大腸内視鏡検査、イタリアで初体験!準備編:病院事情と日常の喜びを知る下剤

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

イタリアで、80歳以上のワクチン予約が始まりました!順次…接種対象年齢が下がってくる予定ですので、いつになるかな?5月くらいかな?

さて、それはさておき。とうとう、とうとう、、、大腸の内視鏡検査(大腸スコープ)を初体験しました!

予約を入れてから、約半月…とてつもない緊張の日々を過ごしましたが…無事終わってホッとしてるところです。今日は、恐怖に打ち勝った記念に顛末を記録しておこうと思いますよ。

大腸の内視鏡検査…怖くて避けて生きてきた

ところで、大腸の内視鏡検査。してますか?

「やった方がいいよ」「毎年人間ドックでやってるよ」「え?やったことないの?」「やりなよ」などと、あちこちから言われ続け、それでも…聞こえないふりをしてきましたが(怖)、

▼参考 それに大腸検査と言えば、暗がりに隠れた老兵蒼白になった人が脳裏に浮かぶのでね(それはどっちもピンキー(夫))。怖くて怖くて…。

このたび、検査で腫瘍が見つかり、「1年遅かったら手遅れだったよ」と言われた友達に「手遅れになる前に!」と背中を押され…聞く耳持った、というか、重い腰を上げたのでした。自覚症状もなかったというから、検査…大事ですね。あ、それが検査か。

予約すると半年待ち?保険が効かなくて高い?イタリアの病院事情

せっかくなので(?)イタリア病院事情も、合わせてご紹介しますね。

イタリアは、ホームドクター制。なので、まず何はともあれホームドクターに相談(無料)から始まります。そこでの相談・診断を元に、専門的な医療へ。その際、病状とお財布具合で、好きな病院(公立病院か私立病院など)を選びます。

公立病院は、ホームドクターの”リクエスト”があれば、ほぼ無料(もしくは安価)。でも、予約が半年待ちなど、緊急を要さない場合は待たされるのが、難点。

ただし、リクエストの”カテゴリー”に、超緊急(U)、早め(B)では、数日から数週間など、割と早い予約も可能検診目的だと、計画可能(p)となって、ゆったり半年待ちなどになりかねない。

私立病院は、有料。「保険が効かないから高額」というのは、市立病院の場合を指しますが、保険の効く場合もあるのでいろいろです。

今回は、ピンキーパパ(義父)御用達の私立病院へ行きました。大腸内視鏡検査で250ユーロくらい(生体検査別)。高いか安いかって言ったら、公立病院で半年待てば無料でできるので、高いとも言えますが、日本でもだいたいこれくらいだった気もするので、気にしないことにしましたよ。

ちなみに、今は、ホームドクターへの相談〜予約完了まで、すべてオンライン。コロナ禍になって、以前より便利になってる?感じがするイタリアの病院事情です。

大腸内視鏡検査の”事前準備”がツライ

さて、予約完了後、病院から「検査までの注意」メールがきました。

大腸内視鏡検査前は、食事制限があるとは聞いていましたが、結構な厳しさ…。見た瞬間、やめようかと思いましたよw。

<検査3日前から>

食事制限:検査の3日前から果物、野菜、豆類、全粒粉は除く。前日に下剤を飲み、ガス入り、アルコール類不可。
透明な飲み物のみ摂取可(水、お茶、カモミール、麦茶、コンソメスープなど)。

海藻は良いのか、調べてしまいましたが、日本ではワカメNGとかすぐ見つかって、「あまり日常的に海藻を食べる習慣がないから議題に上がらない」的な感じを受けましたよ。食生活の違いを、こんなところで感じますな。

ニンニクは野菜かしら?梅干しは…?などと、深読みすると沼にハマって出られなくなりそうだったので、3日間、お粥ばかり食べ続けましたよ(真面目)。お卵、パルミッジャーノ、オリーブオイル、梅干しなど味変しながら。←おかげさまでヘロヘロw。

<施術前日>

検査の前日:ランチはセモリナ粉のお粥的なもの、コンソメ、パスティーナかヨーグルト。野菜と果物は避ける。夕食は20時までにランチと同じもの。21時から下剤パート1。翌日は、施述4時間前から下剤パート2
朝食もランチも抜きで、施述前2時間前までなら、水、お茶、砂糖入りカモミールなら可。

栄養失調で死にそう。

イタリアの別の病院で受けた友人に聞くと、結構いろんなものを食べて良かったらしいので(ズッキーニとか)、この病院がやたらに厳しいのかもしれませんが…。

ある友人が、「パレルモの人は、普段から必要以上に栄養摂ってるから、3日くらい絶食してもどーってことないんじゃないw?」と言ってましたが、妙に納得。滞留してる栄養を加味したメニューなのかもしれません(知らんけどw)。

前夜に飲む、下剤! 2ℓ+1ℓのお茶がツライ!

食事制限もツラかったですが、追い打ちをかけるような下剤ミッションが、またツラかった!何がツライって、その味と量!

イタリアの下剤”クレンシア”。クレンジングっぽい名前で効きそう

水に溶かした下剤を前夜と当日に飲むのですが、その量が…各1リットル。それだけでも「え。」となるのに、病院の指示書に、

クレンシア後、500㎖のカモミールかお水

それ、トータルで3ℓですよ?ちょっと飲ませすぎなんじゃ、ないですかw?

説明書にある”10人に1人の割合で起きる副作用、吐き気”にも、ビビリましたが、おかげさまで9人の方に入れましたw。

量もさることながら、楽しい飲み会でもなく、ただ1人、まずい液体を一気する。この虚しさに、心が折れそうにもなりました。

飲食って…口の中に入れて飲む混むだけでなく、雰囲気も味わっているものなんだなーとか、日常は、ありとあらゆる味や香りや食感で、彩られているものなんだなーとか、遠い気持ちになりながら、頑張りました。

下剤後のお砂糖入りカモミールが、心に染みるほど美味しかったです(500mlのカモミールも飽きるけど)。

そうして、体内にはもう内臓しかない状態で、検査へ!

入館にはPCR検査? 付添人も入れず管理が厳しい!けど…

さて、検査当日です。

日帰り入院を含む”入院患者”は片っ端から検査で、陰性証明なしには、お見舞いはもちろん、付添人も入館できません

入院患者が陽性になった場合、パレルモ市内の公立病院のうち、コロナ専用になった3つのどれかに送還される仕組みですが、私立病院は、コロナゼロ状態。ゆえに、入館管理がとても厳しくなってます。

病院敷地内のPCR検査パビリオン

検査の場合は、前日に病院から陰性確認の電話がありました。まだ検査してなかったんだけど、日常の暮らしぶりをインタビューされ(100%引きこもり)証明書がなくてもOKになってしまいました。あれw?詰めが甘い…気がするけど融通が効くとも言えますな。

▼熱を測って、いざ入館!いよいよ検査初体験。

帰ってきた本日のイタリア語

colonscopia
コロンスコピア
大腸スコープ

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