どうも皆さま、ボンジョルノ!
ここしばらく、北イタリアチーズ行脚に行っておりました。某チーズ業界さまの大御所さま方及び酪農専門家さまのご視察コーディネート&通訳でございましたが、なかなか見聞を深める良い機会をいただきました(謝)。特にヤギw。
コースのハイライトは、”ブラのチーズ祭り”。
▼一度は行ってみたい憧れのチーズ祭り。世界のチーズの最新トレンドが集まります。
面白かったので、こちらで裏話をご紹介します♪(忖度なし)
地元のチーズ好きも大盛り上がり!
早速、会場の様子から!
イタリアはもちろん、世界各地のチーズがずらりと並ぶチーズの見本市。商談、視察がメインですが、チーズ愛好家も大集合。
イタリアの名熟成士グッファンティさんのお店も出店していました。
見本市のなにがいいって、ご当地までわざわざ足を運ばなくても良いってとこですよねぇ(当たり前)。北海道や沖縄物産展が人気なのもわかりますよ、ええ。
シチリア以外の希少チーズを食べ歩き!買わずに後悔したチーズたち
イタリアは、地産地消を愛するお国柄。イタリアに住んでいたとて、イタリア各地のチーズをなんでも食べられるわけでもありませんから、これはもう、シチリア以外の食べてみたかったチーズを食べるしかないw。まさに公私混同、職権乱用で私欲を満たしまくりです(合掌)。
んじゃ、美味しかったチーズをご紹介!
タイルのような風貌の塊を、丸ごと1個…買いたかったけど、すでにスーツケースは乳臭さ満載。重量オーバーだったので、慎ましく1/4だけお買い上げ。手荷物にしてでも、タイル一枚買えばよかったなーと後悔しています。。。
もう一つ、後悔しているのは、スペインのハーブまみれのペコリーノ!
こんな美味しいペコリーノチーズ、食べたことない!ってくらい美味しかったのに、半分だけしか買わなかった自分を、今、責めていますw。
丸々一個買えばよかったな…というか!4個買って、スーツケースの車輪にしてもよかったかもしれない。通販できるか調べます。
そして、買わなくて後悔はさほどしてないけどw、発掘感が高かったのがこちらのヤギチーズ。
いやゆる”ヤギが走らない”タイプのヤギチーズ。臭さがなくミルキーで、よほどヤギのストレスがないんだろうな、と思わせる絶品チーズでした(ストレス多いと臭くなるらしいです)。
ヤギ乳製品、イタリアでも大ブーム中なんですよ。
中には、「え?」となるアレなチーズもあり…
さて、そんな美味な発掘がある中で「え?ちょっとこれって大丈夫?」なチーズにも出会いました。
チーズって、カビ臭くても珍奇な味でも、どこかに”美味しさ”や旨味があるものですが、、、。こちらのチーズには、それがありませんでした。苦い…臭い…まずい…。
周りにいた食べた人全員が、「うぐっ」と顔を歪めていたのだけど、辛さを味わうチーズとかもあるんでしょうか?謎に包まれました。結構、「この味で良いの?」と聞く人はいないもんで、顔を見合わせて去っていくという場面を見ました(これもまた、辛い)。
たまたま試食したものが、どうかしてたのか。そもそもこういうものなのか。チーズの世界も深いですな。
そ・し・て、話題を呼んでいたのがこちらの怪しい物体たち。
ちょっと閲覧注意レベルのおどろおどろしいものたちも。。。
恐怖に慄きましたが…試食してみたら。。。
あら?!美味しい?
周囲を覆うのは、カビかと思ったら各種ハーブ。物は試しに3つ買ったら、「おまけに1個!」とくれたので(売れないのかしら)4つほど、ギュウギュウのスーツケースに突っ込んでシチリアに持って帰りましたよ。
▼居酒屋ボンで、チーズ会開催!イタリア人たちに食べさせてみました
今年のブラチーズ祭り、全体的なトレンドは「ヤギとハーブ」でしたね。日本にも、いずれこのトレンドが到達するかな?
街をあげてのお祭りに、ブラの人も乗っかって…
お祭り会場の賑わいは、周囲にも広がり、ショップやカフェ、飲食店も大にぎわいのブラの町。チーズがらみのお土産を売る店も、たくさんありました。
ナイフやチーズサーブ用のお皿、ワインやグラスなどなど、ショーウィンドーにディスプレイされている様子は、まるでハロウィンのようでしたが、よく見ると…全然関係ないクリーニング店だったりもしてw。
洗い立てのワイシャツやシーツの爽やかなイメージより、チーズで売る。商魂たくましいな、と感心しました!
続く!(かも)
コメント
ブラ祭、お仕事とはいえ羨ましい!いえ、お仕事だから首を突っ込める世界も。。。
スペインのチーズもハード系は当たりが多い!ローズマリー&蜂蜜ペコリーノ、同じものではないと思いますが美味しいものを食べたことがあります。あの人混みの中、本体をタイル型チーズで覆って、このチーズを車輪にしたキャリーをひくsawabonさんの姿を思わず妄想(笑)!