大型クルーズ船再開!と夏は集合しがちなシチリアでの会話

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

世界を震撼させたダイアモンド・プリンセス号から早半年。各国が大型クルーズ船の再開にチャレンジしておりますが、イタリアでも8月15日に許可がおり、今週から正式再開!昨日、MSCグランディオーザ(Grandiosa)号がパレルモに寄港していました〜。

ボン散歩で見かける光景が戻ってきた感じ…

ちょっとドキドキしますけれども〜…運行に際し、相当対策に力を注いでいる模様です。



ロックダウン後、初の大型クルーズ船がパレルモに寄港!

VIDEO | Msc Grandiosa, prima crociera dopo il lockdown: tamponi e bracciali per controllare i passeggeri
Dopo più di 5 mesi si torna ...

MSCクルーズのCEOジャンニ・オノラート氏のインタビューでは、「私たちの最新のクルーズ船に再びお客様をお迎えし、故郷イタリアの海で再び航海できることを光栄に思う」とのこと。

乗客・乗務員全員のテストの実施、感染リスクを考慮した導線、イベントの実施などのほか、感染時の保険、船内医療システムの強化など。運輸省と協力し、各国の専門家と共に開発された最強のプロトコルに則り、船内での乗客と船員の安全性を確保、各港では赤十字が万全の体制でフォローするそうです。

寄港地の地域社会の安全と保護も新プロトコルには含まれているそうですけど、はてそれはどんなものなのか?乗船客の方々が大量にパレルモ観光してました。



港近くのバールでロックダウンを振り返る

奇しくも昨日は港近くのバールで、そんな観光客を眺めながらのブランチでした。トリノ人とローマ人の友達のバカンス第2弾で1年ぶりの再開。夏はシチリアに集合しがち…。

コルネットから目が離せない…

今朝、ローマ空港経由で到着した友達によれば、フィウミチーノ空港で7回体温を計れらたそう。機内に入るには、流行りの布マスクではNGで、空港の薬局に(まともな)外科用マスクを買いに走らされたんだとか。

空港…すごい、頑張ってるw!

8月に入ってからやや増加傾向にあるコロナ感染者に急遽対応すべく、ちらほらこのブログでもご紹介しているように8月中旬から空港での対策強化と夜のマスクなど追加されましたが、しっかり実践されているようです。

先月にローマからきた友人によれば、空港チェックが割と緩かったと言っていましたがね?また急にやりだしてる感満載。やらないときはやらないけど、やるとなったらすごいやる。それがイタリアか…。実際、空港で全員検査義務になったマルタ島、ギリシャ、クロアチア、スペインからの乗客(帰国者含む)から、相当数の陽性者が発見されてます。

ください…

そんなイタリアに対して、「イタリアは、よくやってる」と口を揃えて言うイタリア人たち。それに「ロックダウン中の人々の他人への配慮には感動した。ローマでさえ、助け合いがあちこちであった」と言う…。

イタリア人得意の自画自賛ではなく、感染初期はつらいモノがあったけど(あったからこそ)、たしかにロックダウンからのイタリアはよくやってると思うし、ロックダウン中はやたらと誰もが親切になっていたのはホント(近所のスーパーのおばさんも優しくて、つい訝しんでしまったことを思い出す…)。

あっちのお姉さんたちが食べてるものに興味津々…いや、お姉さんに興味津々?

日常的には隠せていても、有事には人間の本質が出るもんですが、イタリアはなかなかの力強さを感じさせますよ、ええ。他人を思いやる心の余裕もあって。人道とか倫理とか、人生を豊かにするアレコレがなんだかとってもしっかりしているせいかもしれないですが、それは…教育か宗教か、国民性か…。

とりあえず、平時にパッツパツにならず有事のために余力を残しておくのは、大事だなぁなどと学ぶイタリア暮らしです。

平時の気の抜きっぷりがすごいのは、有事のために力を貯めていたからか!と確認することにもなったロックダウンを振り返りながら、ボン先輩の手綱を引き続けたランチにて。

クルーズ船も、俄然やる気になってるから大丈夫なのかも、今は。…でも慣れて気が抜けてきた時はコワイかも…さて、どうなるか?

ところで「シチリアでの会話/ エリオ・ビットリー二著」はお読みになった?20世紀初頭のシチリアの田舎の庶民の暮らしを描いた名作ですよ。もう中古しか買えないみたいだけど…。バカンス第二弾に持っていく!

オンラインレッスンは9月6日から再開します!まずは、パンテレリア島帰りのパオロ先生のシチリア料理レッスンから♪

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