どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
今年もブロッコリーの季節がやってきました!イタリアの冬野菜の代表ですね。
ブロッコリーのパスタのコツ|プーリア風もシチリア風も茹で汁がポイント
日本でも、すっかりお馴染みのブロッコリーのパスタといえば、プーリア風のオレキエッテですね。耳たぶのような手打ちパスタのモチモチとクリーミーなブロッコリーが相まって、世界で愛されるのもわかる美味しさ。
パスタは、具が絡むことが大事
伝統に則ると、プーリアの郷土パスタ「オレッキエッテ」がベストですが、それも飽きるので、我が家では、フジッリや、リガトーニと合わせたりもしますよ。

パスタ選びは、なんたってソースといかに絡むか。がポイントです。
超高速で作る!ブロッコリーのパスタ基本のレシピ
ご存知の人も多いと思いますが、一応、おさらい。現地の人に教えてもらったレシピです。
超速!ブロッコリーのパスタのレシピ
Pasta con broccoli
シチリア人2人分、日本人4人分
ー所要時間15分ー
<材料>
・ブロッコリー 1/2株(茎も葉っぱも)
・パスタ 200g
・アンチョビ 4〜6切(塩加減によって増減)
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ2〜3杯(多目が吉)
・塩 水3ℓに対して大さじ2杯くらい
<作り方>
1. 鍋にお湯を沸かして塩を加え、適宜ブロッコリーを茹でる。
2. 同時に、フライパンにオリーブオイルとニンニクを弱火で熱し、良い香りがしてきたら、アンチョビを加える。
3. ブロッコリーに火が通ったら、穴あきオタマですくってフライパンに移動する。パスタを加えて茹で始める。
4. 2に時折、茹で汁を加えながら、ぐいぐい潰して、クリーミーなソースにする。
5. アルデンテに茹でたパスタのお湯を切り、4に加えて、よーくよーく和えたら、出来上がり♪

ブロッコリーの茹で汁でパスタを茹でるのが、ポイントですね。
ブロッコリーを茹で汁に出る美味しい出汁を、パスタが吸って、ますます美味しくなる仕組み。米の研ぎ汁で大根茹でるようなもんでしょうか(違いますねw)。
生活の知恵が反映されたレシピは、いかにも伝統家庭料理な感じがしてとても好きです。
シチリア料理にも伝統ブロッコリーのパスタがあるのを知ってる?
イタリア全土で食べられるブロッコリー。シチリアの州都パレルモにも、伝統家庭料理として知られるブロッコリーのパスタがあります。
でも、パレルモでブロッコリーといえば、なんとカリフラワーのこと!

作り方は、ほとんど同じですが、食材が豊富なシチリアだけに(?)いろんな具が入っているのが特徴です。
▼名店Byebyebluesのブロッコリー(カリフラワー)のパスタのレシピ
パレルモで日本のブロッコリーは、スパラチェッリ
巨大なブロッコリー(カリフラワー)もありますが、日本でいうところの緑のモサモサしたブロッコリーもあり、それは…スパラチェッリと呼ばれます!混乱しますw。

カリフラワーに比べたら、割と普通の大きさ(日本のものと同じくらい)ですが、長い茎ごと葉っぱごと、どっさりまとめて売ってくれるので…市場でのお買い物は、たいそうな荷物になるのが冬のお約束です。
▼美味しい旬野菜は、地元パレルモ人も大好き。市場でのお買い物風景。
茎も葉っぱも美味しいから、良いんですけどね。
シチリア風のプーリア風ブロッコリーのパスタのレシピ
どっちかというとスパラチェッリ(日本のブロッコリー)の方が好きなので、我が家はシチリアのブロッコリーのパスタをスパラチェッリで作ります。ああ、何かややこしい…。
要するに!シチリア風のプーリア風ブロッコリーのパスタです(どっちにしてもややこしい)。

