俺の余命を教えてくれ!ボン先輩のメラノーマが発覚した日ーイタリア的余命の考え方

どうもー皆さま、ボンジョルノ。

今日もボン先輩は元気です。

昨夜、号泣しながら書いてたら、ピンキー(夫)にお水を渡されました。「水分、摂らないと」だってw!たしかに、涙も水分。

脱水しないようにお水を飲みながら書いたブログ▼に、各SNSへのコメントやたくさんのメッセージをありがとうございます!嬉しいです。

うちの子になった頃から見てるよ。という言葉に涙が出ます…。本当に心強い。ありがとう!!!


ボン先輩と飼い主に伴走してくれる人を【ゆる募】

闘病記の裏にある飼い主のモヤモヤを綴るマガジンを(やけっぱち)で始めました。


というわけで、クルッと時計を逆回りにして…この2ヶ月半の模様を振り返ります。

メラノーマ発覚は、たまたま…でした

6月末の金曜日の夜、夜寝る前の歯磨きで、「奥歯見せてー」と右の唇をビローンと引っ張ると、歯茎のところに黒いポツンが見つかりました。直径3mmくらい。

あらやだ、こんなところにホクロ?!血豆?歯槽膿漏?何これ?

なんだか嫌な感じがしたので、スマホで撮って、急いでいつもの獣医さん(ヒッピー先生)に送りました。

※13年、ずーっと見てくれてる先生で、夏はラスタヘア(13年前の先生と俺)。ノリがヒッピーぽいのでそう呼んでます(家で)。

「なんでもないと思うよ!月曜日に来て」

とのことでしたが、嫌な予感が消えなかったので、翌朝土曜日。病院に電話すると、ヒッピー先生はいないけど、院長先生がいるというので、取り急ぎ診てもらうことに。

「今日はどうしたの?」「俺の口の中になんかあるんだって」

じーっと見て、

「…メラノーマだと思う…。」

はい?ヒッピー先生はなんでもないって言ってたのに?

極度の心配性夫婦なことはバレているので、、週明けまで、パニックに陥らないように気を遣ってくれたようでした。

院長先生は、診察室から出て、提携の癌専門医と電話。壁越しに話す声が聞こえました。なんか緊迫したムード。相当ヤバい状況なのかな?早期発見じゃないのかな?

俺の余命を教えてくれ!

電話が終わると、「もちろん違う可能性もあるから、月曜日に生検に回しましょう。とりあえず、できるだけ早くTAC(全身CT)を撮ってきて」と言われました。

余命は?メラノーマだったら、余命は?!
ステージは?!

「転移がなければ、ステージ1。転移があったら、ステージ3以上…。だから、TACで転移があるかどうかをまず確認しましょう」

で、余命は?

個体によるからわからない」と言われました。。。

治るんでしょうか?どうなるんでしょうか?転移があったらどうするんですか?!今日土曜日なのに、どこでTACが撮れるんですかーーーー(泣)!

…もうパニックでした。

受付でお支払いの時、耐えきれず、ピンキー(夫)号泣というより爆泣き、私も爆泣きしてしまい、受付のお姉さんに怒られました。

「ボンが見てるんだから、泣いちゃダメ!心配させないで!」と。

まったくその通り。でも、無理。

病院の外に出て、ワンワン泣きながら院長紹介の動物専門のTAC対応病院に、予約の電話をするも繋がらず。「転移しちゃうかもしれないから、待ってられない!」と、その足で、直接病院に向かいました。

犬の口腔内メラノーマの余命

俺の余命…どうなんだろう。TACに向かう途中、つい自分で調べ…というか、chatGPTに聞いてしまった、メラノーマ発覚からの余命中央値

・手術なし 約2ヶ月
・手術あり 約6〜12ヶ月
・手術あり+補助療法 約8〜18か月

はぁぁ?来年の夏は、もう一緒に過ごせないかもしれない可能性が高いってこと?と、衝撃で崩れ落ちました。

メラノーマの場合、治療は主に外科手術(完全切除)で、放射線・免疫・化学療法は補助的な位置付け(効きづらいらしい…)で、やはり個体差がとても大きい前提での中央値だからあくまで参考値ですが。

昨今、メラノーマ免疫療法(オンセプト)があり、イタリアではトリノ大学とテルニ大学で可能だそうです。でも、切ってしまった場合は対象外(この後、生検で切ってしまったので…ボン先輩はできず)。ちなみに…100万円以上はかかるようです

