どうも皆さま、ボンジョルノ!
先日、サクッと入院してきました♪そしてなんと、手術も…どっちも人生初体験。せっかくなので(?)初入院&手術体験記をイタリアの病院事情と共にご紹介しますー。
同じ手術を予定されている方の参考に…ならないかも^^;ですが、応援を込めてw。
※今回の入院・手術体験は一例です。全てのイタリアの病院が同じではありません。
イタリアの先生は、むしろ”仕切りカーテンがあること”に驚いていた
さて、なんの手術かといえば、、、子宮内膜ポリープの切除でございました!
昨年の人間ドック@日本で指摘され、イタリアでお世話になっている産婦人科医のトマジーノ先生に相談したところ、あれやこれやとサクサク検査(HPVや腫瘍マーカーなどなど)をしてくれまして、結果的には問題はなかったのだけど、「切っときましょ!」となった次第です。
トマジーノ先生は、美しくカールしたロングのヘアをなびかせ、バカンス焼けもセクシーなパレルミターナ。通ってる美容院が同じで、イタリアのド定番“太陽で髪色が抜けた風”に染めてるところをなんども目撃w。身長150cmくらいの小さいパワフルなおばちゃん先生です。
ところで、産婦人科といえば。。。「診察台に仕切りのカーテン」が、つきものすよね?日本だと。
しかーし。イタリアには、ないんですよ〜!(他の諸外国もないらしいですね。日本だけのものなのかしら)
つまり、パカッと開いた両膝の間に見える先生と、顔を見合わせながらおしゃべり&診察になるので、最初は戸惑いました。なんかライトというか、オープンというか。
ちなみにピンキー(夫)も入室可。何しろオープンなのです。
面白いのは、ないことに驚いてしまう日本人でしたが、イタリア人の先生は逆なこと。
「日本の病院は、カーテンで仕切られてるんですよ」と言った時のトマジーノ先生の驚愕たるやw。「なんですって〜?!なんで隠すの?!人間同士じゃないの!」と叫んでました。
人間って…w。大げさだけど、まあたしかにそうだし、改めて「なぜ?」と素朴に聞かれると、結構答えに窮しますね。はて、なんででしょう?恥ずかしいから?いや、隠す方がむしろ恥ずかしさが増すような気もする…うーん?
イタリアの病院の待合室で「お静かに!」は、無理
今回の手術は、そんなトマジーノ先生の立会いのもと、先生がコラボしている病院で行われました。
※イタリアの病院は大きく分けて保険が効く公立病院(場合によっては無料)と保険の効かない私立病院、そして両方(保険を使っても使わなくてもOK)の”公私立”的な病院があります。トマジーノ先生の病院(クリニック)は私立。手術した病院は”公私立”で、入院手術は無料でした。まあ、毎回バカ高い診察料払ってるし、それくらいのお得感は欲しいw。
緊急手術でもないと、予約が数ヶ月先…なんてこともあるのだけど、先生経由で入れたからか、めっちゃ早く予約されちゃって。心の準備が間に合わないまま、手術日の前々日に「手術前検査」となりました。
予約時間の朝8時に、朝食抜きで急いで到着してみると…なぜか行列。「予約してるのに?」とやや首を傾げながら並び、順番のカードをもらって、待合室へ。
待合室は、同じ時間に予約したらしい女性たちでぎっしりw(婦人科なので)。私のカードには、E17番とありますが、”照合する電子ボード”には「A」が出ています。
ABCD…E。んーすごい待ちそう…。
はたして…どれくらい待つのだろう?
さっぱりちっともわかりません。
予想待ち時間など知る由もなく、受付の人に聞いても大抵は無駄に終わるので、近くの人に話しかけるに限ります。最有力な情報は、待合室とバールにある。それがイタリア。
「大丈夫よ。Aの後がEだから」
なぬーw?!いろんなことが想定外。
「私、E14番よ!」という人。「私がE16番だから、あなた、私の後ね!」「ねえ、E15番はだれー?」「ハイハイ!私〜!」
アナログに、確実な待ち時間全体像が見えてきました。1人15分くらいだから…E14番のあのお姉さんが呼ばれる頃までは、外出もできそうです。
そんな賑やかな会話が繰り広げられる壁には、日本の漫画っぽいイラストの張り紙がありました。
ぶっw!
黙って大人しくしてたら何もわからないからなぁ。情報収集におしゃべりは、必至。それにイタリア人は声の大きさの調整は苦手(主観ではないと思われますw)。まー無理ですね、と誰もが思う虚しい張り紙でした。
手術前検査のリストに「朝食」の文字
「術前検査ってなにするんだろう?」
手術初体験にも関わらず、怖さが増すので何も調べず。何も聞かず。無の状態で順番を待ち、呼ばれて入った診察室では、採血と心電図CHECKがありました。
看護士さんに「この後、受付に行ってね」と優しく指示されたので、やれやれ終わりかな。と思い受付に行ったら、そこで今日の検査リストを渡されたのでした。
え、今?!
と思わず、声に出しながら検査リストを眺める。
採血、心電図、あ、麻酔医との懇談もあるのかー。ぜんぜん帰れそうもなく、がっかりしましたが、お、COLAZIONE(朝食)?
採血のために朝抜きだったので、、、なんだか急に嬉しくなりました♪
のんびり朝食をいただいて、待合室の方に戻りましたが、あれ?今度は何の番号を待てば良いの?わからんw!
またおしゃべり禁止のその場所で、朝イチでもらった番号がずっと生きているらしいことを知り、そして、私の順番は、次の次の次くらいというところまで把握。
さっさと麻酔医と懇談して、早く帰りたいよー。と思ってたところに、麻酔医が駆け込んできました。
何時になるかは、胎児に聞いてくれ!
なんと、「出産の立会いがあり、この先の懇談は何時になるかわからない」と!
懇談担当の麻酔医が、出産立会いも担当してるってどーゆーことw?と、謎な担当サイクルすぎですよね。
「えー!何時に戻ってくるの?」「私の順番は?」と、待合室は大混乱になりました←当然。すると、「俺にも、わからない!胎児に聞いてくれ!」とwwww。しかし、その言葉にウケてたのは私だけ。待合室の民は、さらにブーイング。
こういう時に、ガンガン責め立てると何か状況が変わったりすることがあるので(主張は大事ねぇ)、その辺は皆さんに任せて、病院内の遺跡を見学したり、病院前のBIOショップでお買い物などして、
のーんびりしてから、戻ってみたら…。
しっかり順番抜かされてましたー!
出てきたE19番のおばちゃんに、ニッコリされてイラッときましたが、不在だった私が間抜けでした。イタリア人はたいてい親切だけど、抜け目はないから気が抜けない。と言いながら気を抜いてるとこうなる。
その上、この後にもお産が続き、出たり入ったり、激務の麻酔医。……病院を出た頃には、すでに夜の帳がおりていました。。。
大した検査でもないのに、丸1日。やれやれ…でしたが、本番はこれからw。さて、どうなる?!
▼続く!
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