あまりにも透明で、鉛ヒキズリー(※)をしなくても海底がよく見える海もあれば、カッペリもあるのがサリーナ島。
※千鳥・大吾の鉛を引きずって海底の様子を探る島の遊び…ご存知の方、いるかしらw。
今回のサリーナ島行きで、いろいろとお世話になった塩漬けケッパー生産者マウリツィアさんを訪ね、ポッラーラ地区に行きました!
「ここ、降りるの?!」
向こうにフィリクーディ島が見える島の西。名画イル・ポスティーノの撮影地としても知られるポッラーラ地区は、ポッカリと開いたかつての噴火口の中にあります。
小さな生産工房で塩漬けケッパー七変化♪
急な崖に作られた道路をモトリーノでぐんぐん降りると、目指す生産工房はすぐに見つかりました。小さな集落。マッシモ・トロイージ風に言えば、風の音のほかは、何もない…。
工房の中を覗くと、塩漬けにされたケッパーがぎっしりです(すでに美味しそう)。
真夏は、収穫したケッパーを塩漬けにする季節。塩漬けにするとアクが出るので、樽を入れ替え、塩を足し…丁寧な手作業が繰り返されますよ。
お忙しい中、マウリツィアさんが基本の塩漬けケッパーをアレンジした”いろいろケッパー”を試食させてくれました❤️。
塩抜きしてオイル&バルサミコ酢漬けにしたものや、天日干しドライトマト入りのもの、
ドライトマトやペペロンチーノも入ったペースト各種や、
甘く味付けしたもの…も!!!
見た目もアズキだけど、風味もややアズキw。なんなら練ったらアンコになりそうです。
リコッタチーズとよく合っていますが、かき氷に練乳と抹茶と乗せたら…。抹茶のグラニータにタピオカ風に加えたら…妄想広がる甘いケッパーでした!
塩漬けケッパー”ふりかけ”を白ゴハンにかける夢を抱いて
こちらのケッパー生産者さん、パオロ先生のアーモンドを輸入してくれているEaTさんのご紹介。社長のRyomaさんによれば「ドライもめっちゃうまい」そうなので、さっそくドライも味見!
トマトのブルスケッタにオレガノと共にパラパラ〜と振りかけて〜♪旨味炸裂!
「白ゴハンにかけてもうまい」らしい…ゴクリ。発酵した旨味と塩気、ゴハンに合うに違いない!そう考えると…最近、シチリア界隈で流行っているドライ塩漬けケッパーですが、もはやふりかけにしか見えません。
乾燥してない普通の塩漬けケッパーでお茶漬けにするという強者が在住友達@ローマがいますがね、乾燥はよりそれっぽい。もれなくお買い上げしたので、試すのが楽しみです。
漬物好きなら、塩漬けケッパーを一度試すとハマりますよ。
塩漬けケッパーといえば、パンテレリア島が有名ですが、エオリア諸島のケッパーも美味。ピンキー(夫)が「エオリア諸島の方が味が優しい気がする〜」とか言いますが、確かにそんな気もw。
花は、こんな感じ。白に紫。雅ですなぁ。
マウリツィアさんのブルスケッタ(トマトなし・乾燥ケッパーなし)にはまったぜ。俺の夏は続くぜ!
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