というわけで!ラグーザです。
ボン連れ初夕食は、友人姉がご贔屓にしている家族経営のリストランテにドヤドヤと伺いました。
シチリアの春野菜”ラッシニ”ってなんだ?!
東岸風のイワシのマリネやリコッタなど、アンティパストいろいろ。トマトのペーストもがっつりパキーノのトマトです(さすがお近く!)。
で、左上のうっすーいフリッタータ(イタリア風オムレツ)にぎっしり入れてくれた旬野菜”ラッシニ”がなんだかわからなくてwザワつきました。
ラグーザ人たちが「春野菜といえば!これだね!ラッシニかセナプー」と言いますが、そりゃなんでしょうか?「イタリア語でなんて呼ばれてるか知らん。」とラグーザ人が言う…。そう、セナプゥもラッシニもシチリア語。イタリアは各地で野菜や魚の呼び名が変わってややこしいですよ。
「俺的にはどっちでも良いから、なんかください。」
セナプゥ(もしかしたら発音的にはシナプゥだったかも)は、セナペ(カラシ菜)かな?でも、ラッシニはなんでしょう?ザワザワしてたら奥からオーナーのお父さんが出てきて説明してくれました。
「セナプゥはセナペ・セルバティコでラッシニはセナペ・カヌータのことである!」
おおー!と言いつつ、「なんだ〜どっちもセナペじゃん」などと言ったらお父さんに叱られましたw。ラッシニとセナプゥはすごく違う野菜らしいです。
イタリア人の食に関するこだわりは、とても日本人と似てるなぁと思うのはこんな時。1番出汁と2番出汁。(外国人的には)どっちも出汁じゃん…とか言っちゃダメ!的な。
「フリアリエッリの仲間ですね(どっちも)」と言ったら、「ウムッ」と納得してキッチンに帰って行きました。
※フリアリエッリはプーリアだとチーメ・ディ・ラーパ、ローマだとブロッコレッティ。
味は…ほんのり苦くて美味しい〜!フキノトウとかたらの芽とか、春の訪れを告げる野菜はなぜほんのり苦いのか。しかも世界共通で。冬の寒さを耐えて気合が入っているからか。成分的にはデトックス効果があるらしいですけどね。
そら豆とグリーンピースとラッシニで春満載パスタ
ラッシニにはまってパスタもラッシニ。
そら豆とグリンピースとラッシニで、ホクホク苦い春満載の具材をトゥベッティにからめて、リコッタサラータをがっつりかけて。
苦うまいっ!
豆系パスタはトゥベッティ(もしくはディタローニやメッツェ・マニケ)みたいな穴あき極ショートパスタがベストですな!
ほらっ!ご覧あれ!
↑お豆がちょうど中にはまってる。これが正しい豆パスタの姿なのだw!
それにしても量がとてつもなくて、セコンドもドルチェも無理状態。ボンさんにもとても親切にしてくれたお店を後にし、街の中心地へ戻った頃には凍りつきそうになりました。寒くて。だって、3度ですよ、3度!(その頃パレルモは10度越え)
え?
3度の外気で賑わうラグーザ人…。山の人は体感温度が違うのか。
ということで、続く♪
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