どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
いきなり涼しくなって、今日は、靴下を履かないと足が冷えて攣りそうになる気候ですよ。
あー秋か…これが秋なのか！と、１年ぶりの秋の本格的な到来にやや心を動かされる11月です（遅いね〜）。
パレルモの旧市街はまるで迷宮！
さて、ずっと夏かと思ったけど、秋も来るらしいパレルモ。
この街には、約2800年の歴史が宿る旧市街がありますが、ながーい間、首都だった街だけに、旧市街エリアは広く、また、そこを行き交う路地の入り組みっぷりが…ハンパありません。
8〜10世紀ごろにシチリアがアラブ人に征服された時代に基礎が造られたという旧市街は、まるでラビリント。
真っ直ぐだったり、
妙にカーブしていたり、
めっちゃ細かったりw！
いろんな表情を見せる細い路地には、年代も様々な石造りの建造物がぎっしり。迷い込んでそぞろ歩けば、興味深い風景に出会えるところです。
ところで、数センチの空間を空けて建つ日本のビル群（猫が落ちたら挟まる感じ）に驚くイタリア人たちが多いですが、こんな狭い道にビッチリ立派な建物が並ぶ様も、驚きます。「すごいね」と建築技術を知らない同士で褒めあったりすることも多々。果たしてどちらの方が困難を伴うのか、興味はあるけど調べる気はありません。
そんな路地裏には、パレルモの普段の暮らしも息づいています。
路地裏にあるパレルモの日常の暮らし
通りに並べたテーブルでアペリティーボを楽しんだり、
道を塞いでカードゲームをするおっちゃんたちがいたり、
洗濯物が干されてたり。
そう言えば、路地の頭上に洗濯物がはためく…ナポリの典型的な干し方と違って、パレルモの旧市街の干し方はバリエーションが豊富。
ナポリ風の”頭上干し”もあれば、壁にロープを張ったり、ステンディトーレという洗濯物干し具（？）を置いたりしますよ。
細い裏路地でも車は走るし、駐車する…
で、そんな路地裏は、車も走ります。
今は、旧市街はZTL（交通規制区域）で、通行料（1日5ユーロ）が必要だけど、だからと言って交通量は減るわけでもなくw。
※住民や医療関係者などは優遇措置、年間パスなどいろんな料金体系あり。
車幅ギリギリ、道路に椅子を並べて談笑する人たちの膝スレスレを、結構なスピードで通過する車。イタリア人の運転テクには、しばしば驚かされます。
ついでに、路駐も多数。
ご存知の通り、地下駐車場が作れないので（遺跡が出てきちゃうから）路駐は可（場所による）だし、「他の車が通れるかな？」と場所や停め方を工夫するなど、暗黙の了解的なルールもあるので、たいていは無問題なのだけど、たまに、
「…こんなところに停めやがって」なケースもあります。
方向転換もできないから、戻るならバックだし、後続車があれば、事情はともかく「早く行け」のクラクションの嵐。
プレッシャーに負けて…気絶したふりして、救急車でも呼びたくなる。。。
さあ、そんなドツボな時、あなたならどうしますかｗ？！
路地裏に響いたフランス語に笑った
先日、夜の旧市街裏路地で、前の車（セアトのレオン）が、詰みましたｗ。
その直後につけていた私たちの車。運転席にいたピンキー（夫）は、運転を放置してｗ、困ってる前の車にヘルプに行き、「こうしたら通れるのでは？」「こっちに一旦逃げて切り返したら？」などなど、通過会議を熱心にしていたかと思ったら！
…2人で邪魔だった車を押し始めたのですｗ！
「アン・ドゥー・トロワ！」
え？パレルモの路地裏が、急にエレガントｗ！←バレエかよ！と1人突っ込みを入れて、爆笑ｗ。
私の笑い声が響く中、壁方向に数センチほど動いた迷惑車両。車って…2人で押せば動くんですね、横にｗ！マッシモ劇場って貸切にできるんですね。と同じトーンでｗ。「へー」なことはまだまだあるねぇ。
そして、セアト無事通過。私たちも通過。後続車も通過。丸く収まりました(感心)。
数センチで解決…することなら、もっと他の車を気遣って停めてくれてたら…って話ですけどねー。ま、そういう些細なことにも気づけない人ってのは、世の中には必ずいるので仕方ない。その辺には、頓着しないのが、吉ですね。
臨機応変、大事ですねw！
※あ、旧市街の路地裏は面白いですが、早朝深夜、また昼間でも人通りがない場所には、所在なくフラフラ入らない方が良いですよ。とは一応言っておきます。
ではでは、どうぞアン・ドゥー・トロワで良い金曜日を！
Buon venerdi！
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