日本のコロナ対策、イタリアはどう見てる?…日本にはずっと憧れの国でいて欲しい

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

昨日からセミロックダウン(とイタリアメディアは呼んでます)が始まって、

イタリアはセミロックダウンへ…飲食店18時閉店はやりすぎ?オーナーの言葉がごもっとも
どうも皆さま、ボンジョルノ♪ 昨日、またまた新条令が出て...

飲食店18時閉店になったから街は静かなのかな?と思えばそうでもなくて、テイクアウト用に開けたままの店は多く、人通りも賑やか。ちょっとホッとしました。

19時でもう真っ暗〜。

イタリアの昨日の新規感染者は17,012名。一昨日の2万越えよりは少ないけど「検査数はいつもよりだいぶ少なく124,686だから、減ったとか言ってる場合じゃないです。陽性率は以前高いままで13.6%ですからね!」と、昨夜はどのメディアもキャンキャン言っていました。

陽性率、たしかに高くて心配。ほとんどが無症状でも、重症化する人(1%)もジワジワ増加。

しかし、何故なんでしょうねぇ…。「資金投資して対策したのにブー!」「マスクしてるのにブー!」とブーブー凄い文句が聞こえてきます。ピラティスの先生からも先ほど「今回のPCR検査も陰性」って連絡きたし。ホント、皆んな頑張ってるのにね…(涙)。

一方、GOTOなど楽しそうな日本では、全然感染者が増えないですね。検査数が極端に少ないとはいえ、欧州並みに検査をしたとて陽性率3%ならそうでもなさそう?国の対策というより…各人がよっぽど気をつけてるからなのかと想像しますが、…今、イタリアが気をつけているより気をつけるってどんだけ?!と思ったりします。

無関心な人も多いと聞くのに、不思議。ファクターXやかかりやすい・かかりにくいもあるのかな?謎だな〜と思っていたところで、コリエレからこんな記事が出ました。



日本、韓国、オーストラリア…感染極僅かのその訳は?!

https://www.corriere.it/esteri/20_ottobre_26/covid-giappone-corea-australia-contagi-minimo-ecco-perche-06b0166a-176a-11eb-a554-aa444d891737.shtml?fbclid=IwAR21mnpUKWi-WcuQHQw3PFXaU0cJ3X4DSL-gIg_XJHsGyoaGsC9SJx8FAwI

パラレルワールドのコロナのニュース。イタリアと欧州がパンデミック第2波に翻弄している今、地球のもう一つの場所に、1日数十から数百程度しか感染者がいない国々がある。

昨春の緊急事態宣言を講じた後、新たな緊急事態に陥らない極東の日本、韓国、台湾、タイ、そしてオーストラリアとニュージランド。

長い間、話題の中心だった中国の2日前の新規感染者数は、あの広大な敷地内でたったの22名。パンデミック以来の死者は4,700名。透明性、プライバシー、社会的統制がヨーロッパと異なる中国のデータには、常に疑念が伴うが、私たちと類似した社会モデルと法の国々の感染者数。これが、ともかく少ない。

昨日の日本の新規感染者は699人(WHOデータ)で、夏に2000人を数えたピーク後は、着実に減少傾向。死者は5人だ。韓国の数字はさらに良く、61名で死者はゼロ。4月以降ウィルスの拡大を制御しているタイの公式データは5人だし、オーストラリアも似た状況。ニュージーランドではたったの1人だ。

コロナはアジアでも流行している。ECDC(欧州疾病予防管理センター)によれば、インド、マレーシア、バングラデッシュ、インドネシアは、日本よりも欧州に近い状況に格闘している。

これらの国々の防疫線の鍵はなんなのだろう?まずは日本のケースを見てみよう。この国がコロナとの戦いを制した要因は、何と言ってもマスクだろう。パンデミック以前もアレルギーや風邪、自分自身を守るためだけでさえ、多くの人々がマスクを使用しているのだ。イタリアの日本大使館のサイトには、もっと詳しい説明が見つかる。

「コロナとの戦いで私たちを助けたのは、クラスターの考え方です。」と綴るのは、西村コロナ担当大臣だ。高い感染性を持つわずかなグループを特定し、”外科的”に介入、そして隔離。日本にはすでにあった最新技術を幅広く活用したマッピングデータと交差データがベースだ。西村大臣の解説は続く。「日本の専門家は、遡及トレーシングの技術を利用しました。」感染者の感染前のはるか以前の動きまで遡り再構築すること。次に、特にリスクが高いと考えられるシーンを予測すること。閉鎖、密集、密接な接触だ。これらにはすべて、AIと情報技術が活用される。

「私たちのデジタル・ニューディールは、テレワークを積極的に推進することで自宅での作業をより容易にし、満員電車を利用する人々を解放します。」抗体と迅速な唾液検査の実施には、テクノロジーは不可欠なサポートであることは明らかなのだ。

(以下、超端折ります)

韓国の成功の秘訣はデジタル化とビックデータの活用、オーストラリアはメルボルンの長期ロックダウンと国外からの流入者への徹底検疫だ。

だそうです。

※日本大使館のHPにある西村大臣のメッセージ全文はこちら)。7月7日付け。…古っw!情報なさすぎて探した結果行き着いたのかもだけど。そんなにうまくいってるなら、その技術をバンバン公開して、感染拡大中の国々に共有してくれたら良いのにな。などと思ったり。

クラスター対策もトレーシングも、スクリーニングも…イタリアもバンバンやっているけどね?やり方が悪いのかしら?もしくは…マスクの性能w?!(結局この記事では知りたいことがわからないw)。

それにしても、イタリアが日本を話題にするときは、いつもいつも好意的。まあ、たま〜にしか日本の報道はありませんが、たまに出れば、”ずっと最新テクノロジーと伝統文化が共存する優しくて清潔な人たちが住む憧れの国でいて欲しい”…そんな夢見心地な期待が香ります。なんでだろ。

たまには日本でも(よくわからないならわからないなりに)イタリアの良いところも報道してあげて欲しい…なんか申し訳なくて…(^^;)。

いつか感染拡大と被害の大きさが国によって異なる理由を説明し得る検証データを見てみたいものです。2年後くらいにはどこかの大学かWHOから出るかな。そんな時に日本はデータが少なすぎて実態が把握できてなかった…などとならないと良いなとは一応思っています。

帰ってきた本日のイタリア語

contagio
コンタッジョ
感染、伝搬



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