ピエモンテ食い倒れツアーが終了し、皆さんとお別れした後は、フランチャコルタとミラノに立ち寄りました。
イタリアのシャンパン!フランチャコルタのワイナリーへ
まずは、ミラノから電車で40分。ブレシア駅で待っていてくれたお迎えCarに乗って、フランチャコルタのワイナリーへ。
フランチャコルタといえば、イタリアのシャンパンとも称されるスプマンテの最高峰。ロンバルディア州のフランチャコルタ地域で生産されてます。
今回お世話になるのは、日本にも輸入されているLe Marchesineさん。

到着早々、ワイナリーの見学からスタートです。

人間の知恵と科学が作る美味しい泡
厳格な規定に沿って製造されるD.O.C.G認定のフランチャコルタは、絹のように滑らからで繊細な泡が特徴。
そんな泡は、一次発酵(スティルワイン造り)の後、瓶詰め・二次発酵。そして、18ヶ月以上の瓶内熟成期間を経て、ルミアージュの工程をたどりますが、やはりルミアージュが醍醐味ですねー。

ルミアージュは、ボトルを傾け、毎日毎日…1/8回転ずつ回転させながら、瓶の頭にオリを集めていく作業。年間50万本以上を生産するこちらでは、職人さんがいくらいても足りない!腱鞘炎になりそうだし…。ってことで、機械化されています。初めて見るルミアージュ機の動きは、圧巻でした!

集めたオリは凍らせて、スパコーン!と抜き、ドサージュしたりしなかったりして、コルク詰めして針金を巻いて…さらに数ヶ月〜数年熟成を経て出荷されるわけですが、なが〜い手間と愛情をかけて生産されるフランチャコルタ。
ブドウを科学と知恵で美味しい飲み物にしてくれる人々のおかげなんだなーと、改めてしみじみ感じましたよ。
「大金積まれても土地は売らないよ」代々続く家族経営企業の子育ての秘訣
代々のブドウ畑を継ぎ、さらに増やし、現在は15種類もの異なる土壌で栽培したブドウを使い、極上のフランチャコルタを造り続けるワイナリー「レ・マルケジーネ」。
オーナーのロリスさんは、「何百億積まれても、ワイナリーとブドウ畑は売らないねぇ」と言います。

ワイナリーでは、お子さんたちとそれぞれのパートナーも、笑顔でバリバリ働いていたし、まだ幼稚園のお孫さんたちも、すでにお手伝い。今後も安泰そうで何よりです。
「それにしても、サッカー選手とか、アイドルになりたいとか。子供達が継がない?!なんてことには、ならないものなんですか?」と聞いてみると(好奇心に勝てない)、
「小さい頃から、おじいちゃんやパパの仕事を見せて、体験もさせて、少しずつ家業への誇りと信頼と愛を育んでいくんだよ」とのこと。
(少しずつ洗脳するんだよ、ふふふ)とも聞こえますがw、大人が誇りと自信を持って、嬉しそうに仕事をしている姿は、子供には素敵に見えるもので、将来をポジティブにイメージできるようになりますよね。
三つ子の魂100歳までも。代々継ぐ家族経営の企業が多いイタリアの子育ての秘訣でしょうか?
大好きなパパとママと、一緒に作業(っぽいことを)してみたり、おもちゃのトラックで積荷ゴッコwをする姿は、見ていてとても微笑ましかったです。幼い頃の良い体験の積み重ねが、明るい未来を作る。そんな感じがしましたよ。
やり手だけど、愛情もパンッパンに詰まったロリスさんと、そんなお話を聞きながら、カシーナ・ブルニョーラへ。


フランチャコルタ・ロゼ・ミッレジマートを合わせて、ゴージャスすぎー!なお夕食をいただいて、ご用意いただいたホテルに行くと、
高齢者が集まってパーティしてましたw(大音響の生歌あり)。

激しい生歌を聴きながら、初フランチャコルタの夜は幸せに更けていきました。
フランチャコルタ地域の家族に伝わる絶品の郷土料理を食べに行く
高齢者の生歌パーティの翌朝7時。窓の外には爽快な風景が広がってました!

