と、言うわけで、今週末の我が家はバスタブ(設置)祭りです。
水風呂地獄からカエサル(給湯器の名前)設置、そして約2ヶ月。やっとバスタブの到着です!
面白いもので、業者さんが来てお見積もりするのは日本と一緒なんですが、バスタブ…自分で買いに行きます・大笑。
ま、もちろん、いろんな方法があるのでしょうけれどもね。新居で内装全部お任せ〜みたいな感じなら、業者さんと一緒にカタログから選んだりするのが一般的でははかろうか、と。
今回、スタートはレロイ・メルリン。フランス系のDIYチェーンマーケットで、電気器具やらペンキ類、床材からトイレ、もちろんバスタブも扱ってます。イタリア人にも作業好きな人は結構いるらしく、行くといつも混んでます。
イタリアのトレンドは、バスタブよりシャワーボックス!
レロイ・メルリンのお風呂コーナーで、「シャワーボックスからバスタブに変更したいんですよね〜」と相談すると、
「え?」
「いや、だから、シャワーボックスからバスタブに…」
「え?!」
「いや、だから…」
「え?!本当に?!」
…妙なスタートでした。
というのも、レロイの担当さんによれば、「今、相談はほとんどが”バスタブ外してシャワーボックス設置したい”だから、耳を疑った」そうですw。なんでも、9割方はシャワーボックス設置希望だそうな。
理由:高齢化&面倒くさい
足腰弱ってバスタブまたぐのが辛い。とか、パパッとサクッとシャワー浴びたい。とかで、もともとあったバスタブを外して、シャワーボックスにするなんて、せっかくのバスタブを…わざわざ…あの憧れのバスタブを……。
キー!なんてことを!
そのバスルーム、下さい!
って感じw。
あーもったいない。
実際、そんなマーケット状況を反映し、店内にもシャワーボックスがズラ〜っと並び、横から上から全身ミストみたいなのとか、雨風シャワーとか、なんだかシャワー業界は発展の一途の様子。一方バスタブは、天井から吊るされてるやる気のなさそうなのが1個、2個…。…如実です。
ちなみに、これは一般的なご家庭の話。豪邸ならシャワーボックスとは別にジャグジーとか猫足バスタブとかインテリア感覚で設置するケースも多々あるから、カタログ上には素敵なバスタブは並んでいます。
シチリアが暑いから、バスタブ入りたい人が少ないってわけでもなく、イタリア全土の傾向らしいですよ。レロイ・メルリン、イタリア全国展開だし。全国的なマーケット状況なんだと思われます。
バスタブにキャンドル並べてリラックス〜とか、ちょっと古い発想みたい。「今は、全身ミストでリラックス〜ですよ、奥さん。」とか言われても、「あーそーですかー」としか思わないですけど。だって、バスタブが欲しいんだもんっ!
石造りの家は、やりたい放題!壁を掘る音にビビるボンさん
そうして、日本の流行り廃れによらない素敵なバスタブ文化や温泉の話になると「僕も日本に行くのが夢」などと言い出し、オススメの街や食べ物の話にまで展開し、結局、「バスタブは素晴らしい。古代ローマ人だって好きだったし」ってなことで、頑固にバスタブに固執する日本人にシャワーを強要することなく、とても丁寧に対応してくれたレロイさんでの購入・設置の話は進みました。
バスタブ・蛇口を選ぶ→業者が来る→バスルーム破壊の程度を含めて最終見積もり出す→お支払いする→工事日決まる→納品・設置←イマココ。
屈強そうでもない男子二人がやってきて、まずは、シャワーボックスを外すところからスタートしました。
えー簡易wwwww。ネジで止まってるだけだったのねぇ。
運び出した後は、
水道の位置を変えるため…
壁を掘りますっ!
床も掘りますっ!
やりたい放題だな、おい…。
グゴゴゴゴ…グガガガガ…。
壁の裏は、隣のお宅。
「明日から工事でご迷惑かけます」な〜んてご挨拶は…してませんw!どこの家もしないし、されたこともない。
ま、エレベーターで顔を合わせたら、「うるさいですよねーごめんなさいねー」くらいは言いますけど、騒音なんて日常茶飯事、誰も気にしないので、どーでも良いみたい。楽ですwww。
(北イタリアのとてもマナーの良い高級住宅街ではそんな挨拶もあるのかもですけどね。…多分、ないと思おもいますけどw。)
あーそれにしても…
歯医者の記憶が蘇る…。
爆音にビビる飼い主と、
我が犬。
治りかけの歯痛が復活しそう…。
生まれて初めて見たバスタブは、何に見えたかな?
そ・し・て、バスタブ到着!
あはは、簡易〜w。
「これ、なんですか?」
オーダーできる一番小さなバスタブ(140cm✖️70cm)です。だって…追い炊き機能なんかないから…。ローマの家にあった約200cmのバスタブが、お湯をはるそばから冷めていた経験を生かしてミニサイズを購入した次第。
一番湯(お湯はないけど)はボンさんに入らせてあげよう!と思いましたが、怪訝がってなかなか入ろうとしないので、ポリポさんを投入。
入浴剤(ポリポさん)だよ〜w。
ほれ、お入り!
近づきたいけど近づけないボンさん。
「ポリポさんが、遠いです…」
そだねー…。
ふちに手をかけ、ポリポさんを眺めて「ミーミー」泣くばかり。なぜだか中に入ろうとしないのでした。
なんだろう?
コワイのかな。
じゃ、一番湯は私ねw。
さあ、工事は続くよ〜さらに掘るよ〜。
続く。
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