
高齢者の生歌パーティの翌朝7時。
窓の外には爽快な風景が広がってました!
結構山深いところもあんですね、フランチャコルタ。
のんびり朝食をいただいて、
出発すると、おっと、ヤギ停止w。
振り返ると、泊まったお宿が見えました。
中腹っw!
親切で渋いオーナーさんやヤギたちが迎えてくれたお宿。このあたりに行く機会があったらオススメですよ〜♪
そして、再びカンティーナ。
”ザッツ郷土料理”のランチをいただきに参りました!ふふふ。
初めて食べるこの辺りの代表的な郷土料理…。
それは、
前日からロリスさんのマンマさんが準備していた、
マンツォ・アッローリオです!
牛の腰あたりのお肉、マンマによればお尻と腰の間あたりのお肉を使うそう。ランプとサーロインの間?ぎっくり腰になるあたり?
そのお肉をグルグル紐で巻き、アンチョビを加えたスープにオリーブオイルたっぷりで”蓋”をして、約3時間ほどじっくり煮込みます。取り出したお肉は、極薄スライスに、残ったスープを煮詰めてソースにし、肉・ソース・肉・ソースでミルフィーユ状にして、オーブンへドン!
良い感じに焼いて、出来上がり。。。というお手間のかかるお料理でございます。
…しかし、北イタリアといえば、ポレンタ…。
今まで生きていて美味しいと思ったことなぞ一度もない、ポレンタ…。
ポレンタ機まであるほどの日常食らしいポレンタ…。
自動でグルグル攪拌するポレンタ機。
すごいですねえ。。。食文化の違いをマザマザと感じます。
ポレンタが苦手なことを伝え、盛りを小さくしていただきつつ…初のマンツォ・アッローリオを試食!
これは、ヤバい!激ウマ!
煮込んでもなお、しっかりと味を残したお肉はホロホロと柔らかく、ソースを絡めると、なんとういうコク…。アンチョビと肉汁の旨味が炸裂!
できれば、白いゴハンをいただきたい。
しかし、どうでしょう?和え和えしながらポレンタと食べてみると、「あーこれは、ポレンタでなければ成立しない!」と断言できるほどのマリアージュでした。
なるほど、ポレンタはこーゆー味わいで食べるものなんですね。
結局、ポレンタ普通盛り3杯おかわりした次第。←”フランチャコルタの奇跡”と呼んでいます。
お飲み物は、ずーっとフランチャコルタ。水代わりのフランチャコルタ…。
「普段の食事もフランチャコルタなんですよね?やっぱり」と聞くと、アペリティーヴォもランチも夕食も、フランチャコルタ。だそうです。まあ、そりゃそうなりますよね。アホな質問でした。
食後は、極上ストラベッキア!
郷土料理のランチとなれば、きっと夕方までお邪魔することになるんだろうなーと想像しておりましたが、なんと、普通に14時には終了。皆さんスックと席をたち、仕事場に戻るという様子を目の当たりにし、
「え?日本?」
と驚いてしまったのは、シチリア暮らしに毒されているせいかもしれません。いや、せいです。
だって、シチリアだったら、12時半頃から始めたこの手の食事が15時前に終わることなんてないですから…。次々次々次々…次の料理が出てきて、ダメ押しにデザートだーフルーツだーってね…。
平日だったのもありますけど、適量いただいて仕事に戻るのは能率的。さすが、イタリアで最もリッチなブレーシア県だけありますな。
ランチ後開始したフェルモの瓶詰め作業をのぞいて、瓶詰め直後の白ワインをいただいたりなんかしながら、
ワンコと戯れてもなお、
「あげないよw♪」
予定通りに最寄りのブレーシア駅へ到着し、予定通りに到着した電車でミラノに向かうことができました。
テキパキして、愛がいっぱいで、美味しくて、サクサクと物事が進んで快適…。ブレーシア駅のエレベーターの反応もすごい早さで(多分日本よりは遅い)、ドギマギしてしまった…。
普段…なんというところに住んでるんでしょう・笑?と改めて思いつつ、それでもちょっとシチリアの太陽と海(とボンとピンキー)が恋しくなったりしつつ…続く。
コメント
フランコチャルタの奇跡!!
ポレンタファンが増えて嬉しい!!
苦手なものって大抵最初に”美味しい”ものを食べてなかったりします。
私も一番最初の印象は「え?シリコンゴム?」でしたから(日本で・・・笑)
ああ、迫力のマンツォ・アッローリオ!食べた~い!!
>しんしんさま
いや…ファンになったわけではないのでぇ…(白目)。
マンツォ・アッローリオに合わせた、最上級のポレンタ(らしい)が合ったというだけでございます。
基本的には嫌い…は変わりません・苦笑!