どうも皆さま、ボンジョルノ♪
また今日も最高気温41度予想が出てるパレルモです。コワッ!昨日、一瞬雨が降って涼しくなったんだけど、嬉しい反面「夏が終わる!」という焦燥感(?)もあって8月は複雑。
さて、毎年、いつまで続くかわからないバカンス日記。
今年ももうちょっと続きます!
小さな島にたったひとつだけある小さな郵便局へ!
小さな島は小さな規模で、生活に必要なものは小さく(やや)揃っています。郵便局も島の生活エリアの真ん中あたりの村に、ポツンと一軒。
郵便局員さんが、隣の小さな小さなアリクーディ島と行ったり来たりで、週3くらい開けてくれています。
「郵便局にお共してきたのだ〜」
暑そうw。
昔の暮らしが伺えるオリーブ搾油機や石臼
でも、中は冷房してないけど、ひんやり。
感染症対策もバッチリです。小さな島に持ち込まれるのを島の人たちは大変心配しているのだけど(小さな診療所しかないからね)、でも誰も来ないとそれはそれで困っちゃう…から、温かく受け入れてくれていますが、島民の憂慮もとてもわかるので(直接聞くし、それで去年は遠慮したし…)、がっちりマスク、手指消毒で皆んなが協力しています。
局内には、昔使っていたオリーブ搾油機や、
小麦の石臼がインテリア風に置かれているけど、
棚としても使えて便利ですね。
薄い箱に塩漬けケッパーを詰めて…内容物は”ビスケット”で
さて、何しに来たかといえば、お世話になったローマの友人たちにお歳暮w。島の農家さんが作る塩漬けケッパー(カッペリ)を…。
袋入りで”丸い形状”だけど、郵便局にあった箱の在庫がコレ。
薄い…wwww。
でも仕方ない。「平たくすれば、入るわよ」という局員のお姉さんのアドバイスを元に、なんとか詰めました。パンッパン!
そうして手続きする際は、
内容物に「ビスケットって書いて」
と言われました。なんでも、「島のケッパーが美味しいことは知られているから、ケッパーと書くと、配達中に中身が盗まれるのよ。箱だけ届くことになるから!」
でも…香りがプンプンですけどね?
「今、出荷するところだから早く!」と配達員さんに急かされながら、慌てて言われた通りにビスケットと書いて、出荷直前の袋(上の写真のオリーブ搾油機に寄りかかってるシマシマの袋)に入れてもらいました。
塩漬けカッペリを乗せた船が行く…気分はイル・ポスティーノ
待合室(外のテラス)のひんやりしたベンチで肉球を冷やすボンさん。
マヨルカ焼だねぇ。いいねぇ。
週に数日だけあく唯一の郵便局には、島じゅうから人がやってきます。顔見知りや知らないおばちゃんたちと、なんだかんだとおしゃべりし(マスク着)、郵便局周辺の住宅街をお散歩しながら、路地の先に開けた海に、
さっきの荷物が乗っているらしい船が無事出発した様子が見えました。
意外と展開が早い。
しかし、その先もイタリア。ローマに届くのは、1ヶ月先か1年先か。はたまた届くのか?
ぼんやりと心配しながら、青い海面に残る航路波を眺める。気分は、イル・ポスティーノでした。←ロケ地はお隣のサリーナ島。
※後日談:ところが!なんと3日で着いたのでした。驚愕〜w。2021年夏の奇跡と呼ぶ。しかし、コロナ禍でその有用性がより高まったせいか、なんだか全体的に郵送事情が改善された気がしないでもないですな。Amazonもちゃんと予定通り届くし。
続く♪
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