もう気分はG.W.!な世の中ですが(北朝鮮話は置いといておきつつ)、のんきに春の京都旅行の続きをアップします~。
アイドリングで京都イタリアンを堪能した翌日は、
いよいよ!
チェックアウトw!(←1泊だから当たり前)
2泊目は、メインの温泉♡。で、温泉に行く前に、軽く京都ランチ♡。でしたが、その前にひと波乱ありまして。
…満室の京都でかろうじてとれた不思議なカフェハウス宿。
伏見稲荷を経由し、愉しい懐かしい夜を過ごし、ご機嫌で宿に帰り、そして…勝ち取った上段のベッドで眠りについた後のこと。
上段=天井が近い。
夜中、天井をカサカサをこするような音で、目が覚めました…。
「ん?…なんだ?」
<写真下:話には関係ない京都ランチ♡は。友人がお店のロゴデザインをした猫またの油そば♪京都の素材オンリーで作った油そばに、原了郭の黒七味を大量にぶっかけて…脳をやられる美味しさ>
カサカサする音は…天井から聞こえたと思ったら、何やら移動している様子。
寝てる頭の上のあたりの壁のあたりからも聞こえます。
「ヤバい…コワい…」
そうして、金縛り…っていうか、コワさのあまり固まりつつ、「ピ…ピンキー?」と声をかけてみても、スーヤスヤ寝息しか聞こえてこない。チッ!使えないな!
そんな最中もやまないカサカサ音。
ヒー!コワい!コワすぎる!!!
気づかなかったふりして、だましだまし寝ながら朝を迎えたのでした。
<写真下:三年坂に向かう松原通の角にあったタバコ屋さんの張り紙wwww。No団子。お団子の串を捨てないで!ベタベタしますもんねぇ。京都の方の苦悩が伺えます>
2段ベッドから降りてピンキーに、「ねえ、夜中にさ~カサカサ音聞こえなかった?」と聞くと、「あ!聞こえた!カサカサ言ってたね!」「だよね!なんだろうね、アレ…」などと話していると、
2人の頭上から再び、カサカサ。
「あ!これこれ!」と二人で見上げると、そこには通気口がありました。
すると…その通気口から…
<写真下:友人が駐車場替わりに使っているw六道珍皇寺。冥途につながる井戸があります。ぜんぜん観光客がいなくて静かでしたー!>
聞こえてきたのです!
チュウ、チュウ…
「はぁ( ゚ ▽ ゚ ;)?!」
うそ、まじ、まじで?!うそうそ、えー?!ネズミ―?!
ワシ、大パニック。
鳥肌立てながら、通気口の下のモノをワーワー移動させたりしながら、京都だけに幽霊の方がよかった!ぎょえー!不潔!コワい!ひーーーー!!!
そして、
「ヤダ!これはヤダ!フロントに言ってくる!!!」
と言うと、ピンキー(夫)は何と答えたと思いますか?!奥さん!
<写真下:三年坂の超穴場、明治の超絶技巧を生で見られる”清水三年坂美術館”を見学後、ピンキー(夫)の念願だった金継職人さんの工房を訪ねました>
「やめなよ。平和に過ごしてるネズミの親子がカワイそう。彼らの方が怖がってるよ」
はぁぁぁぁ( ゚ ▽ ゚ ;)?!いつどこでどうやって親子だって知ったんだっ!っていうか、なんでかばってんの?!「私とネズミとどっちが大事なんだー」的なねw。イライラマックス。
ピンキーを無視してフロントに行き、「どうやら、ネズミがいるようです」と告げると、対応してくれた、いかにもカフェで働いてそうな、油そばとか食べなさそうな、でもその割には午後にカプチーノ飲んでそうな(イタリアでは午後はミルク入りカフェはあまり飲まない)、インスタに空とかアップしちゃいそうな、色白で細身の可憐な女性がふんわりと、
「スミマセン…担当のものがいないので…伝えておきます」
と、壁の向こうで話てるみたいな小さな声で答えてくれました。
…まあ、ネズミがいるって言ったところで何がどうできるわけでもないので、「…そうですか」ととりあえずチェックアウトの準備に取りかかりました。通気口の下を避けて。
<写真下:とても親切な職人さんで、いろいろ作業風景を見せてもらいピンキー大満足。ピンク色に染まりながら、記念写真なども撮らせていただきました。>
で、それから約2時間後、チェックアウトすると件の女性が「ありがとうございましたー」とだけ言うので、「あれ?担当者の方はまだいらっしゃらないんですかー?」と聞いてみると、
「さっき来たんだけど、帰りました。」
え?
