逆マスク警察と月が綺麗ですねーイタリア語にするのが難しい日本語

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

昨日、日本の新しい言葉、「逆マスク警察」というのを知りました。近々、日本もマスクを外すことになるそうですが、その後もマスクをしてる人を注意する人のこと?とか?

(なんじゃそりゃw感高めだったんで)「へー!ちょっとちょっと、聞いて〜!日本に新しい警察が出現したらしいよー」と言った後、イタリア語訳にしようとして、混乱しましたw。

我が家では、日常の会話の中に、妻の母国である日本のニュースや話題も出るので、やたらと訳してますよ。面倒くさいけど、仕方ない。国際結婚の日常あるあるです!

逆マスク警察をイタリア語に訳すと…

イタリアでは、マスクに関する言葉としては…コロナ禍初期にいた”anti-mascherina(反マスク派)”くらいしかないので…。

まずはマスク警察からですよ!「逆」の前に。

病院の待合室はまだマスクなイタリア…(多分4月30日に義務解除かな?)

だって、イタリアではマスクしない人を、本物の警察が取り締まってたから(マスク義務があった頃ね)、マスク警察polizia mascherinaと直訳すると、警察の新設部隊みたいでwちょっとニュアンスが違っちゃうかなー?どう表現するのが良いかな?と10秒ほど考えて出した結果:

マスクしない人
anti mascherina

マスク警察=マスクしない人を注意する人
anti anti mascherina

逆マスク警察=マスクしない人を注意する人にマスク外せと注意する人?
anti anti anti mascherina!

さらにもし、逆マスク警察を取り締まる逆逆マスク警察が、もし出現したら…anti anti anti anti mascherina?ですかね。

で、さらにもしその逆逆マスク警察に…ってなったら、この先もantiをプラスしていくだけだから、SDGsなシステムw。とか言ってる場合ではなく、簡単な言葉ほど訳は難しいですね。

…しかし、マスク警察ってネーミングセンス、すごいですよね。誰がつけたんだろう?!

新語や造語は、日本独自の文化や習慣、社会的な背景と人々の心情までをひっくるめて生まれてくるから、直訳しても「は?」ってなもんで、まさにlost in translation。

「月が綺麗ですね」を「月が綺麗ですね」と訳しても

最近、Netflexで、シリーズドラマ「舞妓さんちのまかないさん(イタリア語タイトル:Makanai)」を観たんですが、井浦新氏が常盤貴子さんに、

「月が綺麗ですね」

っていうシーンがあったんですね。

イタリア語訳は、「La luna e’ bellissima, vero?」でした。

the直訳…。これも簡単なフレーズだけど、違うよねー。

保留にしてピンキー(夫)に聞く。

「ねぇ、今のわかった?」
「月が綺麗なんでしょ?」

やっぱり…。

「月が綺麗ですね」は、日本語のI love youであり、夏目漱石が「愛してます」などと直接表現しない日本人の奥ゆかしい特性に合わせて訳した、世界の翻訳史上、最もソフィスティケイトな訳へのオマージュなのである!などと、くどくど説明しました(親切)。

「Che elegante!エレガント!」とか言ってましたけど、知らないまま見てる人がいるかと思うと、せっかく世界展開してるのに、ちょっと残念だな〜と思いましたよ。余計なお世話ですけどw。

まあ、だからと言って、イタリア語でいきなり Ti amoも唐突だし、Ti voglio beneでもイマイチだし、そりゃ「La luna e’ bella」になるだろうけども…もうちょっとなんか…せめて注釈入れるとかさーもうちょっとなんかあっても…。なんかない?

日本語は、難しいですね。「あ。」だけでさえ何百通りにも訳せるくらいだし、その”纏う空気感”を理解するのが大変…。

日本語がペラペラでよかった!と言う話ではなくーw、外国語も同様、文化風習等々も一緒に学ばないと、リミットあるよねー。でも日本語ほどは難しい言語(文化風習含む)はないだろな。と思った話でした♪(そうw?)

どうぞ月が綺麗な木曜日を!
Buon giovedi!

↓よかったら、犬語に加えて日伊語のトリリンガル犬ボン先輩をクリッカーレしてってね♪

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