2016年12月のアメブロからの転載記事です。
冬のベルギー旅の続きです♪
今回の旅は、ピンキー(夫)の友人たちにあったり、親戚を訪ねたりが目的だったので、いわゆる観光地はほぼ行かず、誰も…知らなそうな…メッヘレンという街に行ったりしました。
飾窓を眺め、ブリュッセルとは違う公用語のメッヘレンへ
首都ブリュッセルとアントワープのちょうど中間くらいに位置するメッヘレン。フランダースの犬まであと少し、のところにあります。
ブリュッセルからは、電車で20分くらい(近っ)。
ブリュッセル北駅のそばの線路沿いには、昔ながらの「飾り窓」が今も残ってました!

ガラス張りの向こう側で、半裸のお姉さんたちが「カモ〜ン」ってやってます。大阪の飛田新地みたいなとこになるんでしょうかね。オランダが有名ですけど、ベルギーにもあるんですねー。
写真を拡大したりなんかしてるうちに、あっという間にメッヘレンに到着。


ベルギーには3つの言語圏があり、フランス語圏とドイツ語圏と、そして、フラマン語圏(フランドル語とも言うのかな?ベルギーのフランドル地方で話されるオランダ語のこと)。メッヘレンは、フランドル地方にあり、このフラマン語が公用語です。
語学センスがないので、つい”ミシュラン”と読んじゃうメッヘレンは、フラマン語の呼び方で、フランス語だとマリーヌ。ピンキー(夫)界隈の人たちがごちゃ混ぜで話すので、まさか同じ場所の話だとは思わなかったよ・笑。
首都ブリュッセルは、フランス語と英語と…ちょっとフラマン語。電車20分で公用語が変わるって、どゆこと?!って感じ。複雑ですよねぇぇぇ。
オモチャのような可愛い街で、”陸続きの欧州”を考えてみる
リエージュも水路の街でしたが、メッヘレンも水路がありました。

街並みも、すこぶる可愛い。ミュンヘンも絵本の中のようでしたが、こちらはこじんまりとして、ますます絵本のヨーロッパって感じでした〜。おもちゃの兵隊が出てきそう(あ、あれはイギリスか)。

いちいち可愛いけど、ちょっと特色に欠ける…などと、失礼な印象を抱いていたりもしますが、改めてヨーロッパの複雑さを感じたりもしましたよ。
地続きで、遡れば国境もちょいちょい変わって、かつての王室は誰かしら親戚だったり。そりゃどことなく似てくるもんでしょうね。
当時の人たちは、ちょいちょい領主が変わって、言葉も変わったりして、翻弄されて大変だっただろうなーと、電車20分で公用語が変わるのを体感して、数百年前のその辺の庶民の気持ちになったりもしました・笑。
周りの環境(語学を含む文化や習慣)は、メンタルにも多大な影響を及ぼすから、自分というものをしっかり持ってないと、ゴチャゴチャになりそうだし、その土地の伝統にこだわったり、誇りを持ったり守ったりするのも、なんかわかるような気がする…。
長いものにまかれてる場合ではないですからねぇ。

そういう意味では、日本はホント、世界的には珍しい環境ですよね。島国なうえ、なんてったって400年も鎖国してたんだから。なんと平和な!
たまに島(シチリア島)から出て、陸続きのいかにもヨーロッパに紛れ込んでみるのは、面白い。シチリア島は…いろんな国が来ちゃったところだから、またちょっと雰囲気が違うので。
首都ブリュッセルの中心地もちょっとだけ
メッヘレンは小さくて可愛いらしかったですが、ブリュッセルはさすがベルギーのみならず、欧州の首都だけあって街の中心は、ゴージャスだし、観光客もわんさかいました。

ガイドさんの説明を聞きながら歩く、日本人団体ツアーも何組か見かけましたが、まー中国人の団体さんが多かったなぁ。
そんな観光客の流れに乗って、一応、アレを見なければ!
コレ。

ちっさ・笑!
さすがにマーライオンとコペンハーゲンの人魚姫と共に”世界三大がっかり”と言われるだけあって、がっかりしてる人がいっぱいいました(ウソ)。
たしかに初めて見たときは、「ちっさっ!」と思わず驚いてしまいましたが、どれだけ大きな人を想像してたんだろう。小僧だって言ってるのに・笑!とは思いました。
ということで、冬のベルギー旅終わり。読んでくれてありがとう!

ところで、せっかくメッヘレンに行ったので、フラマン語の一つでも覚えようと試みましたが、メッヘレン以外、何ひとつ覚えられませんでした!センスなさすぎ〜・笑。
外国語センスのなさは、自分三大がっかりのひとつです(残りの二つは、虚弱体質と根気のなさ)。
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