エリザベス女王の棺の花の秘話とパレルモ英国国教会の追悼ミサ

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どうも皆さま、ボンジョルノ〜。

今日はエリザベス女王の国葬でしたねー。イタリアは、ちょうどお昼時だったのもあり、見るともなく見ていたら…なんだかハマって見入ってしまいました^^;。

昨日の日曜日には、うちの近所の英国国教会でも追悼ミサ。ボン散歩で通りかかったときの写真を、本文に関係なくw挟んでいきまーす。

棺に置かれた花は、結婚式のブーケの子孫

イタリアでも、ニュースチャンネルのいくつかが生中継。とりあえず、お気に入りの司会者ルイジさんが出てたのでSky TG24を見ていたら…特派員の姉さんたちのコメントがうるさいうるさいw。

1872年建造の比較的新しい英国(イングランド)国教の聖公会の教会。半旗が掲げられてました

Twitterでも「うるさいぞー」みたいなツイートがチラホラあって(やっぱりw)、笑いましたが、たまに「へー」ということを言うのでそのままに…。

中でも「へーーーーーーー!」と感動した話が、これ。

棺の上のブーケは、カルロ(チャールズ3世)が選んだそうですが、その花は、エリザベス女王の結婚式の時のブーケの花を庭に植え、育った木々から選んたものなんですって!

なぬー?!素敵!って言うか、庭師の技術が凄い!

レクイエムの立て看板も。バグパイプの音色が周囲に響き渡っていました

で、それは何かとググったら…マートル(ギンバイカ)だそうです。長続きする結婚を象徴する花だそう。やはり素敵だったわ。

幸せな結婚が残した子孫と花に送られて、荘厳な葬儀からの美しい葬列コルテオ。一糸乱れぬ行進は、王室の威厳を見せつける見事なものでした(←これが大事なんですよね〜立憲君主制は)。

つい見入ってしまった歴史的な国葬

と言っても、見入っていたのは細かいところで…w。

250kgほどあるらしい棺を運ぶ人たちの頑丈さとか(肩の高さが同じ人を選んでるんですよね?)、寺院を出た後にあの熊の毛の帽子を手渡されて被るところとか(サイズは全部一緒?!)、馬たちの艶っぷりや落ち着いた様子(血統と訓練か?!)、葬儀の途中に紙を落とした人とか(どうなるのかチェックしてたらいつの間にか拾われてた?!)。

特にイギリス王室ファンでもなんでもないですが、歴史的な中継ですしね、「へー」「へー」言いながら、じっくりじっくり見てしまいましたわ。←TVの特派員たちよりうるさいと言われつつ。

19世紀中頃、イギリス人など西欧人が多くパレルモに滞在・投資していた時代にできた教会

そういえば、こんな風に順を追って丁寧に、ガッツリと高画質で全世界に生中継される国葬って、歴史上初めてなのでは?なかったでしたっけ?他に記憶がないのだけど…。

ヴィクトリア女王(1901年死去)の国葬に遭遇した夏目漱石が、肩車してもらって見たと言う話を思い出します。長い船旅の後、パリ経由でロンドン入りしてたまたま遭遇したようですが(日記によると)、それが家にいるまま、現地にいるより詳細をよく見られるようになるまで、約120年。

120年は、長いようだけど、3000年や1万年と比べると短いし(当たり前)、世界はあっという間に世界は変わった感。20世紀が激動すぎたのか、流れの中にいるとそう感じるのか。

カメラの位置もロンドン橋計画にあったのかな?

西暦800年から900年とか、1300年から1400年の間に、「この100年で、世の中すっごい変わったよねー」とか言ってた人たちはいたでしょうかね?

20世紀が激動すぎたのか、流れの中にいるとそう感じるのか。この先100年はどうだろう?地球は続くのだろうか?なーんて話をしているうちに、あっという間にバッキンガム宮殿(までしか中継は見てません)。

英国から輸入した建材(窓やステンドグラスなど)と”アラブ・ノルマン様式”を組み合わせた
イギリス×パレルモMIXで仕上げた内観

印象的なシーンを抑える好きのないアングル、映像の格好良さ。ライブなのに、編集後のドキュメンタリー映像を見ているようでした。中継カメラの場所とアングルも「ロンドン橋計画」にあったんでしょうね。

特に「このアングルはすごい!」と感動した動画のツイートもあったから、皆さん、感じることは同じなんだなぁとしみじみ。

ローマ・カトリックとは違う、イタリアにいると馴染みの薄い英国国教会の儀式やスタイルがしみじみ見られたのも良かったです。英国国教会というとヘンリー8世の離婚問題が浮かぶんだけどw。映像と配信の技術を発明発展してくれた人々に感謝w。

ではでは、良い火曜日を!
Buon martedi!

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