どうも皆さま、ボンジョルノー!
ボン先輩が冬眠モードに入りました(大笑)。ハウスで丸くなってます。。。急に寒くなるのはやめてくれーです。衣替えはまだしておらず、家の中にいるときはブランケットを被ってますよ(あ、人間が)。
さて本日、10月14日をもちまして、愛すべきアリタリア航空が74年の歴史に幕を閉じます(涙)。
何十年とお世話になったアリタリア。主に文句が中心でしたが、日本ーイタリアをしばしば往復する身には、とても大事な存在でした!
Ciao!Mamma Alitalia バイバイ、母なるアリタリア
イタリアでもアリタリアラストフライトのニュースがいくつか流れていますが、美しく閉幕するわけではないので、現地イタリアでは複雑…。ありがとう!アリタリア!みたいなノリでは全くないのですが〜一つご紹介してみますよ。
ざっくり超意訳です!(イタリア語勉強中の方は読んでみてねー)
これは、25年以上も務めた客室乗務員の手紙。ラストフライトを迎えるフラッグエアラインに向けた、彼女の苦渋と切ない感情があふれた最後のあいさつだ。
「出張から帰る父を迎えに行く母と共に、空港で見たアリタリアのホステス。子供の頃から客室乗務員になるのが夢でした。そして25年、試練を乗り越え飛び続けた。愛はますます深まった。でも、今、74年のその歴史が終わります。私は、悲しくて苦しくて、そして怒っています。私の同僚たちのその後を考えると、眠れません。
私の手に負えないどこかの大きな力が、彼女(アリタリア)を殺すことを決めてしまった。今まで私は何度も許してきた。愛する人に誰もがそうするように。でもその誰かは、彼女の目も心も見ることもなかった。もしそうしていれば、こんな残酷な最後にはならなかったでしょう。さようなら、母なるアリタリア。」
アリタリア航空の職員たちに、同様の感情が広がっている。「これはイタリアにとっての敗北だ。世界に向けて発信してきたイタリアを代表するロゴと共に、国としての誇りを失うことになる」20年以上も務めてきた職員二人は苦々しく続ける。「それに長年培ってきたノウハウを失意、既存セクターが低コストで飲み込まれてしまう。ITAにとってもリスキーだ。」
34年も勤め上げた整備士も「がっかりです。私はITAに雇用されませんでした。状況は最悪。アリタリアの3色の旗は、世界中で愛されてきた。イタリア人だけでなく世界中の人が乗ったんだ。こんな終わり方は寂しすぎる。わずかな希望を持ってはいるけど、期待はできない。マーケットはLCCの手に委ねられてしまっている。」
他のホステスも「ひどい目にあっている。労組とITAと国が対応することを望んでいる」と怒りを表す。
と言うわけでですね、現場では感傷的になってる場合ではないのが実情なんですよね。全員が新会社のITAに再雇用されるわけではないのでね…。空港デモなんかもやってます。
今までも賃金の支払いも遅れたりなんだかんだと、非常に悪条件の中、それでも乗っている人たちは、愛と誇りで頑張ってくれてたんですよね。多少態度が悪くても「そりゃ仕方ないな」などとは思ったりはなかなかしないものなので、悪循環でしたよねぇ。あー寂しい。
ちなみに、我が母国のフラッグ航空会社JALのローマー東京便ラストフライトは乗ったんだな(そう、あったんですよ、昔ね…2010年秋まで)。メッセージカードをもらって感動した…無くしましたけどね、ええ…。
追記:メッセージカード、ありました!
JALローマ便もなくなり、ついにはアリタリアまで。諸行無常の響きあり…。次回帰国するときは、ITA。どんな会社になっているでしょう?!
アリタリアは、今夜(2021年10月14日)のカリアリーローマ便が最後です(涙)!
Addio, Alitalia!
さらに追記:急展開!
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