どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
灼熱の夏が終わりそうになってたのに、また暑くなるそうです。それでも夜には、鈴虫の声が聞こえ、しっとり感が漂うようになってきました。
そろそろ秋刀魚が食べたいのぅ(ないけど)。
さて今日は、週末のアペリティーボで出た日本の話を…。
「最近の日本はどう?」
ローストビーフが美味しいと(内輪で)評判の老舗店で、この店に80年代から通う面々(要するにおじさんとおばさんたち)と、アペリティーボを兼ねた肉wを食べていた時のこと。
「最近の日本はどう?」と聞かれました。

まあ、聞くわよねぇ。夏に帰国してないのは知ってるけど、そこに日本人がいるならば、聞くわよねぇ。
…最近の日本といえば、やっぱりアレ?処理水の海洋放出?
となりそうですが、いやいや、この手の絶大にご意見が分かれそうな話題は、アンタッチャブルが大人のマナー。
私から言い出さない限りは、聞かれることもないもんで、わざわざ凪の海に岩を投じることもない。じゃあ…ジャニーズ?統一教会?少子化?増税?マイナンバー?んー説明が面倒くさいw。
というわけで、
「海外旅行がまだ完全には戻らないねぇ。シチリアに来る日本人も少なくなって、さみしいわー」
と、そこにいる人たちに関係がなくもないけど、相当に薄い話題でサクッと終わらせようと試みたのだけど、思いのほか、気になる答えが返ってきたのでした。
日本人はインモビリスタ
「それ、ホントそうねー。日本いる友達から、円安だから来い来い言われるよ。以前は「行きたーい」ばっかりだったけど。」
と、世界を飛び回る音楽家の友人。
コロナ前は、日本にもちょくちょく呼ばれて演奏に行っており、現地にも友人知人多数のその友人は、続けました。

「円安とはいえ、なんかこう…動こうとしない。日本人は、インモビリスタが多いね。特に、ここ数年は、その傾向が顕著」。
インモビリスタ=インモビリズモの人。
インモビリズモ=退嬰主義、現状維持傾向。
※退嬰主義:しりごみして引きこもること。進んで新しいことに取り組もうとする意欲に欠けること。by大辞泉
ひ〜w!当たってる?
って誰のことか知らないけどw。って言うか、主語が大きいんでアレなのですが…悪口や批判ではありませんよ。いわゆる個人の感想ですけど、世界各国の人と交流のある人なので、”各国比較した上での日本人についての感想”として、興味深い。

うーん、なるほど〜そういう風に映っているんだなぁ。と、大変興味深く聞いていると、20代の大学生と日々接している別の友人(不動産投資しながら再度大学生をやっているDJ←自由すぎw!)が、
「働いても賃金上がらないからじゃな〜い?停滞ムードがあると、消極的になるのも仕方ない。イタリアも同じ、特に若い子たち」。
などと言うので、思わず「エザーット!(それ〜)」となりましたw。って笑ってる場合ではない。
旅行先としては相変わらず大人気ですが…
しかし、よく知ってますよね、日本にいないのにムードまでw。
日本の話題が、イタリアの日常のニュースの中で報じられることがほぼなくなって久しいですが(最近は、処理水問題だけだし)、英語メディアではまあまあ報じられてるし、斜陽気味とはいえ曲がりなりにもG7の一員で、主要な証券取引所のある国である日本の状況(特に経済)は、ビジネスしてる人なら「チェックしておこう」の範囲にはあるから、知らないわけないか。ではあるんだけど。
街からも少しずつ日本が消え(家電とか車とか)、日本の影が薄くなっているのは、気づく人は気づくので、その辺りからも停滞ムードを想像するのも難しくはないかもしれない。
▼大型TVを買った時の話。サムスンを勧められたが直前で国産にした母国愛は幾久しく…。
通りかがりレベルの人(病院の受付とか店員さんとか)とは、旅行先として「憧れの国」「行きたい国No.1」で、円安の今がチャンスって話になりますが、そこに暮らす人(特に若い世代の話ですが)に焦点を当てると、こんなご意見(感想)が出てくる日本。
…若い人が奔放に未来を描けない国になってしまったかもしれない責任を感じつつ。。。積極的に政治に参加することが欠けていたかもしれない。などと、考えさせられています。
▼と言いつつ、まずは過去を知ってみようと、今、こんな本を読んでます。え?遠回りすぎw?まあまあそれぞれのペースで。
ちなみに、いつだって経済が停滞してるのに、いつだってなぜか元気だったイタリアも、最近ちょっとムードが変わったな。と思うことがしばしば。それはまた別に機会に…。
ではでは、どうぞ良い月曜日を!
Buon lunedì!
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