老後の夢が詰まってる!無駄と優雅の狭間で楽しむシチリア人的夏の暮らし

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

イタリアの夏のド・ピーク、フェッラアゴースト(8月15日/聖母被昇天の日でもある)を前にバカンス民が大移動しちゃって、パレルモの街はますます閑散としておりますよー。

歯医者も眼医者も婦人科もホームドクターも、連絡するとみーんな「パレルモにいないのよー」の返事が返ってくる…(いつも何かしらのドクターと連絡を取り合っていますw。ご存知の通り、体弱いんで)。相談事はバカンス中でもオンラインでできるようになって、コロナ以来…ホント便利になりました。

パレルモにいない=「海の家の方にいる」と言う意味だったりします。それは案外、近くだったりw。パレルモの別荘地としては、モンデッロが有名ですが、そのほか近郊に夏だけ人が増えるエリアがいくつかあります。

「秋から春は街の家、夏は海の家」の無駄な優雅さ

こちら、シチリア島の西の端、マルサラのちょっとしたあたりに位置するマザラ・デル・バッロ(”踊るサトゥルス”が見つかった街ですよ)の友人の海の家。

真夏の遅めの朝の泡はサイコー

夏は街から離れて海の家の方で。というのはパレルモに限らず、他の街でも同じ(多分、イタリア全土の海沿いは同じかな)。

移動距離感としては、鎌倉に住んで、夏だけ由比ヶ浜に住む。みたいなものなので、たしかに、より海に近くはなるけどだからって、街と比べて格段に涼しいというわけでもなかったりする(家主談)ので、わざわざ移動する必要あるー?!と思わなくもないんですが、その無駄な労力を顧みない暮らし方には、ちょっと三島由紀夫の世界観を感じてしまったりします。無駄と優雅は紙一重的な…。

花火見るなら浴衣着たい。に似てるかしらw。動きづらいし、涼しくないけど気分が素敵。

こういったなんだか無駄っぽい物事(もしくは演出)って、心に余裕がないと楽しもうって気にすらならないものですが、たいてい無駄っぽい物事が人生を豊かにしたりするので、心の余白は常に残しておきたいものだな、などと思ったりするわけです。

夏仕様の家づくりを楽しんで

そんな夏のお家の庭には、夏の木々がわんさかー。ハイビスカスやバナナが、さらに夏を演出。

南国の木々ってなんだかワクワクするのは、なぜかしら

裏庭には、オリーブの木立とハンモック。

隣にオリーブ多めの庭があり、昨年は50kgのオリーブオイルができたそう

夏の家は夏らしく、夏仕様。夏だけ使う家だけど、街から近いからシーズンオフも植木の手入れに来れるというメリットがある…近いところに別荘って究極ねぇw。

まーそれにしてもお手入れがとても上手で、植物がよーく育つ家。100年もののジャスミンの木もあり(お父さんのお母さんのお母さんの代から健在)、もんのすごい芳香を放ってました。

そりゃボン先輩もご機嫌ですよ

そんな無駄で優雅で「老後はこんな風に!」な夢を詰め込んだような福々しいオーラを放つお家では、うつ気味だったボン先輩もご機嫌を取り戻しました(そりゃ取り戻すでしょーよ)。

「俺をここに置いてってくれてもいいんだぜ」

その上、お母さんの極上シチリア料理付きですからね。飼い主も、ここに置いていってくれてもいいんだぜ。な気分で、続く!

どうぞ良いお盆を!
Buon Obon!

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