犬と船旅ジェノバからパレルモへ!酔い止め飲んで大荒れの地中海を渡る

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

年末年始の旅話もいよいよ最終回でございます。

ジェノバから再び船で、四つ足の友達ルームに滞在しながら、パレルモまでの船旅をご一緒にw!

波の高さ5m?不安と共にジェノバ港を出発

雨降るジェノバの街で、お買い物をしてからジェノバ港へ(ジェノバ話は番外編で!)

今回の船は、La Suprema号(GNV)
後部座席でお水を枕にグッスリお休み中のボン先輩

お買い物…とは、旅の食料です!ほら、何しろ船内のレストランの食事がアレwだから。

▼パレルモ〜ジェノバの様子はこちら

サルディ(セール)真っ只中なのに、まずは食料w。そして、酔い止め薬です。

というのも、、、ジェノバ〜パレルモ間、特にサルデーニャを過ぎたあたりから大揺れになるそうで。

(ピンキー(夫)が、海のお天気情報専門のアプリかなんかで、熱心に風速や波の高さをチェックしてうるさかったw)

5mの波になるらしいけど、それがいかほどのものなのか?さっぱりまったくわかりませんでしたが、ピンキー(夫)が「酔い止めが必要な高さ」とPRするので、買ってみたのです。

船室から去りゆくジェノバを眺めれば、スーパーマンコラボの船…はぁw?

今まで生きていて、お酒以外で酔ったことが、(記憶には)1度しかないので、生まれて初めての酔い止め薬。

カプリ島取材のために乗ったナポリ発の高速翼船で、一番前に乗ったこと&乗る前にエスプレッソとオレンジのスプレムータを飲んだことが、原因(と、船員に言われた)。

どう言う仕組みで効くのか、調べる間もなく、出航となりました。

今回の船もペットフレンドリー♪

さて、犬付き船旅も、2回目となると慣れたもので、飼い主、そしてボン先輩共に、船内探検に興奮することもなく、まずは寝ましたw。

今回の「4つ足の友達ルーム」には犬用毛布(青)があったよー

何事もなく無事に朝を迎え、翌朝、バールでカフェを飲んでいると、時々ぐら〜りと揺れたりもしましたが、体幹鍛えられて良さそう?と笑っていられるくらいだったので、あさんぽついでに、今回のペットゾーンをチェック。

ひっろ(広)w!

今回のペットゾーンは、広々した開放空間。走り回れそうだけど、揺れて、いや強風に飛ばされて、船から落ちたら困るので離せません(当たり前)。

「風がぁ強いー」と叫ぶ声すら飛ばされる
「目が開けられませぬ」鼻水出てるよーw

風が吹き荒れ、毛長のワンコは…なんか、面白いことになってましたw。

「顔がむき出しですよ?」「普段隠してるのに…」
「は!あれは、サルデーニャ島?!」

サルデーニャ島の脇を走航しているようです。

すると、予告通り。ぐらんぐらんと揺れが激しくなってきました。急いで、ボン先輩の”用事”を済ませなければ!

犬専用水飲み場は、この船にもあった…けど蛇口ボタンがなくて…ボン先輩、ガックリw
「姉さん、美人ですね」「そんなことはいいから、早く出すもの出して部屋にお戻りなさい」

ぐらんぐらん。時折手すりにつかまりながら、ぐらんぐらん。強風にも耐えながら、甲板をグルッと回って、ぐらんぐらんと船室に戻りました。

「部屋、こっちじゃない気がする…」そう、犬用フロアは絨毯がないはず!
「やれやれ!風がないって良いね!」

風もない方が良いけど、揺れですよ、揺れ、奥さん!

ん〜揺さぶられ症候群になりそう…。

「揺れる30分前に飲んでね」と薬屋さんに言われていたのに、揺れてから飲んで、はたして効くのかどうか?!

疑惑と共に飲んで30分後、…爆睡zzz。もうすぐお昼だったのにw。

シチリアの風は、冬でも甘く優しく

しかし、終わりなきぐらーんぐらーんに加え、時々、ドーン!と激しい衝撃を背中に感じて、目が覚める。。。(怖)!揺れる→怖い→眠い→眠る→揺れ…を繰り返し(酔い止め薬って結局、催眠剤w?)、まったりと起きた午後。

激ウマのパンにプロシュートコットやサラミを挟み、ぼんやり美味しく食べていると、

▼なぜパレルモにないのか?哲学的な愚問が頭をよぎる美味しいパン

「できるだけ甲板に出ないで。出るなら気をつけて」というアナウンスが、何度も流れました…(怖)。

「起きた?食べる?」起きた早々、目が合うとブンブン尻尾を振っちゃう可愛い子

揺れ続けてる…降りたくても降りれない…と気づいちゃうと、怖くなるのでまた寝て(効くねーw)、もう一度目を覚ますと夕方でした。

また放送が入る。しかし今度は、嬉しいお知らせです。

予定時間より1時間以上も早く到着できるとな!強い風をうまく捉えて、ジグザグ、サクサク。寝てる間に…船長さん、GJです!復路は20時間の予定でした(往路は23時間)。

そうして、「あと30分ほどでパレルモに到着でーす。チェックOUTの準備を…」と放送が流れた頃、わずかに揺れもおさまっていたので、甲板に出てみました。

冷たくて、当たると痛い風を浴びるから…と、がっちり防寒で甲板に出ると、あら?顔に当たっても痛くないw。厳しさのない柔らかい風、強いけど優しい風。

「シチリアの風は、ドルチェなのだ!」

空気でシチリアに戻ってきたことを感じました。

夕方でも力強い太陽が、雲間から光を放つ場所に、シチリアがありました

はぁ〜揺れ揺れの船の旅も終わりじゃー!と、美しい光景と安心感に、出発の時よりウキウキしながら、近づくパレルモを眺める。

ジワリと明かりが灯り始めたパレルモ。マッシモ劇場も見えました

そうして、無事、我が家に到着!ボン先輩もご機嫌でした。到着時のシチリアの空と海と島影の風景は、この旅で一番感動したかもしれません。

パレルモへの道は、飛行機、電車、車とありますが、船は、これまた「らしさ」を存分に感じられて、オススメです。ゲーテもそうしたように。

ということで、次は、番外ジェノバ編です!

どうぞ甘く優しい火曜日を!
Buon martedi!

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