「チベスナ顔にさせる」無愛想だけど美味しいパン屋さん〜シチリア語の話

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

今朝は比較的のんびりボン先輩のお散歩に行けました(義父情報:落ち着いてますが、山の天気と老人の体調は変わりやすいから注視は続きますが…。ご心配メッセージなどいただきありがとうございます!)

ついでにいつも行かないけど、美味しいらしいパン屋さんに立ち寄ってみましたんだけど…、

これがもうすっごい無愛想w!

笑うと魂抜かれるの?

パレルモは、比較的お店の人がのんびりしてて、ローマみたいにキッツイ冗談wも言わなきゃ、妙に馴れ馴れしいw人も少なめで、朗らか丁寧な人も多いからお買い物しやすいんですが、久々に会いましたよ。

トコトン、無愛想な人。

無愛想な人からいっぱい買ってしまったw

キレイに黒ネイルした20代前半と思しき女子だったんですが、ニコリともしなきゃ、「で?」くらいしか言わない。

お会計間違えてるんじゃないかな?ってことがあって聞き返した時なんて、「0.2mmくらい顔の筋肉がイラッと動いた」(ピンキー談)くらいに無表情。

笑うと魂抜かれると思ってそうなレベルで無表情。

”いやいやながら稼業を手伝わされてる娘”のムードだけど、どうやらバイトさん。

なぜこの仕事を選んだー?!って笑っちゃうくらい無表情で押し通す無愛想さに、実際笑いましたw。

イタリア語に訳せないシチリア語の独特な言い回し

ボン連れ&パンを抱えての帰り道、「ソビエト連邦時代の店員みたいだったねw」とか言ってたら、ピンキー(夫)が、

「Passa pitittu パッサ・ピティットゥ!」

と。

キアッキエレ♪カーニバルのお菓子ですよー

そうそう!そうだねーw。

こういう人のことをパレルモでは、シチリア語で「Passa pitittu パッサ・ピティットゥ!」と言います。

意味は、「やる気を削ぐ」w。

イタリア語に直訳すると「欲望を去らせる」なので、ピンキー(夫)曰く「ちょっとニュアンスが違うから、適した表現がない」そうです。「意訳するなら…antipatica アンティパティカ(感じ悪っ!)」が近いかも?だって。

日本語だったら、そうねぇ…「チベスナ顔にさせる」が一番近い気がするw!(チベットスナギツネで検索してね♪)

愛想はないけど美味しいのが困る

シチリア語という言語体系は、あまり知られてないけど存在し、シチリア語パレルモ弁といった感じで、またパレルモ特有の言い回しがちょいちょいあるので、面白いです。

改めて勉強してもいいなーとか思ったりするけど、発音がめちゃくちゃ難しいから…フランス語同様、途中で投げ出すことが目に見えている…w。

ハードルは高いけど、話せたらシチリア暮らしがより濃厚になりそうで良いかもな〜などと、夢を抱きながら、無愛想なくせに美味しいのが問題のパン屋さんのパンを食べています。

自然酵母の焼きたてパンと、モッツァレッラを挟んだゴマ付きパン

そう、問題は、無愛想なことではなく、無愛想で美味しいこと。

この美味しいパンを入手するためには、再びあのパッサ・ピピットゥな彼女に会わなければならない…w。

ま、でも心のこもってないスマイル0円より、ソビエトレベルで無愛想な方が、人間らしくて好きなので、また美味しいパンを買いに行く予感しかしません。チベスナ顔で♪

どうぞ良い日曜日を!
Buona domenica!

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