どうも皆さま、ボンジョルノ!
暑いし、寒いし、雨だし、晴れだしで、なんだかバタバタした週末。そんな中、とうとう…とうとう…飛行機に乗ることを決めました!秋のピエモンテに行きます(多分)♪
そんなわけで、次回のチンチアさん料理レッスン(11/14を予定)は、現地からアクセスしますよ!また詳しいお知らせは追って。
ここ最近、なぜだか”ナポリタン”が食べたくて、タイミングを見計らっておりましたがw、本日気持ちのピークを迎えたので、家にある材料で作ってみました〜。
イタリアの材料で作る”うちのナポリタン”
お砂糖の替わりに人参をプラス。バターは使わず、気持ち牛乳をちょい足ししてます。
イタリア仕様のナポリタン
Napoletano falso
ー所要時間20分ー
【材料】2人分
・パスタ (spaghetti n.3)140g
・ピーマン(peperoncini dolci)3〜4個
・玉ねぎ(cipolla gialla)1個
・人参(carota)1/2本
・ウィンナー(wurstel di suino)2本
・ケチャップ(ketchup)大さじ 8杯
・牛乳(latte)大さじ2杯
・EXVオリーブオイル(olio d’oliva) 適宜
・塩 (sale grosso) 適宜
・黒コショウ(pepe nero)適宜
・パルメザン(parmigiano reggiano)適宜
【作り方】
①. お湯を沸かす。ピーマンは種を取り細めの輪切り、玉ねぎ、人参、ウィンナーをスライスしておく。
②. お湯が沸いたら塩を入れ、パスタを茹でる。
③. フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、人参をよく炒め、ウィンナーを加えて軽く焦げ目ができるくらい焼いたら、ピーマンを投入。火が通ったら、フライパンの端に寄せ、空いたスペースにケチャップを入れ、沸騰する程度に火を入れて(酸味を飛ばす)、全体をよく混ぜ合わせ、牛乳を加えてなじませる。
④. ③.に茹で上がったパスタとパスタの茹で汁をお玉1杯程度加え、煮汁がなくなるまで炒める。
イタリアのペペローニは肉厚だけど、薄々の緑の小ぶりのペペローニ・ドルチは、日本のピーマンとそっくり。ほんと便利。
イタリア人にとって”ナポリタン”はどうなのか?
よく「イタリア人はナポリタンをどう思うのか?」と聞かれますが、ピンキー(夫)にはあまり人気がありません。
ケチャップとピーマンの組み合わせに慣れないのと、そもそも茹で過ぎのパスタがアレなんですよね、イタリア人にとっては(中には好きなイタリア人もいるかもしれませんけど)。茹で過ぎのパスタは”スコッタscotta”と言いますが、それは失敗の範疇に入るので、残念感が漂ってしまうのね〜。
なので今回は、スコッタになりにくい頑強なパスタRummoルンモを使用してみました。カンパーニア州が誇る高密度のブォニッシマなパスタだけに、茹で過ぎてもしっかりコシが残って、あのゆるゆる感は出なかった…(すごいね、ルンモ)。
パスタは残念ながら(?)ゆるみきった感じが出ませんでしたが、「子供の頃、ベルギーで食べた”箱入りカネローニ”を思い出す」と、それなりに楽しく食べてくれました。
それは、パスタがゆるめで、トマトソースが甘〜いジャンクな味だったそうです。ウィンナーとケチャップで醸し出されるジャンク感…感想の方向性が合ってる感じがするw!
日本で本物のナポリタンを初めて食べた時は、「おいしー」とか言ってましたが、そういうことか。
そもそもスパゲティ・ナポリタンの歴史を紐解くと、フランス料理にその起源があるようです。スパゲティ・ア・ラ・ナポリテーヌ(だからナポレターノではなくナポリタンなのか…)。ってことは、これはフランス式イタリア風料理(フランス人が怒りそうw)。ベルギーのインスタントパスタを思い出すという方向性は、ますます正確w。
スペイン支配下のイタリア発フランス人シェフ経由日本着、シチリアで人参加えられてベルギーを思い起こすジャンクなパスタ…混乱したインターナショナル料理ですな。
ちなみに、我が家のパスタ料理は通常ルンモか、ポイアッティ(シチリア産)。全粒粉パスタはディチェコ。今、美味しい全粒粉パスタを探し中です。ルンモの全粒粉は消化できる胃ヂカラがない…。
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