今のシチリアは緑色!アグリジェント遺跡とシチリア内陸部の色

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

今日は、青空が出てるのに雨に降られ、いかにも3月。時折差し込む太陽光は力強く、紫外線量も多めで、早くも街路樹のオレンジが花盛りー(早っ)!

ということで、本日は春最高潮!の内陸部の色をお届けしまーす。

世界遺産・神殿の谷が緑色

先週末から、アグリジェントのアーモンドの花祭り(Mandorle in fiore)も始まりましたが、ちょうどその直前!世界遺産・神殿の谷にお邪魔してきました。

「満開のアーモンドが見られるぅ!」と期待したら…、ちょっと奥さん、すっかり葉桜(ではなくアーモンド)。

遠方に、今のアグリジェント市街を望む神殿の谷…緑の谷に!白い子たちは、希少な”アグリジェント・ヤギ”

オレンジは咲くわ、アーモンドは早くも実をつけるわ。…温暖化ー(怒)w。

そんな緑の谷の神殿群は、空の青と緑をバックにキラキラ輝いて美しかったです。

アグリジェントヤギも、美味しそうな新緑を食む食むして幸せそうでしたよー。暖かいのは良き♪ですが、第一次産業は大変ですよねぇ。

賛否両論議論を呼んでるアートなタラモン

ついでに、お披露目されたばかりのアートなタラモンも、見上げてきました。

参考 ”タラモン”は、ゼウス神殿の柱上部に、屋根を支える風に設置されていたとされる約8mの巨人像。全部で38体あるそうですが、全部は発掘されておらず、貴重な顔部分や完全体に近い状態のものが博物館の中にありますよ。でかいよー。

笑w。顔が…そもそも違う!

イタリアのSNSやメディアで炎上中の話題のタラモン像なので、興味津々でしたが…こりゃ、炎上しそうな顔をしていましたね(個性的な顔がノッペリとしてる時点で、ん?となる)。

かつてゲーテが「修復が下手すぎる!」とディスっていた18世紀末ごろの修復からは、立派に回復してる遺跡だけでも十分見応えがあるのに、なぜ現代アートと組み合わようとするのか?謎ですなー(コンコルディア神殿前のイカロス像も)。

雪もあり、緑もあり、羊もいて牛もいる

アグリジェントや東岸へ抜ける道すがら、眺めた内陸部は、今はどこもかしこも緑で目に優しい。

山の上は、シチリアのちょうど真ん中くらいにあるエンナの町

ふんわりと丘を覆う新緑は、ビロードのように柔らかそうで、子羊や子牛が子ヤギがよく育ちそう。エトナ山は、まだ半分くらい雪が積もっていますが、麓から立ち昇る春の息吹ですぐ溶けてしまいそうでした。

薄曇りに富士山…(いやエトナ山)なんだか日本の風景みたい。

エトナ山麓に広がる柑橘畑には、名残の果実がこぼれ落ちそうなほど。タワワに実って次季節を告げてます。

やはり静岡あたりに見える

シチリア西岸のマドニエ山地は、高いところにはチラッと雪が見えますが、山々は、うっすら緑の気配。

以前は、スキー場もあった山です。温暖化で雪が少なくなって閉鎖したけど。

今は、新緑と黄色の花々(スーカメーリやタンポポ、菜の花風のアブラナ科の花)が咲き乱れていますが、もう少しするとスッラの赤い花が丘を覆い始めるでしょう。

芽吹き始めたばかりの小麦もどんどん背を伸ばし、緑波打つ海原のようになったら、次は金色に変わります。そうして夏も盛りになれば、灼熱の太陽に焼かれた大地が荒涼とした風情を漂わせますが、それはひとときの色(ゴッドファーザーのファンがイメージする風景w)。

シチリアの内陸部は、四季折々でダイナミックに色が変わるのが魅力です♪紅葉はないけどw!

どうぞ春香る良い水曜日を!
Buon mercoledi!

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