只今、白トリュフの見本市が開催されているアルバ。街では、こんな風に売られています。
宝石チック。
しかし、アルバで売られているトリュフは、結構な割合で隣街のアスティ産だったりすることも…あるらしい。なーんて話を、ピエモンテのチンチアさん宅で話していたら、
「タルトゥファイオを呼ぼうか。友達も買うって言ってたし」
ってな話になりました。タルトゥファイオ、それはトリュフ採り職人のこと。
え?それって白トリュフを持ってきてくれるってことですかね?超贅沢!白トリュフを訪問販売!ですって?
地元の人って、こんな買い方するんだ~!とビックリしました。
来た!白トリュフの訪問販売員さん!
いや、訪問販売員ではなく、トリュフ採り職人さん。指定した取引日に、やきもきしながら連絡を待ちました。
朝採りの白トリュフ。採れたら「とっだどー!(よゐこ風)」の連絡がくるそうな。まったく、これこそ黄金伝説ですな。
「大雨だったり、良いのが見つからなかったら、この話はなし」なんだそうです。シチリアで漁師(オーナー)からの連絡を待ち、「良いウニが取れてたら、ランチに行こう」ってのにちょっと似てるような似てないような。
興奮しながらじっと…待つ間、とりあえず、そんなときは、まず酒だ酒・笑!
醸造家の巨匠ラナーティ作のカラブリアのスプマンテだそうで。ああ、これも豪華。
待ちきれず、何度かトリュフ採り職人さんの携帯に電話をしたけど繋がらず…。でもそれは、つまり!「今、掘ってるってことなんじゃない?」「ってことは、あるってことかもね。」などと、ポジティブに飲みさざめいていると、
キターーーーーー!
おっちゃん、到着!犬も喜ぶ!鼻先を突っ込む!
「俺の白トリュフはどうだい?」お買い物は値段交渉から!
さっそくブツを見せていただき、値段交渉からスタートですよ。お茶も入れずに慌ただしいですが、採れたて新鮮なところをじゃんじゃか売りに行かねばならぬ。
どうだい?なかなか美形のトリュフだろ?
アルバでは、今年の相場100g=300ユーロ。ミラノでは、100g=400ユーロになるだろう。…東京では???
姉さんたちの真剣な交渉で、100g=200ユーロで取引成立!
一番カタチの良いのが104gでしたが、おまけして全部で200ユーロ。
いやいや4gのおまけって、東京のリストランテの相場を考えると、かなりな大盤振る舞いですよね。だって3削り、4削りでサクッと3〜4,000円はしますよね?もうちょっとしましたっけ?
嫁に出すような嬉しいような切ない笑顔でパチリ(って興奮でほぼほぼボケてますね)
こういう商業的でない秘密のうまいモノの取引は、地元や日頃お世話になってる人が優先なんでしょうね。日本も一緒なんだろうと思いますが、コネ社会イタリアではまさにそう。面白い体験をさせていただきました❤︎。
ところで…、
白トリュフトリビア:機内持ち込みできません!
ドリアンと一緒?
*****旧アメブロからのお引越し記事です。
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