運命の子犬に出会う!決め手は「雷に打たれる」と「先に決めた名前」

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旧ブログameblo(2012年2月)からの転載記事です。

初体験の保護施設で「この子かも?!」と思ったのもつかの間、自分の優柔不断さで…引き取り損なったショックを受けてから、かなり混乱した日々が続きました。

運命の子との出会いを求めるも、それはダメダメな自分との戦い…でもありました。



運命の子探しで、また失敗!

保護施設通いを続けていたある日のこと。

「ホラ、この子は?カワイイよねー」「じゃあ、この子?」「どうする?どうする?」

案内してくれていた係のおっちゃんが、ものすごいせっかちな人で、やたらとぐいぐいオススメしてきました(イタリア人あるある)。引き取り手を見つけたい気持ちもわかるので、つい気を遣ってしまい…(日本人あるある)。

「んー…じゃあ、この子?!

…かなぁ…???」

なんて調子で、つい選んでしまった子がいたのです。ラブラドールが混ざってると一目でわかるような、きれいな子。。。

決め手は「雷に打たれること」と先生が言った

せっかちなおっちゃんに、「よし!じゃあ、手続きに!」と矢継ぎ早に進められ、あたふたついて行くと保護施設に併設している病院が入る事務棟でした。

そこで、引き取りまでの説明を受け、ワンコの健康チェックやマイクロチップのデータチェックなどを進めていると…、
※イタリアでは飼い犬のマイクロチップがマスト。

なんだか気持ちが「シーン…」となってきてしまったのです。

そんな沈んだ様子を見た先生が「どうする?やめる?」と優しく聞いてくれたので、「この子を見てカワイイと思ったんだけど…でも…」とウジウジ言うと、

Ti capisco. Non e’ scattato il colpo di fulmine.
うん、わかるよ。雷に打たれなかったのね。

と言ってくれたのです。

イタリア語で「雷に打たれる」は一目惚れの意味があります。つまり、「ビビビッと来なかったのね」ということ。

運命の子かどうかは、やっぱり第一印象。このビビビッ感が大切なのよ。と言うのです。

そして、「とってもカワイイから、すぐに飼い手が見つかるでしょう。気にせず、また来てね!」と。

先生がとても優しくて救われましたが、自分の優柔不断さや流されやすさに再び自己嫌悪↓です。あの子も期待してくれてたかもしれないのに!ごめん!!!

次は絶対に流されないで、直感を信じよう(涙)!



イタリア人たちのおせっかいに負けるな、自分!

保護施設で”畳み掛けてくる”のは、なにもせっかちな係りのおっちゃんばかりではありませんでした。居合わせた引取り希望のイタリア人たちも「あの子にしなさいよ」だとか「この子いいわよねーホラッ!決めちゃいなさいよ」と、やいのやいの。。。

イタリア人ってホントおせっかい。

怒涛のご推薦に会っても気持ちをしっかり持ち、周囲の声にグラグラしないことがイタリア暮らしのコツだし、犬との出会いにも大切!

そうして、「ハイハイ、そうですねー」と冷静に流せるようになったころ、子犬がキャンキャン、イタリア人たちがワーワーする、とてつもなく騒がしい子犬ゾーンで、ピンキー(夫)があることを告白しました。

一人、静かに恋に落ちていたピンキー(夫)

なんと、ある一匹に恋に落ちていたらしいのです。

「え?!ど、どの子~?!」

と聞くと、「…あの子だよ」とウフフと指差した先には、キャッキャざわめく子犬の群れで、ひときわ大人しくしている子がいました。

その姿は…まるで、

エッフェル塔の下で、うるさくはしゃいで道を塞ぐイタリア人観光客にクールなまなざしを向け、静かに待つ自転車に乗ったフランス人のような佇まい(どんなw?)。

ピンキー(夫)が「仔犬たちは、どの子も小さくて可愛い。だけど、ずーっとこの大きさってわけじゃないからね。大きくなったところも想像してみてね。」と言っていたのを思い出しました。

…この”自転車に乗ったフランス人”が大きくなったところを必死に想像してみると……、

ピーン!

うん、いいかも(°∀°)b!



欲しい犬のコンセプトを名前で表現してみよう

ところで、恒例の「保護犬引き取るぞプロジェクト」で名前はすでに決めていました。

というのも、企画はやはりタイトルが大事。それがコンセプトであり、タイトルが決まれば、自ずと中身は決まってくるもの。

だから、まずは名前を決めれば、自分たちがどんなワンコと暮らしたいのかイメージできるかも!チーム(夫婦)のコンセンサスもとれるかも!ということで一致。名前を先に決めたのです。

その名前は、

Bonneuf-TakeshiYamato
ボンヌフ・タケシヤマート

ボンヌフは、フランス語で「良い新しい」。フランス人からしてみると「はぁ?」だけど、なんだか好きな単語の組み合わせです。ポンヌフ(新橋駅前のポンヌフを先に思い出すけど)のパロディ的なね。

で、ミドルネームは、ピンキー(夫)が。犬にミドルネームってw!と日本人からしたら「はぁ?」ですが、お互いの「はぁ?」バトルな名前となりましたw。

しかし、タケシ・ヤマトってw。名前二つくっつけるのは、やっぱり日本人的には変ですが、ダブルネームはイタリア人にはよくある形式。マリア・グラッツィアとかジャン・ルイジとか、そんな感じです。

ボンヌフ・タケシヤマートはこの子だった!

さて、そんな私達のボンヌフ・タケシヤマート。

うるさいイタリア人の中でひっそりと佇むこの子なのかもしれない!と、ピーンと来てしまったのです。あーこれが、ビビビッ…。そうか~!そうかそうか!

やっと、会えたね♡!!!

コメント

  1. しんしん より:

    ピンキーさんが静かに恋に落ちるくだりで涙が。。。
    ボン先輩の兄弟の今の姿まで考えはじめると涙と妄想が止まりません。
    タイムリーにも今日NHKで、呉のミュージアムの戦艦大和模型前で”宇宙戦艦ヤマト”主題歌を歌う中継に涙していたところでした。
    朝は『みんなのうた』に涙したし・・・歳のせい?!

    • sawabon より:

      あははは、涙腺弱くなりますよね~。私も変なところでグッと目頭が熱くなります。ホント、静か~に恋に落ちましたwwwボンの兄妹たちはどこにいるのでしょうね~同じパレルモにいながら噂も聞かないし…会えないのが残念です。カニーレもプライバシーの問題なのか教えてくれませんでしたし。

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