犬の保護施設での出会い方はビビビ!〜仔犬のボンと初遭遇、名前の由来

そんなわけで、保護施設(イタリア語で”カニーレ”)通いが始ったわけですが、

<前回のお話>

イタリアの犬の保護施設カニーレへ行ってみた!
ボン先輩との出会いは保護施設。 ちょうど5年前の2...

「この子かも」と思った子がいなくなったショックから、かなり混乱した日々が続きました。例えばある日、ぐいぐい仔犬を見せてくるもんのすごいせっかちなおっちゃんに翻弄されて、仔犬にうっかりひどいことをしてしまったり…。



決め手は、雷に打たれること。と先生が言った

「ホラ、この子は?カワイイよねー」「じゃあ、この子?」「どうする?どうする?」

ぐいぐいオススメしてくる係りのおっちゃん。貰い手を探したい気持ちもわかるし、つい気を遣っちゃって、

「んー…じゃあ、この子?
…かなぁ…???」

なんて調子で、つい選んでしまった子がいました。ラブラドールが混ざってると一目でわかるようなきれいな子。

でも、館内の”引き渡しチェック”をしてくれる併設病院で、マイクロチップのデータを検索したり(入居するとすぐにマイクロチップを入れる仕組み)、引き渡しまでの説明などを聞いているうち…、

なんだか気持ちが「シーン…」となってきてしまったのです。

そんな沈んだ様子を見て、先生が「どうする?やめる?」と優しく聞いてくれたので、「この子を見てカワイイと思ったけど…でも…」と言うと、

「うん、わかるよ。Non e’ scattato il colpo di fulmine.」

と言ってくれたのです。
意味は「雷が落ちてこなかったのね」。

つまり、「ビビビッと来なかったのね」ということ。決めるには、やはりこの第一印象のビビビが大切なんだと言うのです。

そして、「とってもカワイイから、すぐに飼い手が見つかるでしょう。気にせずまた来てね!」と言ってくれたのですが、自分の優柔不断さや流されやすさに自己嫌悪↓に陥りました。あの子も期待したかもしれないのに!

こんな風にカニーレ通いの経験を積みながら、「次は絶対に流されないで、直感を信じよう」と決めました。



静かに恋に落ちていた、ピンキー(夫)

カニーレで畳み掛けてくるのは、なにも係りのおっちゃんばかりではありません!居合わせた引取り希望のイタリア人たちも「あの子にしなさいよ」だとか「この子いいわねーホラホラ」と、やいのやいの、グイグイ構ってくるわけです。

イタリア人ってホントおせっかいw。

気持ちをしっかり持ち、そんな周囲の声にグラグラしなくなった頃、仔犬が集団でキャンキャン&見学のイタリア人たちがわーわーする騒がしい中でも、いつも静かにしていたピンキー(夫)があることを告白。

なんと、ある一匹に恋に落ちていたらしいのです。

「え?!ど、どの子~?!」

「…あの子だよ」

と指差した先には、キャッキャざわめく仔犬の群れでひときわ大人しくしている子がいました。

その姿は…まるで、

エッフェル塔の下で、うるさくはしゃいで道を塞ぐイタリア人観光客にクールなまなざしを向け、通れるようになるのをじっと待つ自転車に乗ったフランス人のような佇まい。

仔犬たちは、どの子も小さくて可愛い。ピンキー(夫)が「だけど、ずーっとこの大きさってわけじゃないからね。大きくなったところも想像してみてね。」と言っていたのを思い出す。…この”自転車に乗ったフランス人”が大きくなったところ…。必死に想像してみると……、

ピーン!

うん、いいかも(°∀°)b!



名前は先に決まってた

ところで、前夜の「保護犬引き取るぞプロジェクト」は名前決定会議でした。

というのも、企画はやはりタイトルが大事。それがコンセプトであり、タイトルが決まれば自ずと中身は決まってくるもの。だから、まずは名前を決めれば、自分たちがどんなワンコと暮らしたいのかイメージできるかも!チーム(夫婦)のコンセンサスもとれるかも!ということで、名前を先に決めたのです。

その名前は、

Bonneuf TakeshiYamato.

ボン先輩のファーストネームはフランス語で「良い・新しい」。フランス人からしてみると「はぁ?」だけど、日本人の私が決め(イメージは新橋駅前のポンヌフ)、ミドルネームは、ピンキー(夫)が決めました。

ま、ミドルネームも日本人からしたらたいがい「はぁ?」ですからね、お互い「はぁ?」バトルな名前となりましたw。

タケシ・ヤマトは、北野武と戦艦大和からだそうですけど、変ですよねw。イタリア人的にはマリア・グラッツィアとかジャン・ルイジとかダブルネームは普通だよ!だって。

ボンヌフ・タケシヤマートはこの子だった!

うるさいイタリア人団体客の後ろでひっそりと待つ、こん気強そうなフランス人の自転車乗りは…、

この茶色い子!

そうか、ボンヌフ・タケシヤマトはこの子だったのか~!そうかそうか。

やっと、会えたね♡!!!

 

<続く>

マイクロチップチェック、検査、種々ワクチンを接種などの手続きを経て、約1週間後……ついに、うちの子になる日がやってきました。

保護施設から我が家へ!ボン先輩がうちの子になった日
<前回のお話> カニーレ(保護施設)では手...

コメント

  1. しんしん より:

    ピンキーさんが静かに恋に落ちるくだりで涙が。。。
    ボン先輩の兄弟の今の姿まで考えはじめると涙と妄想が止まりません。
    タイムリーにも今日NHKで、呉のミュージアムの戦艦大和模型前で”宇宙戦艦ヤマト”主題歌を歌う中継に涙していたところでした。
    朝は『みんなのうた』に涙したし・・・歳のせい?!

    • sawabon より:

      あははは、涙腺弱くなりますよね~。私も変なところでグッと目頭が熱くなります。ホント、静か~に恋に落ちましたwwwボンの兄妹たちはどこにいるのでしょうね~同じパレルモにいながら噂も聞かないし…会えないのが残念です。カニーレもプライバシーの問題なのか教えてくれませんでしたし。

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