ブロッコリーとドライトマト、干しブドウで、出汁祭りなパスタ。旨みに軽やかな酸味とほんのり甘味も加わって、まー美味しいったら!なパスタです。
シチリア風のプーリア風ブロッコリーのパスタ
Pasta con broccoli (sparacelli) alla siciliana
シチリア人2人分、日本人4人分
ー所要時間15分ー
<材料>
・ブロッコリー 1/2株(茎も葉っぱも)
・パスタ 200g
・アンチョビ 4〜6切(塩加減によって増減)
・ドライトマト できればチェリートマトのやつ 10個くらい
・干しぶどう 大さじ1くらい
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ2〜3杯(多目が美味しい)
・塩 水3ℓに対して大さじ2杯くらい
<作り方>
1. 鍋にお湯を沸かして塩を加え、適宜ブロッコリーを茹でる。
2. 同時に、フライパンにオリーブオイルとニンニクを弱火で熱し、良い香りがしてきたら、アンチョビ、刻んだドライトマトを加える。
3. ブロッコリーに火が通ったら、穴あきオタマですくってフライパンに移動する。パスタを加えて茹で始める。

4. 2に、干しぶどうを加え、時折、茹で汁を足しながら、ぐいぐい潰して、クリーミーなソースにする。

5. アルデンテに茹でたパスタのお湯を切り、4に加えて、よーくよーく和えたら、出来上がり♪
ブロッコリーは、古代ローマ時代から愛され野菜
ところで、ブロッコリー(パレルモのスパラチェッリ)もカリフラワー(シチリアのブロッコリー)も、起源は地中海沿岸と言われています。特にブロッコリーは、古代ローマ時代から親しまれてきたそうですよ。
古代ローマ時代もクリーミーに煮て食べていた?
ブロッコリーの元は、キャベツ。古代エトゥルリア人や古代ローマ人に好まれたキャベツは、紀元前の地中海貿易で、カルタゴやシリア、シチリア島、サルデーニャ島などに伝わったそうです。
で、古代ローマ時代に、キャベツ栽培中に、初代ブロッコリー(変種)が現れたそうな。
当時、ブロッコリーは、ラテン語で”brachium ブラキウム”(腕、枝、新芽の意味)と呼ばれ、スパイスと玉ねぎ、ワインとオリーブオイルで茹でたり、ハーブとワインで作ったクリーミーなソースにして食べたというから、驚きました(古代ローマ時代の料理本アピシウスより)。
クリーミーなソースって、パスタに絡める今の食べ方に似てる…。やっぱり、ブロッコリーは”クリーミーさ”が醍醐味なんですね。
地中海からイギリス、シチリアからアメリカへ、そして日本へ
そして、16世紀には、カトリーヌ・ド・メディチのモンスー(お抱え料理人)がフランス宮廷に伝え、18世紀にはイギリスへ。そこでは、「イタリアン・アスパラガス」と呼ばれたそうです。それにしてはでかいだろうw!
20世紀の初頭に、シチリアのメッシーナから、アメリカに渡ったシチリア人2人が、種をカリフォルニアに持ちこみ、栽培。アメリカを経由して、急速に全世界へ広がっていったそうです。日本にもこのタイミングで入ったのかな?
カリフラワーも歴史が古い地中海野菜
もう一つの似た野菜、カリフラワーも古代ローマ時代には、すでに食べていたとされてます。ブロッコリーの変異種だそうで…つまり、キャベツのお孫さん?。
ラテン語のcaulis (キャベツ) とfloris (花)が語源で、イタリア語では、Cavolfioreカーヴォルフィオーレと呼びます(パレルモではブロッコリーだけど)。
イタリア全土で栽培され、黄緑色のトゲトゲしたロマネスコや、紫色のブロッコロ・ヴィオレット・シチリアーノなど、さまざまな品種がありますね。
パレルモの冬は、ブロッコリーの呼び名にご注意(再)
冬の間にパレルモを訪れて、メニューに「ブロッコリー」の文字を見つけても、それは、あのブロッコリーではないので、ご注意くださいねw。
パレルモでは、
カリフラワー=ブロッコリー
ブロッコリー=スパラチェッリ
テストに出ますよ!
どうぞ美味しいブロッコリーで良い金曜日を!
Buon venerdi!
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