50’sの風流な椅子付きエレベーター

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

今日も今日とて灼熱警報。今週末は少し暑さも和らぐようですが、さてどうでしょう?

エレベーターにエレガントな椅子!

昨日ご紹介したアペリティーボをした友人宅。こーんなエレベーターがあります!

折り畳みの椅子付き〜。しかも革張り。

昔は基本仕様だったらしいですが、今はもう貴重な存在。

昔…それは50年代。パラッツォが建てられた時に設置されたものだそうですけどね、今も稼働してるとは!なんと丈夫な…と言うか、メンテナンス力がすごいですよね。

ドアは風流な手動式

18世紀改築のピンキー実家や、我が家のパラッツォは100年以上前に建てられているので、螺旋階段の真ん中の空間に後付けでエレベーターを設置しますが、建築当時に既にエレベーターが存在してる新しい時代の建物には、普通にエレベーターが壁に埋め込まれてるんですよね。

埋め込まれてるのが当たり前…な感じがしますが、旧市街に行くと当たり前じゃなくなります。当たり前と言う概念は曖昧なものですな。

どのように乗るかと言えば、茶色の表扉を開け、そして内ドアを両脇にスライドして開ける仕組み。

ええ、手動です。

で、内扉も外扉もカチッと言うまで閉めないとボタンを押しても動かない。ずっと「使用中」になってしまう面倒臭いシロモノですが、この面倒な動作は割と嫌いじゃありません。いかにも歴史の中にいるようで。

あ、もちろん全自動(って言い方もアレですがw)が設置されてるパラッツォもありますよ、ホテルとか病院とか。ちんたら手動で開けたり閉めたりするタイプが残っているのは、住居系パラッツォが多いかもですね。

かつては有料だった名残の料金箱

その上、こちらのエレベーター、料金箱も残してありました。

ボタンの横についてる箱。5円、ではなく5セント…ではなく、5リラ!をチャリーンと入れると動くことになってたのだとか。

椅子も料金箱も外したっていいのに、わざわざ残して、しかも綺麗にしてるところが素敵。

…別に何でもかんでも新しくなくて良いんですよ、古いものは味わい深い。物も人もw!ね!←共感強要。

うちのエレベーターは後付けタイプ。金網の中に入ってます。

俺は開けられないから、開けてもらうまでちゃんと待つんだぜ

ではでは、味わい深い良い金曜日を!
Buon venerdì!

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