どうも皆さま、ボンジョルノー♪
まだ間に合いますので、今週末の日曜の夜のご都合がついたらぜひー。
次回は11月14日(日)は、伝統の”包丁切り”手打ちタヤリン!
ヴィテッロ・トンナート豚肉バージョンも。
建築も美しい!知る人ぞ知るパレルモ歴史アーカイブ館にて
さて、先週末にお邪魔したアート展のオープニングイベントの話です。
パレルモ旧市街のマクエダ通り沿いにひっそりと…知らない人は知らないけど、知る人ぞ知る(当たり前)すんごいアーカイブ館があるんですけどね、そこでやるっつーんでまー見に行ったわけですけど。
思いっきり遅刻して到着したら、階段登りながらバイオリン弾いてて驚きましたw。
ゼーハーしそうですがしてなかった。楽器演奏にも体力は大事ですね(どんな要求されるかわからない)。
”紙”で見る貴重な歴史の証拠
このアーカイブ館の何がすごいって、ジュゼッペ・ガリバルディや14世紀のシチリア王の直筆サインなどが平然とあり、歴史上もしくはそうでない人たちが長い歴史の中で息して吐いて、暮らしていた…という証が”実物”として見られるから。
以前、写真入りで細かく書いたのでご興味のある人は良かったら。
歴史って繋がっているんだなぁと実感するし、細かいものをよくまー保管していたものだとその資料的および公共的な価値に対する認識の高さにも感心します。
それらはほぼすべてが紙。紙で保管されているものは、劣化はしても何百年、何千年と物体として見ることが出来るわけで、今、暗号化されたデータの危うさを同時に感じさせられたりもするわけです。
フロッピーディスクってのが昔あったなぁ。そういえばデジカメで一時期使われてたうっすいなんちゃらカードに入ってる写真も、もう今持ってるツールでは読み取れないし。数十年でこれだもの。この先どうなるんでしょうね?
これが「死の凱旋」ですか、はぁ、そうですか
で、今回のイベントは、何やら某ソ連時代には、重要な暗号データを”紙”にバックアップすることがあったそうなんですが(データのままだと何かの外的要因で内部データが破壊される可能性があったからとか)その技術を用いた作品の展示でした。
バイオリン演奏でイベントは終了してしまい(到着した瞬間だね…)、遅刻組には別途解説タイムが用意されたので、ありがたくひっそりと見学。。。
例えば、こちら。有名な「死の凱旋(もしくは勝利)」です!”膨大な情報”を処理してデータにするとこうなるそうですがー、
元になった実物は、コレ(シチリア州立美術館で撮影。美しくどでかい壁画です)。
「ほぅ、なるほど!!」
ってなるかー!
と、ツッコミをする会ではなく、こんな風に有名な絵画やアート作品の”データ”が展示されていました(なので、何を見ているかはわからない〜w。でも1点買おうとしてた人がいましたけどね…←それはピンキー(夫)。←全力で止めました)。
情報の取り扱いについても考えさせられるところが刺激的。それを恒久的に資料を保管してる場所でやるってのが演出よねぇ。
おばちゃんの目視解析力がすごい
ところで、入館時はグリーンパス(いわゆるワクチンパスポート)の提示が義務。こちらも複雑なQRコードで、専用の読み取りアプリが必要なのですが…入館チェックのおばちゃんがそれを持ってない!ときましたw。なのに、
「見せて」
と言うから、スマホのグリーンパスのコードを見せたら、
「はい、OK!」
え!目視で読み取ったww!?
…おばちゃんなら、あの複雑なデータも「死の凱旋」に見えてたかもー?
っていうか、遅刻した時点ですでに通常開館外時間だったこともあり、早く帰りたくてテキトーになった模様です。すみません…。
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