また、はぁぁぁ( ゚ ▽ ゚ ;)?ですよ。だって、普通だったら一応部屋に来て確認するとか、担当者からきちんと謝罪するとかしますよね?え?もしや、ネズミって大したことじゃないの?と、グルグル疑問が湧いてポカンとしてたら、今度はぶるぞんの影響を受けたかのように濃いめメイクのお姉さんが出てきて、反ギレ気味に担当者に電話をしてくれ、その担当者の方が電話口に出るまでだいぶ待たされた挙句、電話越しに「スミマセンでした」と言われたのでした。
…いや、うん。なんか?なんだろう?すっごい無意味なクレームを投げかけたのかもしれない…ケド、もう少し対応の仕方ってあるのでは?とか思いつつ、腑に堕ちなさを抱え、合わせまでのタクシーに乗ると、今度は足元に空き缶…。
「運転手さん、空き缶を落ちてますよー」と言ったら、「あーさっきのお客さんだなー。なんでちゃんと捨てないかねー…」とブツブツ言うんで、「外国人ですか?」と聞いたら、「それが、日本人なんですよ…」ですって。
ついでに、ネズミ事件の一幕をガーッと話すと、運転手さんもガーッと話はじめて…
「急に観光客が増えちゃって、こちらも対応が追い付かないもんだから、急に宿業始める人もいるからいろいろなんですわー。民泊なんかだと外国の方が、ネットで予約して住所だけペロッと渡してくるもんだから、困ってるんですよ。知られたホテルならいいんだけど。住所調べて連れてったところで不在なんかもよくあって。電話すると「買い物中です」とかね…。観光客増えてウレシイですけど、対応がもう、ね。京都もてんてこまいなんですわ…。」
だそうです。京都の方も難儀してるんですねぇ。
そして、待ち合わせ場所に着き、京都人の友人たちにネズミと運転手さんの話をガ―っとすると、
「ねえ、そのホテルにいくら払ったの?」
「ん?1万円。」
「値段とサービスは正比例。繁忙期の京都でそんな値段で泊まって文句言うな!」と言われて終わりましたw。たしかにその通り…ですね。
ちなみに、新しいこの手のお宿は、町屋を慌てて改装したところも多くて、昔の作りのままだから軒下からネズミが入ることはよくあるんだそうです。これも町屋の風情ということでしょうかね。まあ、それにしてもネズミと言えば、ローマの地下鉄と明け方の銀座でしか見たことないので…あんな奴らと同じ屋根の下で寝てたのか!と思うと、なんかものすごく衝撃を受けちゃったんだもーん…(´△`)。
外国人も日本人もなくマナーはやっぱり大事ですし、お宿もちゃんとしたサービスを受けたかったらそれなりのところに泊まるしかないですね。。。それは、日本に限らずどこも一緒ですが。チェックアウト時に感じた腑に堕ちなさは、「カオスの極みのイタリアと比べると、我が日本は、スッゴイ…ものスッゴイ、世界一清潔で超絶キチンとした素敵なところ!なはず!」という妄想が産んだものかもしれません。帰ってきた直後だったし。日本でも混んだところは混乱しがち。だって、人間だものw。
それにしても、世界のどこに行っても変わらないピンキーの平常心は、見習うべきものがあるなと思う次第…。どんなときにもネズミの親子を思いやれる心を、やしないたいものです。
コメント
はじめまして。
私は現在長野在住ですが京都生まれの京都育ちの者です。
で、ネズミの件を拝読して京都の実家を思い出してしまいましたわ。
子供の頃は天井裏で頻繁にネズミと蛇(←音が蛇っぽかったので)の
追いかけ合いがあったなぁと・・・
うちの実家在住の蛇は真っ白で父が不在時に現れた際に
近所のおじさんに駆除を頼んだら
「家の守り神の巳さんやさかい手ぇだせへんな」と言われてしまったり。
母と私は「色素が不足してるだけやけのにぃ、よそにやってほしいわぁ!」と
泣き言言い倒して居りました(苦笑)
なので言いようによっては物凄く京都らしい宿泊先だったかもしれませんね。
>NTさま
うっかりしていて返信するのが遅くなりました!失礼しました。
近所のおじさん、いいですね〜。映画みたいなエピソードですね。
なるほどなるほど。京都らしいのか…とすると、なかなか貴重な体験ができてよかったかも!