どうも皆さま、ボンジョルノ!
今日からスーパーグリーンパス掲示義務エリア拡大がスタートになりました。ワクチン打ってないと、公共交通機関にも乗れないし、バールも行けない。
50歳以上は接種義務だし、バカスカルールが追加・変更されるし、なんだかもう混乱@@!ホント、覚えるのが大変ですよ…。
スーパーグリーンパスというのは、ワクチン接種もしくは罹患からの回復のみが得られるパスなので、つまりもうワクチン未接種者はほぼロックダウン…っちゅーことです。。。
そんなにワクチンワクチン言われたら、逆に打ちたくなくなる気もしますが(宿題やった?と聞かれるようなもので)、割と慌てて接種しに行く人が増えているようです。素直…。
救急車の行列はビビるわっ!
というのも、オミクロン株は割と症状が軽い(デルタ株に比べれば)という触れ込みですけど、なんだかんだ重症化する人もジワジワ増えているので、心配になった人が多いのかもしれません。
先週ですが、我が街パレルモでこんなことに。
コロナ患者さんを受け入れる国立のコロナ病院がいくつかあるのですが、そのうちのひとつの病院前で、ピーポー行列!って…いつかどこかで見た光景…(鳥肌)。
ヤダヤダ、去年春のベルガモや去年暮れのナポリを思い出しちゃう。総じてトラウマになってる人が多いと思うの。
明け方に、ブワッと空気で膨らませる緊急テント病院を設置して、とりあえずそこで患者受け入れしてるそうですが、そんなに満杯なの?!と驚きました。データでは、コロナ病床占有率20%弱くらいらしいのに?
パレルモのコロナ病院の中の話 重症化する人はどんな人?
で、翌日、この病院や他のコロナ病院の先生たちがやたらとTVニュースに出てましたが、まとめるとこんな状況だそうな。
↓意訳です。
「昨日は大変でした。多くの患者に気管挿管し、別のコロナ病院に移送しなければなりませんでした。ここにはもうスペースがありません。」とパレルモのコロナ病院のひとつチェルベッロ病院のICUディレクター・レンダ医師によれば、ここには、コロナ専用ICUが16床があるが、すでに満床だ。
14床のうち10床が埋まるパレルモ近郊の町パルティニコのチビコ病院長プロヴェンツァーノ医師は、「残り4床も数日中に埋まるだろう。病床の飽和を防ぐためには、2週間程度のロックダウンが必要かもしれない。特に3回目のワクチン接種者は無症状になりやすく、事実上、トレーシングが不可能。これは単なる呼吸器感染症ではなく、まったく新しい病気のようだ。ワクチン未接種の人は多臓器への深刻な影響が出ることがある。若者でも。」腸閉塞で死にかけた30歳の男性もいた。
チェルベッロ病院では「3/4が未接種かブースター未接種で、基礎疾患のある60代以上が多い。一方、80歳オーバーでもワクチンが完了している場合は回復傾向。ワクチン接種者で気管挿管した人は2名で、うち1名は交通事故で運ばれた人で運ばれてからの検査で陽性が発覚した。気管挿管は事故によるもの。もう1名は、肺炎症状を起こしているが交代のおかげで重篤にはなっていない。」
チビコ病院も同様で「70%がワクチン未接種か、ブースター未接種。ワクチン接種者では、肥満、糖尿病、高血圧を患っている。」
パレルモには、他にもパレルモ・チビコ病院とかポリクリニコ病院とか、ブケッリなんちゃら病院などどデカイ国立病院でも受け入れてるから、多分、オーガナイズに時間かかっちゃって行列になってた模様です。コロナ患者だけじゃないし、まー大変ですよね、現場は…。
あまりオミクロン患者の詳細が出てこないので、やっぱり大したことないんじゃ?なんて思っていたのだけど、これだけ感染者が増えれば、中には悪化する人もいますよね。割合は少なくても分母が大きくなれば、それなりの数になるってヤツ。
先週末にこのニュースが報道されたせいか?、以来、なんだか街が静かですよ。
今日は、ドラギ首相とロカテッリ国立イタリア衛生研究所所長が、バシーッと「規則は臨床データをベースにして決定している。3回接種で88%、1回で65%効果がある。ワクチンを打つのが重症化防止に効果的なのだ!」などと会見(理知的で好きな2人です)。疑惑を文句挟む余地がない…。
そして、学校も再開。再開を遅らせろー。(各州知事)VS何が何でも対面授業。他が止まってないのに無意味。子供たちにとって民主的ではない(教育省)などなどで揉めてましたが、シチリアは3日遅らせて再開だそうな〜。
街は静かなのに、なんだかザワついてる…。イギリスもフランスもピークアウトしたみたいだし、イタリアもあと2週間くらいで落ち着いてくるんじゃないかなーと淡い期待をしていますけど、さて…。2月には、スカッと旅行に行きたいもんです。
8月19日(金)20:00〜開催決定!テーマは晩夏のイタリアン。桃のティラミス、ピエモンテ風フリッタータなどを予定。お気軽にご参加ください♪
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