先週末から、パレルモの現代アート・ゾーン、
ZAC (Zona arti contemporanee)にて、
ドイツ人アーティスト、トーマス・ランゲの回顧展が開催中です。
オープニングイベントでは、ワイン片手に閲覧♪
ZACは、ジーザ宮殿の隣にある文化的複合施設、
Cantieri Culturari alla Zisa- ZAC
のことで、これは日本語訳すると、
ジーザ宮殿そばの文化造成場…。
カタカナで言い換えれば、
ジーザ・カルチャー・クリエーション・プレイス
西新宿あたりにありそうな、
何が目的かイマイチわからない
行政施設っぽくなりますねw。
▲屋外スペースでは、7月14−15日の守護聖人サンタ・ロザリア大祭で、サンタ・ロザリア像を載せる山車を製作中でした。伝統職人さんのお弟子さんたちで芸大の学生さんたちらしい。
まあ、実際、パレルモ市文化局の施設でもあるのですが、
ここは、もともとリバティ様式時代に、
一斉を風靡した意匠デザイナー、
ヴィットリオ・デュクロの家具工場があったところ。
巨大なゾーンを改装して、映画館やギャラリースペースになっています。
ヴィットリオ・デュクロと言って、
多分、意匠デザインとか建築をやってる方は、
おお!となると思うけど、
フランスで流行中だったアールヌーヴォー(リバティ)様式を、
イタリアで最も早く取り入れたパレルモを拠点に、
リバティの殿堂ヴィッラ・イジェアなどを建築した、
エルネスト・バジーレのアートディレクターとして活躍した人。
ローマのモンテチトーリオ宮殿や、
イスタンブールの大使館やフィアットのオフィスから、
豪華客船まで手がけたらしいです。
19世紀後半から20世紀にかけてのパレルモは、
超イケてるとこだったんですね〜(過去形)。
ちょうどラグーザお玉さんがいた頃。
良い時代にいらっしゃいましたね、ホント。
で、まあ、そんな歴史あるところで、
気合の入ったアートイベントなどがしばしば開催されてます。
今回のトーマス・ランゲの展覧会。
展覧会の詳細(?)はこちらね。
パレルモにいらっしゃる旅行者の方で、
ZACに行ってみたい!という方はあまりいらっしゃらないと想像し、
アクセスデータは、雑です。
オープニングイベントには、ドイツ人たちも、
大挙して押し寄せてきてましたが、
真夏で気分もノリノリな上、夕方で涼しいせいもあって、
いつになくオシャレな姉さんたちが多く、
大変、目の保養になりました。
知らない人に撮っていいですか?って聞くのが面倒だったので、
知り合いをまとめて載せてみます。
軽い格好ですねー。
ノーブラも許容されるイタリアの夏。
仕事だって日に焼けた素足だし、
日本の女性は夏でもホントにキチンとしてるなーと、
しみじみ思ったりもします。
冷房効いてれば厚着もできますが、
冷房効いてなければ脱ぐしかないw。
それはそれで健康的。
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