どうも皆さま、ボンジョルノ♪
カサッカサの秋の健やかな空気の中、ある実験に勤しんでおります。
昨今、たいていの外国の街では日本食ブームも手伝って、和食屋さんや日本食材を扱う店があるものですが、パレルモにはないんですねw。ふふふ…。ミラノやローマ、ボローニャやフィレンツェにはあるのにね〜。ないのよね〜。
かろうじてBIO系ショップやスーパーのエスニック食品もしくはグルテンフリー、マクロビオティックのコーナーなどで、変てこな日本食材はあるけど…瓶詰めの米味噌とか硬い豆腐とか。
イタリア第五の都市なのに(ローマ、ミラノ、ナポリ、トリノの次だわよ)!人口66万都市なのに!異文化を受け入れてきた港町なのに!魚介がめちゃくちゃ美味しいのに!
と、のにのに文句ばっかり言ってるので、ブログを読んでくださっている皆さまはすっかりご存知かと思いますけれど(いつも、お目汚しすみません^^;)。絶品のシチリアラーメン便りでも、和食しかも極上の味にめぐり合えた喜びが爆発しましたね…(そりゃそうでしょう?想像してみてください…)。
…もはや国境断絶状態ですから、物理適距離に加えて心の距離も遠い上、この物資不足!もう現地でなんとかするしかない!インパールかガダルカナルかってなもんです。
シチリアの『パッシート』はみりんの代用になるか問題
で、みりん。
みりんが切れちゃって。怪しい中国人の店にはあったはずだけど…代用できるならしたいもの。みりんって、日本酒とお砂糖もしくはハチミツで作れるじゃあないですか。また、ないなら作るシリーズですかね。
しかし、日本酒…”美味しいやつ”か(やっぱり)怪しい月桂冠しかないんだよな〜と思いつつ、みりんの成分を調べてみると、
みりんの成分:アルコール14%、糖分40〜50%
ん?これって…。
これじゃん?
ご存知パッシート・ディ・パンテッレリーア!
日本でも買えるね。収穫年も同じ!↓
アルコール度数14.5%、ブドウとの糖度を天日干しで最大60%まで上げて作る天然の甘さが美味なワイン…。しかもハチミツのようなコクのある甘さ。
うん、イケそう。
ということで、肉じゃがでお試ししてみました!
ほのかにシチリアが香るパッシート肉じゃがの出来上がり♪
レシピは通常通り。みりん→パッシート、お砂糖は味見て調整です。
〜シチリア産食材で作るパッシート肉じゃが〜
“Nikugiaga” alla siciliana con passito di Pantelleria.
やだ、美味しいw❤️。醤油を隠し味にしたフュージョン系シチリア料理ということでも良いかも。
…次は、パッシート・カステラだな!実験楽しいデス♪(よっ、リケジョの本領発揮!)
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sperimentazione
スペリメンタツィオーネ
実験
なぜかワクワクする単語♪
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