どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
暑いんだか寒いんだかわからない中、友達にいただいた生で食べられる卵!(低温処理済み)と自慢のw自家製納豆で幸せなランチをして、今も満足が続いている(5時間経過)平日のパレルモです。
生卵ゴハン…ふふふ。ふふふふふ。
ふふふふふふふふ。
地図のギャラリー、逆さまのシチリアの地図
さて、ローマバナシの続きですよ。今回続いてますね。だいたい尻切れトンボになるのが常なのに。
▼前回のハナシ
バチカン美術館はデカイ、広い。その上、多重構造で複雑。地図を見るのを早々に諦め、大きな流れに乗って、素晴らしい彫刻群にたまに引っかかりながら、ドンブラココッコ〜ドンブラコッコ〜と揺られれば、
自動的に、地図のギャラリーに着きました。ありがたいw。一番好きな人気の場所。自力では到底たどり着けなかったことでしょう。
16世紀初頭のイタリア各地の地図が各州ごとに描かれていますが、やはり…シチリアですね。一応、住んでるところをチェックしなくちゃ的なあるある発想。
逆さま〜。バチカンから見た図なので、天地が逆になってます。
地図は、どこからどこを中心に見るかで変わるもの。日本の世界地図は日本が中心ですが、欧州の世界地図では、日本は右端(極東)にあります。
上下混乱しながら眺めていたら、イタリア半島の地図に描かれたエオリア諸島の方は、向きが正確…おいっw!と、世界のバチカンに、ついツッコミ。
シチリアの上なの、下なの?と当時の人は混乱したでしょうけど、よし次のバカンスはエオリアだ。なんて、計画する人はゼロだったから、大丈夫。まあしかし、世界の情景がこんなにあやふやな時に、よく日本まで来ましたよね、宣教師。
当時の日本の地図。もにゃぁっとしてる…。
ダリ、ゴッホからマティスコラボの法衣も〜
マニアックにシチリア界隈を凝視した後は、再び流れに乗れば、ラファエロの美しいフレスコ画の部屋に到着(ありがたいw・再)。
「アテナイ(アテナ)の学堂」の前で、カメラ目線のラファエロの自画像と3人でセルフィーを撮ったりして観光客気分(←今回のテーマ)を高めつつ、さらなる激流に飲まれていけば…いよいよ、システィーナ礼拝堂です!
が、その前に。激流の途中には、ゴッホやダリや、カンジンスキー…世界の巨匠の絵画コレクションに立ち寄りました。
なぜか誰も…見向きもせず、せっせと先に流れていくのが、謎でした。どこかで展覧会をすれば、行列ができる巨匠の作品が一堂に会しているのに。でも、おかげで空いてて、ひと息つけたのが良かったわ。時に、流れの外に出てみることも大事ですねw。
ところで、これすごくない?
マティス×バチカンコラボ、素敵です。まるで、なんでもコラボするドルチェ&ガッバーナのようだなw。
パープルのグラデーションに、黄緑かぁ。さすがの色使いですね。
システィーナ礼拝堂の「最後の審判」の下で
そうして、再び濁流に飛び込み、無事、システィーナ礼拝堂に到着ー!
満員電車のようにギュウギュウに詰められ蠢く人々の頭上に、示唆的な「最後の審判」。なんかめっちゃシュールでした。まるでプルガトリウムのよう…。
空いた時に見るより、煉獄の中から眺める方が鬼気迫るものがあるかもしれませんねぇ。んー面白い。人間の世界を反映した想像の世界。ミケランジェロはやはり天才ですな。
天国を夢見ながら、地獄に恐怖し、煉獄で揉まれてるうち、ポイっと外に出されてしまった後(もっと長居したかった!)は、余韻と共におみやげ屋さんが並ぶ残りの空間を歩き続け、
廊下にさりげなく展示された、また誰も見てないw戦時中のポータブルミサセットなんかを「へー」と眺めながら、ブラマンテの優美なぐるぐる階段を降りて、下界に戻ったのでした…。
5時間くらい…いたかしら。それでも、ほんの”さわり”しか見られてない気がしますw。いつか、丸々1日じっくりバチカン美術館をしてみたいものです。
▼続きのハナシ
どうぞ天国と地獄の間で良い火曜日を!
Buon martedi!
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