揉める夫婦とよく水をもらう犬ーパレルモからエオリア諸島行きの船で

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

今朝、2ヶ月ぶりくらいにコットンのカーディガンを着ました。なんたって、19度!さむ〜…。つい先日まで40度だ、朝も30度だ、とかキャンキャン言ってたのに。地球に翻弄されてる。

長袖ひさびさで、なんだか腕がゾワゾワしましたよw。

さて、今年メインのバカンスは、インスタでもちょいちょいご紹介してますが(犬あり犬なし)、いつもの島(エオリア諸島/フィリクーディ島)でございます。

行きの船に乗る前に、撤退しそうになるくらいの激混み船で…

パレルモからフィリクーディ島へは、ボン散歩コースでもよく行く港から、バーンと高速船で約2時間半

お気楽な旅路ですが、荷物は多いので(コロコロ2つにバックパック2つ、冷凍肉を詰めたサーモバック、そしてボン)、、、タクって港に到着したら、長蛇の列ー。

こんなに乗ったら船沈むんじゃないの?ってくらいの大行列は、エオリア諸島の人気が高まってるのか、たまたまなのか。

暑いし、並ぶだけで疲労困憊…。気持ちも萎えちゃって、「もう家のベッドでゴロゴロしながらNetflix三昧のバカンスで良いのでは…」と、帰りたくなったりしましたが、ボン先輩のための島行きだったと思いを改め船を待ち、乳児や幼児やちびっ子たちが安全に乗り込むのを全行列で見届け、ようやく乗った船は、カタマラーノ(双胴船)でした。

あ、内観だけじゃわからないですね^^;。

いつもは、アリスカーフォ(高速翼線)ですが、今年からパレルモーエオリア諸島便は、収容人数が多いカタマラーノ(双胴船)だそうで。

▼去年2回目のフィリクーディ島バカンス。8月後半でも全員マスクでしたねー(義務あり)。今年はゼロでした。

二つの違いは、アリスカーフォは海の上を飛ぶように走り、カタマラーノはジーッと進む…。そんな程度ですが、前者は船頭をあげて走行=後方席が安定、後者はどこでも同じ安定感という違いもあります。

つい、いつものアリスカーフォ癖で、いそいそと最後部席前の列を陣取ったら…エンジンうるさい&暑い、冷房効かない…。

でも、満席ギッチギチだからもう変えられず。座ってから席選び失敗に気づき、出発前から不快全開になりました。

飲めない水をなぜ持ってくるのか

ボン先輩のハァハァも止まらない。

行列の暑さに耐えて、やっと冷房…とならず、毛皮も脱げないボン先輩が熱中症になっちゃう!

ボン用の500mlの水は、行列ですでに消費しており…残るは、サーモバックの2本。

しかし、ガッチリ凍ったままであげられない(暑い行列中に溶けないってどーゆーこと?!とありがたいサーモ機能にややイラっときましたw)

という状況で、ピンキー(夫)が「水汲んでくる!」と船内の洗面所へ向かいました。

ボン水飲み用カップ(80cc)を持って…。

はぁ?なぜ空のペットボトルを持っていかぬのだ…それじゃひと口じゃん。。。

と、さらにイラっとしながら待つと、なみなみ水を注いだカップをそーっと持って戻ってきた(揺れない船で良かったね)。

「この水飲めないってー」

ですと。Non potabile(飲料不可)と書いてあったそうな。

はぁ?じゃあ、なぜ汲んでくるの?

「一応」

はぁ?はぁ?で、どーすんの、その飲めない水?などと、夫婦がイガイガやっていると、

「夫婦喧嘩は犬も食わずですが、水は飲みます」

本当の最後尾(私たちの後ろの列)にいた大学生くらいのローマ人たちが、「…よ、良かったらこれ…」と自分たちのペットボトルを、ギスギスしてる夫婦にオズオズと差し出してくれました。

ボン先輩、復活

…助かりました、ほんと。怖がせてごめんなさいw。

今年のボン先輩は、いつも以上にお水を飲みたがりますが…

それにしても(喧嘩はさておいてw)、ボン先輩自体があまり水を飲まない犬なので、だいたい500mlは用意していくのだけど、今年はそれじゃ足りなくて…先月もこんな場面がありました。

▼準備の悪い飼い主ですまない…。しかし強く生きてくれて本当にありがたい。

それだけ暑いってことなのか、歳のせいなのか

どっちでしょうね。まあ、どっちにしても、気をつけねば。と改めて反省しつつ、しばらくすると船内バール開店。

その後、外出時には、いつも以上に水を多めにきっちり準備して、中年ボン先輩の体力消耗&ダメージを最大限に減らしてます。

追加の水も買えたし、カフェの香りが多少は漂ってきたものの、窓も開かない閉鎖環境の“夏の人混みの匂い”(要するに汗臭い)は消えず。

…暑いしエンジン音うるさいし、耐えられぬ!と、船内をウロウロしてみると、前方席ったら、冷房効いてるし静か。。。

後方席のまるで戦後の引き揚げ船ムードと比べたら、タイタニック号のようでした。(あまり乗ることないと思いますが…カタマラーノは前の方がおすすめですよ。アリスカーフォは後ろ)

そうして、引き揚げ船は、いつもの島に無事到着。新鮮な島の空気が、いつも以上に美味しくて、いつもよりも感動しました。「あぁ、着いたぁ!」ってなっちゃったもんねw。

疲労感満載で始まったバカンス、続く!

環境悪いとイライラするよねー。仕方ないよ、だって人間だもの。どうぞ心地よい金曜日を!
Buon venerdi!

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