どうも皆さま、ボンジョルノ♪
寒い…。まだ夏時間なのに、衣替えをしなければならないようです。シチリアの10月中旬は、靴下を履けばなんとかなる程度なものなのに。
さて、昨夜、予告されていたコロナ対策追加条例の発表がありました。
昨日はランチ会だったのだけど、集合は6人までだから「5人+犬なら大丈夫かな」と一応事前確認したり、ピラティスの先生から「今夜の首相会見を待って今週のスケジュール決めるね」とメッセがきたり。イタリア人って、ホント素直だなーと思います(周辺状況にはよる)。
↑お昼前のコルソ・ヴィットリオ・エマヌエーレ通り。街はとても混んでいました。観光客も多かったな〜。
外出禁止令はないけど、とにかく「夜の密回避」へ
追加条例の内容はこちらがよくまとまっていたので、ご紹介しますね。
・各市内の密になりがちな広場や道路を市長が封鎖できる(21時〜)。
・飲食店(テーブル席がある場合/ただし1席あたりMAX6名まで)の営業は5:00〜24:00。立ち飲み・食べのみの場合は18:00閉店。ケータリングは前者に準ずる。また高速道路のサービスエリアや病院施設内の飲食店は除外。
イタリアに来たことがある方はご存知かと思います。夜、特に週末の夜、広場や繁華街の道路がアルコール片手に立ち話する人でぎっしり…という光景を。店の外にあふれたまま立ったまま飲食しながら集合する光景を…。要するに、徹底的に夜の密を避けたいってことなんですね。←夏の感染拡大はほとんどコレだから。18:00〜立ち飲み禁止っていかにもアペリティーボ対策w。
・全校休校措置はなし。各地域と教育省が判断。対面授業をキープしながら、事情によりオンライン授業を推奨。
・高校の授業開始9時〜(場合によっては午後に変更も可)。
公共交通機関の混雑が問題になってまして(日本的には満員電車では感染しないことになっているのにね?)、混雑回避の時差通学となりました。ご両親たちの感染と授業の遅れの両方が心配なのは重々承知ながら、モニカ・ベルッチ似の教育相が「教育は未来への投資。修学機会を失うのは将来的に大きな国家的損失につながる」などと発言しているので、この先もなさそう。カンパーニア州が休校措置をとって紛糾してます。
・国、もしくは国際レベルの見本市/会議(ただし社会的距離が保てるもの)以外の地域の秋の収穫祭や宗教催事などの禁止。
・出張機会を減らすためオンラインミーティングの推奨
あとは、ゲームセンター/ビンゴの21時閉店、アマチュアスポーツの県レベルの試合の禁止など。そして、重症者用ベッドを2倍にするとのこと。
シチュエーションも美しい…目の保養になる首相会見(毎回)
「感染拡大の防止戦略は、春と同じではあり得ない。この数ヶ月、熱心に取り組んできた。」と話すコンテ首相。「国民の健康も大事だけど経済も大事。そんなわけで、家族や友達や大事な人のために責任感を持って規則を守り、マスク、距離、手指消毒をしっかりして、感染しないように頑張りながら経済回そ〜」なトーンで、経済と国民の健康のバランスをとるのに苦心した感が伺えましたが、今回も爽やかでした。おつかれーコンテ〜。
でも、多くの人が気にしていた「ジム」は「今週いっぱい様子を見る」だし、公共交通機関については時差通学以外なく。「は?たいして変わらないのに、会見すんな!」とか「極右政党に日和ってる!」などなど、会見直後のTwitterはものすごい荒れていたけど(イタリアもTwitterは荒れがちです)、相変わらずのイケメンっぷりが目の保養になります。
▼刻々と変わるイタリアの感染対策。最新情報はこちら!
というわけで、特に変わりなく粛々と感染対策を続けつつ、平和な平日を続行です。どうぞ良い1週間を!
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