余命を言わないイタリアの先生たち

…ところで、この2ヶ月半に診てもらったお医者さんたち、院長もヒッピー先生も、セカンドオピニオンの癌専門医も、レントゲン技師も麻酔医も、 TACの技術者も、誰も…誰も余命を言わないんですよ。言ったらいけないことにでもなっているのか?ってくらいに。

日本だと「あと〇〇ヶ月です」とかあるじゃないですか。心の準備もしたいから教えて欲しいのに、誰に聞いても「個体差があるからわからない」なのです。

余命〇〇の花嫁って映画のタイトルにもあるくらい余命宣告がある。と言うと心底驚かれるし、なんなのこの人たち…やる気ないんじゃないの?とか思い、またchatGPTに聞いたら、

イタリアでは言わないのがスタンダードとのこと!なんと。

余命を言わない理由:

1. 個体差と予後の不確実性
犬のメラノーマは部位や進行度、治療法によって予後が大きく異なり、特に口腔内メラノーマは高い悪性度を持ち、転移のリスクも高いため、余命の予測が難しいとされている。

2.治療法の多様性と進行度の変化
メラノーマの治療には多岐に渡り、組み合わせやタイミングによって効果が大きく変わる上、さらに、治療中に病状が進行する可能性もあるため、獣医師は余命を明言しないことが多い。

3.飼い主への配慮と倫理的な観点
余命を明言することが、飼い主に過度な心理的負担を与える可能性があるため、獣医師は慎重に対応する傾向がある。また、余命を予測すること自体が科学的に困難であるため、明言を避けることが一般的。

4.文化の違い
「希望や安心感を優先する」傾向があり、余命の具体的な数字はあまり伝えない(一方、日本では、正確な情報を共有して飼い主や患者が計画を立てられるようにする。

だそうです。

※ChatGPTの回答&私の体験上の話なので、もしかしたらイタリアにもきっちり言う先生はいるのかもしれませんので、ご参考程度までに。

私は日本式に、どれだけ一緒に過ごせるか、目安で良いから知りたい!でも、ピンキー(夫)は、知りたくないそうです。日本人みたいなくせに、急にイタリア人か…。(こんなところで文化の違いにが出るとはね…)。

混乱しすぎて760ユーロが760円に聞こえた

TACの病院に近づくと、ポルタポルテーゼレベルの巨大な市場を開催してて、車が近づけない…。

キー!となりながら、ごった返す人の波を縫うようにして、病院入り口に到着すると、そこは、24時間救急対応を兼ね備えた動物病院でした(じゃあ、電話に出ろ)。

「ここでは何するのー?遊ぶ?楽しい?」受付を待ってる間のボン先輩…

受付で、転移しちゃうから早く! TACを!と泣きながら訴える怪しい夫婦でしたが、受付の方は、そんな飼い主の心理は百もご承知。

ものすごく親身になってくれて、、、調整後に電話をくれることに。

調整…どうせ週明けなんだろうなぁ。ほんとにイタリアはなんでも遅い!もーやだ、こんな国!とまだ決まってもいないのに、軽くイライラしながら(感情のコントロールが難しい…)お値段を聞くと、

1回、760ユーロ(超特急診断書発行オプション付き)=約13万2千円。

今考えると高いな。と思うけど、この時は、高いのか安いのかの判断さえもつきませんでしたよ。なんなら、760円に聞こえた…。

…こう言う時に、人は壺を買ってしまうのだろうか。

(日本でもだいたい同じような値段だと聞きました。あ、760円じゃなくて10〜15万円くらいだそうですね)。

そして、再びポルタポルテーゼの人混みを抜け、家に向かう最中に病院から、電話。

なんと、午後に予約が入ったと言うじゃないですか。一瞬、耳を疑いました。イタリアなのに…やる気あるじゃないか、と。一方的にイタリアが大嫌いになりつつあったから、よかったです。

やる気にちょっとホッとしながら、一旦家で心を落ち着け、午後、TACへ。

続く。

▼俺のメラノーマ闘病記2

▼闇堕ちしかけてる飼い主の吐き出し日記的マガジン「闘病記の裏側で」

コメント

  1. kumitag より:

    ずーっとボン先輩を楽しみに見てきたし、全く病気に見えないのでさらに衝撃ですが、そして何かの間違いであってほしいけど。でも、早期発見だと思うし、奇跡が起こってよくなりますように!!

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