のんびり朝食をいただいて、のんびり出発すると、おっと、ヤギ!

通り過ぎるのを待つ間、振り返ると、泊まったホテルが見えました。

ものすごい山の中にいたようですw。そりゃ爆音生歌も気兼ねないわね。
そして、再びカンティーナ。

ロリスさんのマンマの郷土料理ランチを食べに伺いましたー!やたー!
絶品!マンマの”マンツォ・アローリオ”
フランチャコルタの代表的な郷土料理といえば、マンツォ・アローリオ!

牛の腰あたりのお肉…ランプとサーロインの間あたりのお肉を、グルグル紐で巻いて、アンチョビ入りのスープとたっぷりのオリーブオイルで”蓋”をして、約3時間ほどじっくり煮込みます。
さらに、極薄にスライスし、煮汁を煮詰めたソースでミルフィーユ状にしてから、オーブンへドン!
ものすごい時間がかかる料理ですw。前日からロリスさんのマンマさんが準備してくれていました(感謝)!

じっくり煮込んでもなお、しっかりとした味のお肉はホロホロと柔らかく、ソースを絡めると、なんとういうコク…!アンチョビと肉汁の旨味が炸裂していました。
ああ、白いごはんを添えて食べたいw!
しかし、北イタリアといえば、ポレンタ…ですよ。
ポレンタ嫌いが3度のおかわりしてしまった!奇跡のポレンタを添えて
今まで生きていて美味しいと思ったことなど一度もない、ポレンタ。信長の野望、いや、トリノ人の野望のポレンタさえ、「嘘つくな!」となったポレンタ。
お家のキッチンに、ポレンタ機まであるほど日常食らしいポレンタ……。

ポレンタが、とても苦手なことを伝え、ちょびっとだけ添えていただきましたが(優しい。シチリアだったら、「それは何かの間違え、食えー!」って盛られそうw)、
ちょっと!びっくり!
マンツォ・アッローリオとのマリアージュが最高。「あーマンツォ・アッローリオの相手は、ポレンタでなければならぬ!」と断言できるほど。
結局、ポレンタ普通盛りを3杯おかわりした次第。「フランチャコルタの奇跡」と呼ばれています。
イタリアで最もリッチな地域だけあり、食後はサクッと仕事に戻る
ところで、お飲み物は、ずーっとフランチャコルタでした。ワイナリーですから、当然といえば、当然ですが…客だから?とも思い、「普段の食事もフランチャコルタなんですか?」と聞くと、
アペリティーヴォもランチも夕食も、フランチャコルタ。
だそうです。アホな質問をしましたw。

食後は、ダメ押し(?)で、極上ストラベッキア!

郷土料理ランチとなれば、夕方まで続く。と思うのは、シチリア的感覚。14時にはサクッと終了し、皆さんスックと席を立ち、仕事場に戻る!姿を見ました。
私たちはバカンス中なのでー…瓶詰め作業の見学をしながら、白ワインを試飲。


そして、予定通りに再びブレシア駅へ向かい、予定通りの電車で予定通りにミラノに戻りました。
「え?日本w?」
さすが、イタリアで最もリッチなブレシア県だけありますな!この辺に住んだら、とても暮らしやすそうですw。
ブレシア駅のエレベーターの反応の早さに驚きながら、「私は、なんちゅーところに住んでるんだろうw」とふと思ったりしましたが、シチリアの太陽と海(とボンとピンキー)が懐かしくもなりつつ、ミラノ編へ続く。



コメント
フランコチャルタの奇跡!!
ポレンタファンが増えて嬉しい!!
苦手なものって大抵最初に”美味しい”ものを食べてなかったりします。
私も一番最初の印象は「え?シリコンゴム?」でしたから(日本で・・・笑)
ああ、迫力のマンツォ・アッローリオ!食べた~い!!
>しんしんさま
いや…ファンになったわけではないのでぇ…(白目)。
マンツォ・アッローリオに合わせた、最上級のポレンタ(らしい)が合ったというだけでございます。
基本的には嫌い…は変わりません・苦笑!