”パーネ・クンツァート”、イワシの炭火焼き…シンプル郷土料理でブドウ収穫祭

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なんだかイタリアあちこちで収穫期真っ盛りですよー!秋ですな。
ツアレポの方でも、タオルミーナピエモンテ の各地のぶどうの様子もアップしました!

さて、シチリア内陸部のガソリンスタンドでのおっちゃんとの出会いから、ブドウ収穫祭の続きです♪

手渡された箱が、あっという間にいっぱい…それは、たったの10分くらい!まー豊饒ですね、シチリアの大地。

収穫後のお疲れワイン(10分しか働いてないw)を楽しんだら、お待ちかね〜のランチ&試飲タイムですっ!

シチリアの食材の旨さが炸裂するシチリア的”縁日屋台”

今回お邪魔してるのは、マンドラロッサ社。シチリア西南エリアに壮大なブドウ畑を持つ人気のワイナリーさんです。

ランチ&試飲エリアには、ワインはもちろん、”地元の美味しいもの”がぎっしり。ふふふふ。

マンドラロッサ社の全種類のワインが並ぶバーカウンター

暑さに負けず…縁日の焼きそば屋さんよろしく、パスタコーナーも。シチリアのおばちゃんたちが、もんのすごい勢いで、ガンガン作ってましたが、作っては消え…作っては消え…の大人気w。

忙しそうだけど、笑顔が可愛いシチリア女子(右)

ほんっとシチリア人ってパスタ好きですね〜。炎天下で熱々パスタなんて…避けたくなりそうなものですが、その力強い食欲には感心します。と言いながら、しっかりいただきましたが。

カポナータやペペロナータなどの基本のシチリア料理、チーズや何やらのアンティパストのコーナーなどなどのブースが並んで、縁日のようです。

そして…”パーネ・クンツァート”も!

本場のパーネ・クンツァート、五臓六腑に染み渡る〜

パーネ・クンツァートとは、シチリアでよく食べられるパニーノのことです。シチリア語で、”味付けしたパン”を意味します。

シチリア各地で、パンに挟む具材は変わりますが、今回は、シチリア西南らしく名産のアンチョビとオレガノに、たっぷり新鮮なオリーブオイルでございました。

「撮れ撮れ、開けたところを撮れ」と、閉じたパニーノを再度開いてくれたので、パチリ。やいのやいの群がっては、親切にしてくれるシチリア人たちに、古き良きイタリアを感じます。昔のローマもそうだったねぇ。。。

たったこれだけのシンプル具材なのに、衝撃のウマさ!1mくらいですが…全部食べられそうです

何しろあれよ、パンよ。もーほんと美味しいから、もー。さすが小麦の産地ですよ、もー。五臓六腑に染み渡る美味しさです。

デザートコーナーでは、暑い中、じゃんじゃか”スフィンチ”を揚げていました!

ひ〜暑いのに〜!お父さん、元気ですね!

”スフィンチ”は、ジャガイモ粉と小麦粉を混ぜてサクッと揚げたシチリアの郷土菓子のひとつですよ。粉砂糖をたっぷりかけていただきます。軽くてフワッとした感じのサーターアンダーギーw。これがまた美味しいんだなー。シチリア暮らしで順調に体重増加しております、ええ。

そして、爽やかにとれたてフルーツのコーナーもありました。スイカやイチジク、そしてブドウ。フルーツもたっぷりいただき、エスプレッソを飲んだら…

いざ、海へ!カロリー消費しに!

徒歩3分で行けるキラッキラの透明な海で、ダーラダラ半日ほど過ごし(全然カロリー消費しないし、足がつりましたw)、そして…
再び…

夕方のお食事、つまりアペリティーボのコーナーへw。

って、一旦休憩を挟んで、ブースをアペリティーボに変更。”2部構成の縁日”…とは、祭りの日にかけるシチリア人の情熱には、毎度感心しますw。

アペリティーボは、新鮮イワシの炭火焼!シチリア人は頭から食らう!(よしっ)

さて、こちらのメインは、なんてったってイワシBBQ!

新鮮なイワシにパラパラとシチリアの海塩をかけて、ジュゥ…って、なんだか日本みたいですよ?ヒゲのお兄さんを、半被にハチマキの鯔背なジャポネーゼにで入れ替えたら、そこはもう駿河湾的な…w。

生臭さゼロ、塩味もちょうどよく皮目もパリパリ。無限にイケそうでした!

シャキシャキの赤タマネギが添えられるのも、なんか気が利いてる

このイワシを、ナイフとフォークで食べたりなんかせず、手づかみで頭からペロリーンと食べるのが美味しいのだ!とか言うので、ますます親近感。シチリア人は、やはり島の民ですな!

ジビッボ♪

いつでもどこにでもあるからブドウは、空気か水のようなもの…

夏の終わりというか、秋の始まりというか、まだ全然夏というか…季節感としてはなんだかよくわからない9月の頭。

夕日は、まだ夏っぽかったです。

美しくて美味しくておせっかいで親切で、ダラダラしてて美味しくて。シチリアを凝縮したような収穫祭でした。

ボンさんの海編へ、続く。

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