そんなわけで、新しい靴を入手したのち、
世界遺産のマダマ宮殿と王宮にお邪魔してきました。
トリノは、イタリアが統一された時に首都が置かれた街。
君主となった”サヴォイア家の王宮群”が、世界遺産として登録されています。
「マダム・ロワイヤル」(イタリア語はマダマ・レアーレ)の称号を与えられたマリア・クリスティーナ・ディ・ボルボーネ、次いでマリア・ジョバンナ・バッティスタ・ディ・サヴォイアが17〜18世紀に暮らしたマダマ宮殿は、現在、市立古典美術館。
18世紀後半からは、ナポレオンの暫定政府が使用するなど、
別の用途に使われていたため、
マダム・ロワイヤル〜が暮らした気配はないですが、
宗教画や肖像画、装飾、陶器コレクションが、すんごい。
ナポリ・カポディモンティのディナーセット…しかも(たしか)90組み以上とか、アンティークのジノリ、マイセンなんかがぎっしり並んでました。陶器好きの方は感極まることでしょう。
次は、お隣の王宮へ。
入り口から度肝を抜かれる…迫力。
これ、いわば玄関ですよ、玄関・笑!
見学できるエリアもとても広いです。
荷物が多かったので、クロークに預けようと思ったらアナタ、
「あの先」にある、って言うじゃあありませんか。
え?…あの眩しい光の先?
遠い…遠すぎる…。
クロークに行くまでの間に、
だいぶ見学できてしまうという謎の構造。
エレガントとはいえ、やはりここもイタリアだったか…。
到着したクロークでは、係のおばちゃんが、
「ここにあるのは問題なのよねぇ…利用する人がいないわ」
とボヤいていました。
そうでしょうとも。
気を取り直して、メイン階へ。
王様謁見ルームや、
朝食ルームやダンスホールや、
奥様着替え室など…
つい最近まで使ってたのかな?ってくらい保存状態がよく、
なかなかの見応えです。
で、ここの何がすごいって、奥さん!
この部屋ですよ!
王様の武器庫。
これでもかー!と鎧がズラリ。
ゴッツイのから装飾華やかなものまで、
さまざまなデザインがあり、
小さいサイズの子供用もあったり、
刀剣や銃も。
まーお見事なラインナップ。
そして、一番奥には、
日本の鎧が!
明治天皇からイタリア初代国王ヴィットリオ・エマヌエレ2世に贈られたものだそうです。
イタリア統一と明治維新は同じ頃…。
新しい時代を率いるもの同士ということで、
交流も盛んだったのかもしれませんね。
(調べてないのでわかりません)
ここで係のおじさんが、説明してくれた中に、
聞きなれない言葉が時折出てくるのが気になりました…。
「ゾーレ」
ん?
それは、もしや、ゾーリでは?
ま…まさか…。
CACHI(カキ=柿)がひとつなら、
語尾を単数に変えてCACO(カコ)と呼んでしまう的な、
同様の語尾間違えが…?
イタリア語の靴は、スカルペ(女性名詞・複数)だけに、
つい、ゾーレ(女性名詞・複数)にしてしまったとか…?
それだと、片方だけはゾーラだなwww。
いや、単数がゾーレで複数がゾーリと間違えたwww?
(ジャポネーゼ/ジャポネージ的な)
とか笑ってる場合ではない。
一式セットの解説も…
あらやだ、ゾーレになってるっ!
ヒヒ〜ン!(Oh, no!)
↑こちらのお馬様も明治天皇から贈られたそうです。王様が気に入って剥製にされたのだとか。タテガミのセットも当時のまま。
一応、係の人には違いますよとはお伝えしておきましたw。
もし行かれる方がいたら、修正されているかチェックしてみてくださいね♪(しないと思うに1万ペソ)
コメント
「ゾーレ」笑えます^^ 日本語の外来語もきっと同じような間違い(?)がたくさんあるのでしょうねwww
トリノ 素敵ですねぇ
sawaさんの記事や写真から伝わってくる空気感が、私の壺だと感じました。
美味しいチョコレートもたくさんありますよね。
行きた~い!!
トリノレポ続き 楽しみにしています^^/~
>Rurikoさま
日本語の外来語間違え、イタリア絡みではしばしば見つけますよ〜!
トリノレポ、今回はここまでです〜!すみません^^;。