舞いメッセージをいただく中で、牛乳ゼリーの存在に気づかされ(やっぱり骨を労わるにはカルシウム?)、「なるほど!」と早速作ってみたら、大失敗!

納豆もスコーンもサクッと作れるようになったのに!ゼリーだけがどうしてもうまくできないのはなぜかしら?大量の怪しい白い半塊のドロドロした物体は、どうしたら良いものか…が喫緊の問題くらいで、あとは快調な回復を期待する日曜日の朝。

ピンキー(夫)が起き抜けにこんなことを言い出しました。

「ねぇねぇ、うちに紙コップなかったけ?スタバみたいなヤツ」

なんで?と聞くと、「外のラガッツォに、熱々のカフェを持って行きたいの」と言う。

外のラガッツォとは、うちの前の通りに住んでいるアフリカのどこかの出身の男子のこと(推定20代半ば)。

昨年から、長いこと空き店舗になっているシャッターの前に、寝床風に椅子その他を揃え、そこで夜を過ごしつつ、昼間はボンヤリと道路に立ち、パルケッジャトーレ的なことをしています。

※parcheggiatore(パルケッジャトーレ)は、路上駐車がデフォルトのイタリアの街にはよくいる駐車場整理的な人のこと。コインパーキング用チケットを備えた組織的な人たちから、なんとなくそこにいて空きを確保したり駐車を見守るだけの人まで、多種多様。いずれにしても、1回あたり1ユーロくらいのチップを渡します

ビールを片手にボーッとしてることもあるんで、大丈夫かいな?と思っていた頃、いつもの近所の噂網から、

ボートでアフリカから渡ってきた難民の子で、その旅でお母さんを亡くした。兄弟が難民保護施設的なところにいるけど、彼はどうも外にいたいらしく説得に応じない。

と言う情報がもたらされました。

遠くの山のてっぺんに雪が残ってるぜ…寒いんだぜ

ゴハン食べてるのかな?と心配になるけど、たまにカリタス(教会系の慈善団体)やご兄弟のところでひと休みはしてるらしく、「時々バスに乗ってる」と言う情報もあるので、生命が脅かされていることもなく、ご本人の意思なら…という感じで、なんとなく見守ってる感じです。ご近所全体で。

しかし、この寒さ。。。ピンキーがカフェをご馳走したくなる気持ちもわかりますけどね…。

だからと言ってどうなんだ?

ご近所の見守る姿勢としては、当たらず障らず、事情を考慮して積極的に保護だなんだと騒がず、かといって完全に無視するわけでもなく。絶妙な距離感を保って見守っているようなところもあるので、急にカフェをご馳走するのはいかがなものか?バランス崩れない?

とか思っちゃって、「カフェ嫌いだったらどうすんの?むしろ、「これであったかい物でもお買いよ」ってチップあげた方が良いんじゃない?」とか言ってみたんですよね。

急に距離縮められて戸惑って居づらくなっちゃうとか、責任も取れないのに中途半端に関わるのはどうなのか、などと、夫婦で揉めてw、朝ゴハンが長くなりました。

で、「明日の朝、ご近所のおっさん軍団に相談してみたらー?(日曜日は誰も井戸端会議出勤してない)」ってところで、とりあえず今日は何もしないことになったんだけど、さっきボン散歩に降りたら、今日はいなかったらしいwwwwww。何の話し合いだったんだww。

助けられないから、せめて邪魔はしない

ところで、こんなことを話している間、ちょうど昨日、twitterでうっかり見てしまった名古屋のコンビニでのホームレス女性へのいじめの動画を思い出していました。

ホームレス女性が心底気の毒だけど、周りから放置されてしまっている子達も、ある意味かわいそうだな。と思った動画でした(あまりにおぞましいのでリンクとはか貼りませんけど。「名古屋、かっちゃん」とかで検索したら出てくるかと)。こんな頭の具合を疑ってしまうようなことができるのは、人から優しくされたり、大切にされたり、思い遣られた経験がないからなのかな、とか、学校でいじめられてるとか、親に虐げられてるとか?自己承認の手段が弱者へのいじめとSNSしか無いのかも。とか想像などしてみた。

まあ、これはとてつもなく極端なケースですけど、考えてみれば、よくある排除アートも方向性としては一緒ですよね。アレを称賛することは、静的ないじめでもあると思うんですよ。

以前、路上生活者がいるパレルモ市内の某広場のベンチに、突然、肘掛がつけられたことがあったんですが(寝転べないようにするため)、広場のご近所さんたちが一斉に市に抗議して、翌日、肘掛け部分が撤去されて元通りに。なんてことがありました。

そこにしかいられない人がいるのに、なぜそれを邪魔するんだ。と言う理由の抗議で、なんかとってもホッとしたことを覚えて居ます。

ホームレスになるならパレルモがいいな。と思ったよw。

いろんな事情がある他人に対して寛容な社会は、とても安心感があります。いつ何時、自分が「いろんな事情のある人」になってしまう可能性だってあるわけだから。

そもそも、なぜそこに居ていいかどうかを、同じ人間が決めて良いと思えるのか…。ま、景観がどうとか、地価が下がるとかって都合もあるでしょうけど、そこにしか居られない人にだって、都合があるわけよね。

閑話休題。

自分より弱い立場の人を助けるって、どこまで責任負えば良いかわかならいし、変に偽善的になるのも嫌だし、アクションを起こしたりする勇気がなかなかないし、できることは…せめて邪魔しないことくらいの人間なので、カフェを奢るのが適切なのかどうかも判別つかず、「いいこと思いついた!」と朝からキラキラするピンキー(夫)に戸惑い、何か素敵な芽を摘み取ってしまったのでは?などとも思う朝なのでした。ホントにアンタはノブリスオブリージュさんだよ。

皆さんなら、ピンキーにカフェ奢らせます?!

…さて、噛めそうなのでランチはパスタです。噛むの久々ー!

ではではよく噛んで、良い1日を!
Buona giornata!

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