夏のイタリアはイベントが盛りだくさん。
パレルモも例に漏れず、ほぼほぼ毎日、どこかで何かしら開催されてます。
一昨日は、毎年開催の世界ドキュメンタリー・フィルムフェスティバルにて、ピンキー(夫)も出演&制作協力しているドキュメンタリー映画の初上映イベントがありました。
イベントになった会場がまず素敵!
オープンニングを飾るとのことで、遅刻しちゃいかん。といそいそ急いで出かけた次第ですが、
美しい夕景に、思わず足を止めて思わずパチリ。
行き先は、パレルモで最も歴史ある古いエリア”カルサ地区”。昔、修道院だった場所がイベント会場です。
見上げれば、漆黒の空。
ときどきカモメの群れが頭上を飛んで行ったりして…地中海の港街ですなぁ。
新聞にもピンキー(夫)のシーンが…宮崎駿監督と同じページにw!
日本の映画監督たちも参加しているのか不明ですが、世界各地にドキュメンタリー・フェスティバルがあり、今回の映画もあちこちで招待されてるそう。
先月から、TV、新聞などの各メディアでも紹介されて、地元&業界関係者の間ではだいぶ話題になっているようです。
レプッブリカ紙では、ピンキー(夫)の画像が使われてました。なんと、宮崎駿監督の下にw!
巨匠と同じページとはっ!まったく光栄なことですねw。
あらゆるものを抱擁するパレルモの聖なる山のドキュメンタリー
こちらが、トレイラー。
あ、サムネイルの画像がモノモノしいですがw、”聖なる山”のお話です!
ちなみに、ピンキー(夫)はトレイラーの1分目あたりにちらっと登場。本編ではガッツリ出てます。…ついでに、ボンさんもあちこちに登場してます!
パレルモを見守るモンテ・ペッレグリーノ山。紀元前から聖なる場所として崇められ、そして今も山頂に守護聖人を祀る洞窟教会がありますが、そこでは、キリスト教徒のみならず、パレルモに住むヒンズー教徒やギリシャ正教徒、イスラム教徒までが祈りを捧げています。
自然と人間の営み、宗教を超えた精神性、数千年の歴史を包括する、そんな山を具現化したこの映画は、映像が美しく、まるで詩のようでした。
異なるものを許容する深くて大きいものが、この世にはあるんですねぇ。12世紀の異文化融合の歴史が宿るパレルモならでは、でもあるのかなぁ。
夜も更け、ぽっかり空いた天井から月明かり。
この後に上映されたドキュメンタリー・フィルムが、ポルトガル人監督が撮影した、
AMA SAN
でした。え?尼さん?海女さん?え?ハイ、海女さん、でしたw。
海女さんライフのドキュメンタリーで、小学校の校庭で子供たちが遊ぶシーン、パーマ屋さん、
スナックでカラオケを歌うおっちゃん…など。この地中海感高いシチュエーションに、大音響で響き渡った酔っ払いの演歌。途中で席を立つ人が続出してましたが…これぞ異文化融合⁈(融合はしてないか…)と、私はちょっと感動しましたw。
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