ミラノの老舗文房具店で買った”可愛くて使いにくい栞”

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和食とラーメンと犬の話ばっかりしてるような気がするので、たまには”ブツ”の話もしてみようと思います。

 

ミラノでは、こちらも取材でお世話になりました。

ブレラ地区の老舗文房具店、

泣く子も黙るリガドリット Rigadritto。

文房具を愛してやまないオーナー夫妻が、
それはそれは熱く語ってくれる老舗文房具店。

店内は、世界から集められた
気になる素敵な文房具であふれています。

フランスやスカンジナビアやアメリカや…、

もちろんイタリアご当地からも。

 

これは↓”無言の本”。

中は…無言だから、無地。
表紙は、ダンテ・アリギエーリの”コンメディア(神曲)”だったりするけど、中は無地。

「中身は自分でクリエイトするのよ」

と奥さまが熱く語ってらっしゃいました。

日記にしても良いし、小説を書いても良いし、愚痴を連ねても…あ、それはちょっとクリエイティブではないかしら。いや、愚痴から創作が生まれることだって…。

ちなみに、無地の紙(つまりノート)ってものがとても好きなもので…つい買いそうになりましたが、持ち運びがかさばりそうなのでやめておきました。

その代わり…、”建築家がデザインした角に「めくりやすい傾斜」がついた”ノートや、”表紙が吸盤になっていてスマホをくっつけると落ちにくい”ノートをご購入。

めくりやすい傾斜ノートはイタリア製なんだけど、

しかし吸盤ノートは…

なんと、

 

日本製wでした。

 

これ↓

「日本の素敵で世界に快適を」がコンセプトのMARK’Sの商品…。日本の素敵をイタリアで買ってしまいましたよ…www。

 

ちなみに、日本人のスタッフさんたちが「これ、カワイー」とか「便利そう!」と手に取るのが、やたらと日本製(自分も含め)。

やはり感性というものは、日々触れる文化や習慣にとても影響されるので、まーそりゃそーだろなー。ってなところでしょうかね。

じゃ、ITOYAでいいじゃん。って話…ではないですw。

日本のカワイーは日本のカワイーであって、世界のカワイーとはちょっと違うということでしょうかね。

 

あと、なんだかとても気になったのが、こちら↓。

動物の頭部分が立体になってる栞。

ちゃんと本革の手作り。

動物愛護にはなってないけど、

動物モノに弱い(←イタリアに少ない)ので、こちらもついつい買ってしまいました(日本製ではないw)。

 

使ってみると、こんな感じ↓。

めっちゃ、はみ出るw!!!!

 

栞としてはとても使いにくいけど、和みます。

この無駄な感じ。好きですよ。

なんとなく…100円ショップにもありそう…とは言いませんよ、ええ。

 

日本って、たいていのものがあるし、近所になくてもアマゾンで買えるし、もしかしたら…世界には以外と欲しいモノはあふれてないのかも。なんて思っちゃったりもするミラノの午後でした。

身近にコンビニもなく、便利なグッズもすぐ手に入らない。そんな暮らしに慣れてくると、別に…何でもかんでもなくても生きていけるなーなんて気づいちゃったりもして、その分、ささいなことが何かの工夫によってできたりなんかすることに異常に喜びを感じちゃったりもして、結果、物欲ってものが減っていくような気がします。

ちなみに、今、欲しいのはカルピスです。

カルピスって作れないかしら…。

 

こちら、ミラノの猫カフェ。

日本から輸入されてるものも多い昨今です。

 

コメント

  1. しんしん より:

    本革栞、これくらいの頭サイズならちょっとかさばってもkawai-です!
    先日頂いたドイツ土産の栞には、”ロバの頭”のぬいぐるみが!!
    ロバの頭はkawai-ですが、広辞苑か百科事典じゃないと挟めない(笑)
    洗濯表示と安全玩具マーク付きなのがさすがドイツでしたが、あちらではどんな本に挟むのか・・・子供用の本が分厚かったり大判だったりするのかな~。

    ミラノで「これいい!」がmade inジャパン。。。
    パリで「素敵!」がmade inイタリー。。。
    昔も今もあるある?!

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